とく山れいこ大田区議が街頭活動中に痴漢被害 「二次被害に苦しんだ」社会への訴え

とく山れいこ大田区議が街頭活動中に痴漢被害 「二次被害に苦しんだ」社会への訴え

とく山れいこ大田区議が痴漢被害を告白 二次被害に苦しんだ経験から「声を上げやすい社会に」


東京都大田区議会議員で国民民主党所属のとく山れいこ氏が、街頭活動中に痴漢被害を受けたことをX(旧Twitter)で明かした。「わたしは、先日の街宣で痴漢にあいました」──率直な告白に、多くの共感とともに、社会に根深い課題を浮かび上がらせている。

とく山氏によると、先日ビラ配りをしていた際、胸を触られる被害に遭ったという。今も嫌悪感がぬぐえず、「身体中の皮膚をすべて取り換えたい衝動にかられます」と、その深い苦しみを率直に綴った。

被害後、周囲に相談したものの、返ってきた反応はさまざまだった。

「①ひどい!怒った方がいいですよ!」、「②大声を出したり、警察に連行した方がいいですよ!」という励ましもあった一方で、「③なんで言わなかったの?」「④鼻で笑う」という信じがたい対応にも直面したという。

「②のように『警察に行くべき』という意見も多かったですが、実際には身体は動かないものなんです。声も出ない。『私が悪かったのか』『勘違いかもしれない』と頭をよぎります」と、とく山氏は心境を吐露。「③や④の反応には心底驚き、傷つきました。何度も自分を責めました」と打ち明けた。

とく山氏は、こうした二次被害がなぜ起こるのかを考える中で、朝日新聞の記事「『そんな人でない』『才能ある』性加害男性に集まる『ヒムパシー』」を紹介。世の中には、被害者を疑ったり、「大げさにしているのでは」と決めつけたりする心理が根強く存在することを指摘した。

投稿すること自体にも躊躇があったという。しかし、国民民主党の同僚、奥村よしひろ氏(東京都参議院選挙区第2総支部長)から「怒っていいんだ」と励まされ、ようやく「私が悪いわけではない」と思えるようになったという。

とく山氏は、支えてくれた仲間たちに感謝を述べつつ、こう締めくくった。

「被害を申告することで、さらに傷つく社会は間違っている。二次被害を恐れず、誰もが被害を訴えられる社会をつくりたい」


SNS上では、「勇気ある発信に感謝します」「同じような体験をして声を上げられなかった」という声が次々と寄せられた。一方で、被害を過小評価する社会の風潮に改めて問題意識を持ったという声も目立つ。

今回のとく山氏の告白は、単なる「個人の体験」にとどまらない。
性被害や二次被害を許さない社会づくりを、政治の現場からどう実現していくのか──。私たち一人ひとりにも問われている。

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2025-04-29 18:00:39(植村)

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