2025-02-26 コメント投稿する ▼
秋田・鹿角市:市長に続き市議にもパワハラ疑惑 調査結果が公表
秋田県鹿角市で、市長に続いて市議会議員によるパワーハラスメント(パワハラ)が疑われる事態が明らかになった。 市議会が職員を対象に実施したアンケート調査の結果、回答した職員の約1割が、市議によるパワハラやそれに類する言動を受けた、または目撃したと報告している。 この調査は、昨年7月に実施された市長へのパワハラに関するアンケートを受けて行われた。
この調査は、昨年7月に実施された市長へのパワハラに関するアンケートを受けて行われた。職員の中には「一部の議員から無理な要求や恫喝を受けた」という回答があり、これが市議会の対応を促すこととなった。最初は市議会が調査を見送る方向で進められたが、市民からの「議員に甘すぎる」という批判を受けて、今年1月に急遽調査を行うことに決定した。
また、鹿角市では市長に対するパワハラ認定も大きな問題となっている。関厚市長は、1月に市の第三者委員会から職員への言動についてパワハラと認定された。その中には、危険な発言として「霞が関では、誰かが責任を感じてJRに飛び込んだり、ビルから飛び降りたりする」なども含まれており、市議会はこれを受けて市長に対する不信任決議案を可決した。市長はこの決議に反発し、2月に市議会を解散した。
市議会と市長の間でパワハラ問題を巡る対立が続く中、市民からは行政の信頼回復を求める声が高まっている。市議会は調査結果を受け、今後どのように対応していくかが注目されている。