2025-06-21 コメント投稿する ▼
伊藤たかえ議員が自民党の採決拒否に反発「審議した法案に意思を示さぬのは道理に反する」
会期末前日に委員会ストップ、「国会の責任放棄」との声も
6月下旬、国会はいよいよ会期末を迎える中で、重要法案をめぐる攻防が激化している。そんな中、財政金融委員会の運営をめぐり、自民党の不可解な対応に対して国民民主党の伊藤たかえ参議院議員がSNS上で厳しく批判した。
伊藤氏は、ガソリン税の暫定税率廃止法案などが審議されている財政金融委員会について、「わずか2時間の審議しかしていない」という理由で、自民党が採決を拒否していることを問題視。「2時間と提案したのは自民党自身ではないか」「明日も委員会を開けば済む話」と指摘し、国会の正常な意思決定を放棄するような態度に強く異議を唱えた。
「時間が足りないって、自分で時間切ったくせに…」
「審議も採決もしないって、何しに国会来てんの?」
“審議拒否”ではなく“採決拒否”という与党の詭弁
問題の本質は、与党が「まだ十分な審議がされていない」と主張しつつ、そもそも審議時間を短く設定した上で採決そのものを拒否しているという点にある。しかも、会期末前日というタイミングで委員会を止め、翌日にも委員会を立てないという判断は、「審議逃れ」と批判されても仕方がない。
伊藤議員は「審議をしている法案に、院として意思を示さないのは道理がない」と述べ、国会としての責任放棄だと強く訴えた。
“熟議の国会”とか言いながら、実際は時間引き延ばして逃げてるだけ
審議した法案に“結論を出さない”という異常事態
財政金融委員会では、暫定税率廃止法案をはじめとする生活直結型の政策が議論されている。にもかかわらず、採決も行われないまま会期終了となれば、国民にとっては「何のための国会だったのか」という疑問だけが残る。
伊藤氏の批判は、「結論を出さずに逃げる政治」に対する警告でもある。議論が拙速すぎるなら時間を延ばせばいい。だが、与党はそれすら放棄し、都合の悪い法案は“沈黙”で葬る。こうした与党主導の“静かな否決”は、国会の信頼そのものを損なう危険がある。
「気に入らない法案は議論したふりしてスルー。与党の常套手段すぎる」