2025-11-02 コメント: 1件 ▼
高市早苗政権打倒デモに2150人参加 中核派系が「中国侵略戦争阻止!」訴え都内練り歩く
高市政権打倒求める過激派デモが都内で開催 中核派系2150人が「中国侵略戦争阻止」と訴え。 2025年11月2日、東京都港区の芝公園で「11・2全国労働者総決起集会/改憲・戦争阻止1万人大行進」と銘打った集会が開催され、主催者発表で2150人が参加しました。 参加者たちは「高市倒せ」「中国侵略戦争阻止!
2025年10月21日に就任した高市早苗首相による日本維新の会との連立政権に対し、反対勢力によるデモが都内で行われました。過激派の中核派系団体が主催したこの集会では、政権の外交・安全保障政策を強く批判する声が上がりました。
高市政権への抗議集会が芝公園で開催
2025年11月2日、東京都港区の芝公園で「11・2全国労働者総決起集会/改憲・戦争阻止1万人大行進」と銘打った集会が開催され、主催者発表で2150人が参加しました。主催団体は過激派の中核派系とされる「国鉄分割・民営化に反対し、1047名解雇撤回闘争を支援する全国運動」「改憲・戦争阻止!大行進」などです。
参加者たちは「高市倒せ」「中国侵略戦争阻止!」などのビラや横断幕を掲げ、自民党と日本維新の会による連立政権を「中国への侵略戦争に突進する」政権と位置づけて激しく批判しました。約1時間にわたって都内を練り歩き、最終的に千代田区の日比谷公園で解散となりました。
「高市政権の軍事強化路線が本当に心配。憲法改正も急ピッチで進めようとしている」
「日米同盟がここまで強化されると、いずれ日本も戦争に巻き込まれるのでは」
「若い世代として、戦争だけは絶対に阻止したい。今声を上げなければ手遅れになる」
「自民党と維新の連立は危険すぎる。国民の声を聞かずに突き進んでいる」
「本当の平和を守るために、政権交代が必要だと思う」
中核派系全学連が「革命」を訴え
中核派系学生組織「全日本学生自治会総連合」(全学連)の渡辺祥英書記次長が集会で登壇し、「労働者階級として、帝国主義という敵に対し、全世界から、芝公園に集まっている」と発言しました。さらに「高市、トランプ(米大統領)を倒そう。米日の中国侵略戦争を阻止しよう」と訴え、「革命に勝利する日まで戦う」と連帯を呼びかけました。
近年の中核派は世代間対立やトップ退任で組織の不安定化が指摘されており、学生組織の離脱により高齢化が進んでいるとされています。しかし今回のデモでは、比較的若い活動家の参加も目立ちました。
参加者は太鼓のリズムに合わせて「ストライキで戦争止めよう」「闘う組合蘇らせよう」「労働者が社会を変える」などのコールを上げながら行進しました。多数の警察官が警備に当たり、厳重な警戒態勢が敷かれました。
右翼団体との間で緊張も
デモの途中では、右翼団体のメンバーらが道を挟んで対峙する場面もありました。右翼側は「『日本と米国が中国侵略戦争している』とバカなことを言っている。どこで戦争しているのか教えてくれよ!」などとメガホンで叫び、機動隊員らが警戒を強めるなど一時騒然となりました。
「改憲・戦争阻止!大行進」の洞口朋子杉並区議は、「高市氏は日米同盟をかつてなく密接な関係に強化し、主体的に軍事力を上げていく考えを示している。今まで以上に国家体制が軍事旋回する」と懸念を表明しました。
このような対立する勢力同士の接触により、現場は一時的に緊張が高まりましたが、大きな混乱には至りませんでした。
高市政権の防衛政策への反発が背景
今回のデモの背景には、高市政権が進める憲法改正、スパイ防止法制定、防衛費のGDP比2%化前倒し達成などの政策に対する強い反発があります。10月28日の日米首脳会談でトランプ大統領とともに「日米同盟の新たな黄金時代を共につくる」と表明した高市首相の姿勢に、反戦勢力は危機感を募らせています。
また、自民党と日本維新の会による閣外協力での連立政権成立により、憲法改正や防衛力強化に前向きな政党同士の連携が実現したことも、今回のデモを後押しする要因となったと考えられます。
デモ参加者たちは日比谷公園到着後、それぞれの団体ごとに「団結してがんばろー」などと再び声を張り上げて散会しました。主催者側は今後も継続的な抗議活動を展開していく方針を示しており、高市政権の政策運営に対する監視を続けるとしています。