2025-07-11 コメント投稿する ▼
田島まいこ氏「生活と平和に現場感覚を」愛知で訴え 賃上げ・外交・防衛増税に明確な立場
田島まいこ氏が愛知で訴えた「生活に寄り添い、外交で平和を」 実質賃金・防衛増税に危機感
「安心して暮らせる社会を」田島まいこ氏が街頭で訴え
参院選愛知選挙区に立憲民主党公認で立候補した現職・田島まいこ氏が7月11日、西尾市の名鉄西尾駅前で街頭演説を行った。支援に駆けつけたのは野田佳彦代表をはじめ、重徳和彦政調会長、小山千帆衆院議員ら。地域行政からは近藤良英・名古屋市副市長も応援に立ち、力強い支援の輪が広がった。
田島氏は、「政治は誰のためにあるのか。私は“生活者”のためにあると信じている」と語り、冒頭から生活不安や将来への不透明感に寄り添う姿勢を打ち出した。
「一生懸命働いても生活は苦しく、老後の安心も見えない。これが今の日本です。政治がやるべきは、現場の声を聞き、支えることです」
と力を込めた。聴衆の中には足を止めて涙ぐむ人もおり、彼女の真っ直ぐな言葉に耳を傾ける姿が目立った。
「誰よりも“普通の人”の感覚を持ってる政治家」
「自分のことを語ってくれてる気がして思わず泣いた」
「こういう人が国会にいてくれると心強い」
「賃金の話、ちゃんと実感として分かってるのが伝わる」
「愛知からこういう声を国に届けたい」
「実質賃金が下がり続けている」現場の声に立脚した政策
田島氏は特に「賃金の引き上げ」に力点を置いた。物価高騰が続く中で、実質賃金は5カ月連続で減少しており、生活はますます苦しくなっている。これに対し、「企業が適正に価格転嫁できるよう、政府が支援するべきだ」と主張。「賃上げを実現できる環境を作るのが政治の役割だ」と訴えた。
「正当な労働の対価を得られる社会。独身でも、既婚でも、男女問わず安定して暮らせることが当たり前であるべきです」
と語り、制度や仕組みの再構築に取り組む意志を明確に示した。
「外交力で平和を守る」13年の国連経験を活かして
田島氏のもう一つの柱は「外交による平和の構築」だ。13年間、国連職員としてアジア・アフリカの紛争地域で人道支援や外交に携わってきた彼女は、現実としての戦争を知る政治家の一人である。
演説では、防衛増税に明確に反対を表明し、
「平和は武力による抑止だけで守られるものではない。外交力の強化なくして真の平和は実現しない」
と力強く訴えた。「現場で何が起きているのか」を肌で知る彼女の言葉は重みを持ち、聴衆からは拍手が起きた。
また、自民党政権が進める防衛費拡大に対しても、「その財源を国民生活に押し付けることは許されない」と批判。国民の命と暮らしの安全を守るには「現場を知る外交官出身の政治家」が不可欠であると訴えた。
野田代表「田島氏は今の政治に欠けている“現場感覚”を持つ」
応援演説に立った野田佳彦代表は、トランプ元大統領による“トランプ関税”が日本経済に与える影響を指摘。「関税が24%から25%に上がる中、日本政府はまともな交渉すらできていない」と痛烈に批判した。
さらに、「石破総理は国内では勇ましいが、アメリカと直接交渉する姿勢が見えない」と皮肉を込めつつ、「今こそ日本の国益を守るために毅然とした外交姿勢が必要だ」と語り、田島氏の“現場感覚”に大きな期待を寄せた。
「田島まいこさんは、生活と平和、両方の現場を知っている。だからこそ、この国を託すにふさわしい」と支持を呼びかけ、演説会は大きな拍手の中で締めくくられた。