2025-11-09 コメント投稿する ▼
青木克徳氏が葛飾区長5選、給食無償化など実績評価で圧勝
2025年11月9日に投開票された東京都葛飾区長選挙で、現職の青木克徳氏(76)が5選を確実にしました。 青木氏は選挙戦で、これまで16年間の実績を前面に押し出しました。 2023年4月には区立小中学校の給食費完全無償化を23区で初めて実施しました。 青木氏の5選により、葛飾区政は2029年まで継続されることになります。
圧倒的勝利で5選達成
開票結果によると、青木氏が90,445票を獲得して当選しました。次点の日本維新の会推薦で元区議の梅田信利氏(63)は33,679票、元区議の谷野正志朗氏(83)は12,602票、会社役員の兵頭秀一氏(60)は9,882票でした。
青木氏は約6割の得票率で圧勝し、2位の梅田氏に5万6千票以上の大差をつけました。与党推薦の現職という安定感と、これまでの実績が有権者に評価されたと言えます。
投票率は40.35%で、前回2021年の44.02%を3.67ポイント下回りました。5選を目指す現職への関心の低さが投票率にも現れています。
「青木さんの実績は十分。給食無償化とか子育て支援が良かった」
「5期も続けるのはどうなの。多選批判があっても仕方ない」
「対抗馬が弱すぎた。もっと強い候補者がいれば違ったかも」
「BRTも修学旅行無償化も評価したい。継続してほしい」
「76歳でまた4年?高齢すぎるんじゃないか」
区職員出身の叩き上げ区長
青木氏は1949年2月16日、岐阜県高山市生まれの76歳です。小学3年生で葛飾区亀有に転居し、葛飾区立亀青小学校、同亀有中学校、都立葛飾野高等学校を卒業後、1967年に葛飾区役所に入職しました。
区役所では地域振興部長、政策経営部長を経て、2006年に収入役に就任。2009年7月に区役所を退職し、同年11月の区長選挙に立候補して初当選を果たしました。区職員として42年間働いた叩き上げの経歴を持ちます。
以降、2013年、2017年、2021年と連続当選し、今回で5期目となります。同じく区職員出身だった前任者の青木勇氏と合わせると、区政は32年間にわたって職員出身者が担ってきました。
子育て支援の先進的取り組み
青木氏は選挙戦で、これまで16年間の実績を前面に押し出しました。特に子育て支援では東京23区初となる先進的な政策を次々と実現しています。
2023年4月には区立小中学校の給食費完全無償化を23区で初めて実施しました。対象は約2万9千人の児童生徒で、保護者の負担をゼロにする画期的な政策です。さらに2025年度からは中学校の修学旅行や林間学校・移動教室の完全無償化にも踏み切ります。
中学3年生の修学旅行は2泊3日で京都・奈良を巡りますが、物価高で8万円程度に値上がりが見込まれるなか、生徒約2900人分として約2億3200万円を予算計上して全額無償化します。23区で修学旅行を無償化するのは初めてです。
多選問題への批判も
一方で、今回の5選には多選問題への批判も出ています。対立候補は「多選のしがらみを断つ」「利権を一掃したい」などと訴えましたが、青木氏の実績と組織力の前に及びませんでした。
兵頭氏は「現職より16歳若い私が区政を引き継ぎつつ、変えるべきものは変える」と民間出身をアピール。梅田氏は維新推薦で「既得権益の解体」を主張し、谷野氏は「しがらみを断つ政治」を掲げましたが、いずれも青木氏の牙城を崩すには至りませんでした。
青木氏は告示後の第一声で「16年間、区民とともに仕事をしてきた。8割超が住み続けたいという葛飾区を持続できるよう10年先を見て、何をしっかりやるべきかが大事だ」と述べ、さらなる長期政権への意欲を示しています。
青木氏の5選により、葛飾区政は2029年まで継続されることになります。給食無償化や修学旅行無償化など子育て支援の充実が評価される一方、多選による弊害への懸念も残る選挙結果となりました。