2026-01-20 コメント投稿する ▼
河村たかし氏除籍、日本保守党が反党行為理由に正式処分
保守党は2026年1月20日の記者会見で、2025年10月に離党届を提出していた河村氏と竹上裕子衆院議員を2026年1月16日付で除籍処分にしたと発表しました。 河村氏は2025年10月8日に離党届を提出し、同じく離党届を出していた竹上裕子氏と衆院会派「減税保守こども」を結成しました。
泥沼の対立に幕
河村たかし氏を除籍、日本保守党が正式処分
元名古屋市長で衆院議員の河村たかし氏が、日本保守党(保守党)から正式に除籍されました。保守党は2026年1月20日の記者会見で、2025年10月に離党届を提出していた河村氏と竹上裕子衆院議員を2026年1月16日付で除籍処分にしたと発表しました。除籍理由は反党行為があったためと説明しています。
河村氏は2023年10月、作家の百田尚樹氏らとともに保守党を結党し、共同代表に就任しました。しかし党運営をめぐり百田代表との対立が深まり、2025年9月には百田氏から共同代表解任を通告されていました。その後、河村氏は百田氏から暴力を受けたとして告訴状を東京地検に提出するなど、関係は修復不可能な状態に陥っていました。
百田代表との決裂が決定的に
対立の発端は2025年4月22日にさかのぼります。保守党の定例記者会見後、議員会館内で百田氏が河村氏にペットボトルを投げつけ、「俺が殴ったら死ぬぞ」と脅迫したとされる事件が起きました。河村氏はこの件について「立ち上がって拳が目の前に見えた」と詳細に証言し、脅迫や威力業務妨害の疑いで告訴しました。
党運営の方針でも両者は真っ向から対立しました。百田氏と有本香事務総長は保守思想を重視する固い支持層で党を固める路線を主張したのに対し、河村氏は広く大衆に訴えて党勢を拡大すべきだと訴えました。候補者選定や資金配分をめぐる意見の食い違いも表面化し、溝は埋まりませんでした。
2025年9月19日、百田氏と有本氏は名古屋市内で河村氏と会談し、共同代表解任と地域政党「減税日本」との特別友党関係の解消を通告しました。河村氏はこれを拒否し、「協議もなく一方的に決めるのは民主主義に反する」と反発しました。
「保守党の内部対立、やっぱりこうなったか」
「河村さんは減税一筋でやってきた人だから合わなかったんだろう」
「百田さんと河村さん、そもそも路線が違いすぎた」
「除籍って遅すぎない?もっと早く決着つけるべきだった」
「新党作るって言ってたけど大丈夫かな」
新党結成は難航、次期衆院選へ
河村氏は2025年10月8日に離党届を提出し、同じく離党届を出していた竹上裕子氏と衆院会派「減税保守こども」を結成しました。国民民主党を離党した平岩征樹氏も加わり、現在3人で構成されています。
河村氏は2025年11月の時点で「国会議員5人はめどが立った」と述べ、12月中旬までに国政政党の要件を満たす新党を設立する意向を示していました。しかし2026年1月現在も5人に届かず、新党結成は難航しています。政党交付金を受け取るには2026年1月1日時点で国会議員5人以上が必要でしたが、実現できませんでした。
それでも河村氏は諦めていません。地域政党「減税日本」として次期衆院選に愛知1区で河村氏、愛知15区で竹上氏らを擁立する方針です。減税日本は約10人の公認候補を出すことを目指しており、河村氏は「減税が最大の物価高対策になる」と訴えています。
一方、保守党も同日に次期衆院選の公約を発表し、外国人受け入れ政策の見直しや食料品の消費税率恒久ゼロなどを掲げました。百田代表は「今、日本は危機的状況だ」と強調しましたが、愛知4区で予定していた新人の笠松正憲氏の擁立は取り下げました。河村氏の除籍により、東海地方での保守党の勢力は弱体化したと見られています。
保守分裂の影響は
保守党は2024年10月の衆院選で小選挙区1議席、比例代表2議席を獲得し、国政政党の要件を満たしました。しかし結党からわずか1年余りで事実上の分裂に至り、保守層の票が分散する事態となっています。
河村氏は「自民党政治を打ち破るには数が要る」と述べており、減税を旗印に勢力拡大を図る構えです。ただし新党結成が実現しなかったことで、次期衆院選での影響力は限定的になる可能性があります。保守票の分散は自民党に有利に働くとの見方もあり、野党再編の行方にも影響を与えそうです。