2025-05-14 コメント投稿する ▼
自民・小野寺政調会長、備蓄米買い戻し条項撤廃を表明 輸送・精米強化で米不足解消へ
自民・小野寺政調会長、備蓄米買い戻し条項の撤廃を表明
自民党の小野寺五典政調会長は14日、埼玉県内にある政府備蓄米の倉庫を視察し、備蓄米の放出に関する「1年以内の買い戻し」条項を撤廃する方針を明らかにした。小野寺氏は、これにより米不足の解消と価格抑制が進むとの見解を示した。
「今回は政府の方針として、備蓄米の買い戻し条項を撤廃することになった。大切なのは、一刻も早く消費者の手元に米を届けることだ」と小野寺氏は強調した。
輸送と精米体制の強化が鍵に
小野寺政調会長は倉庫視察で、輸送や精米の能力に課題があることを確認。特に連休中も土日返上で対応している輸送業者の努力に触れ、「1日あたりの出庫量が2倍に増えていることから、流通が加速している」と評価した。
さらに、精米能力の限界にも言及し、「現在は卸業者を通じてのみ精米が行われているが、玄米のまま流通させることで、各地での精米が可能となり、消費者に届くスピードが向上する」と述べた。
価格設定の見直しも必要
小野寺氏はまた、備蓄米の購入価格と現在の市場価格の差を指摘。政府が1万1000円から1万2000円で買い上げた備蓄米が、現在2万2000円以上で落札されている状況に疑問を呈し、「国が儲けるべきではない。安価で消費者に届けられる仕組みを考える必要がある」と述べた。
「本来、備蓄米は消費者に安心して購入してもらえるものでなければならない。それが高値で流通している現状は課題だ」とも述べ、価格設定の見直しが求められると強調した。
ネットユーザーの反応
「備蓄米の買い戻し撤廃は英断。これで少しは米不足が解消されるはず」
「輸送と精米がボトルネックだったのか…もっと早く対策すべきだった」
「国が備蓄米で儲けようとしてるのはおかしい」
「玄米の流通増加はいいアイデア」
「輸送業者さん、土日返上でお疲れ様です」
今後の課題
政府は今後も備蓄米の入札条件を見直し、流通をスムーズにする施策を検討する。特に、輸送・精米の体制強化と、価格設定の見直しが求められる。消費者に安価で安定した米を提供するため、政府と関係機関の連携が欠かせない。