2025-04-13 コメント: 1件 ▼
「日本の旗が世界の先頭に」 元衆院議員・牧原秀樹氏、大阪万博開会式で感無量

万博を支えた元副大臣の思い
牧原氏は2018年から内閣府副大臣を務め、大阪・関西万博の招致決定後には現地整備やアクセス改善など、まさに“裏方”として奔走してきたひとり。国際会議への出席や現地調整に力を注ぎ、日本開催の実現に向けた基盤づくりに取り組んできた。
そんな万博の開会式で、自らが長年関わってきた「現場」に立ち会った牧原氏。「ここまでの準備に関わったすべての皆様に御礼申し上げます」と投稿で感謝の気持ちを記し、歴史の一場面を見届けた感動をにじませた。
“いのち輝く未来”が動き出す
大阪・関西万博は「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに、半年間にわたって開催される国際イベント。舞台となるのは、大阪市此花区の人工島・夢洲(ゆめしま)。AI、医療、脱炭素といった最先端の技術や社会モデルが披露され、世界各国が参加している。
開会式には天皇陛下のビデオメッセージをはじめ、歴代首相や各国の要人が出席。華やかな演出とともに、未来へ向けた新たなスタートを切った。
「ぜひあの空気を感じてほしい」
牧原氏はSNSを通じて、「ぜひあの雰囲気だけでも皆様に味わって、歴史を感じてほしい」と呼びかける。実際、会場となった夢洲は、パビリオンのほか多彩な体験型施設やイベントが整備され、初日から多くの来場者でにぎわった。
一方で、混雑するシャトルバスや未完成の施設もあり、運営上の課題も浮かび上がっている。ただ、関係者の地道な努力があってこそ、開会にこぎつけたのは確かだ。
万博のその先へ
大阪・関西万博は、日本にとって1970年の大阪万博以来のビッグイベントであり、地域の未来を占う試金石でもある。開催地の夢洲では、今後統合型リゾート(IR)の整備も計画されており、国際都市・大阪の再生と発展のシンボルとなるかが注目されている。
かつて現場で汗を流した元議員が涙をこらえながら語る「感謝と誇り」。それは、万博という一大事業が、政治家や行政だけではなく、多くの人々の支えによって成り立っていることを物語っている。