2025-03-14 コメント: 2件 ▼
元衆院議員の病院、17億円返還求められる 新型コロナ補助金不正受給問題
補助金の不正受給の内容
今村元議員が経営するいまむら病院は、2020年度から2023年度にかけて、新型コロナウイルスの診療体制を整えるため、簡易陰圧装置の設置や病院内の消毒業務を外部業者に依頼したとされ、そのために補助金を受け取った。しかし、実際には陰圧装置が納入されておらず、病院側は虚偽の納品書を県に提出。また、消毒作業についても、支払額を水増しした虚偽の請求書が提出されていたことが明らかになった。
不正が発覚した経緯
この不正は、昨年秋に会計検査院からの指摘を受けて発覚した。その後、愛知県が調査を進める中で、病院側が必要な資料を提出せず、県の督促にも「担当者が体調不良」などの理由で応じなかったことが判明。最終的に、県は少なくとも約4億5000万円が不正に受け取られたと認定し、残りの補助金についても物品の所在が不明などの理由で返還を求めることを決定した。
今後の刑事告発の可能性
愛知県は、この不正受給に対して、詐欺容疑で愛知県警に刑事告発を行うことも検討している。病院側は補助金全額を返還する意向を示しているが、その対応が注目されている。
今村元議員の経歴
今村元議員は、2012年の衆院選で日本維新の会から立候補し初当選。その後、1期を務めたが、昨年の衆院選では東京9区から自民党公認で出馬を模索していた。しかし、派閥裏金問題が影響し、公認を得ることができず、出馬を断念した。
愛知県は、今村洋史元衆院議員が経営するいまむら病院に対して、約17億6500万円の新型コロナ補助金を不正に受け取ったとして返還を求めています。病院側は返還に応じる意向を示しているが、今後、刑事告発が行われる可能性もあり、事態の展開が注目される。