2025-05-17 コメント投稿する ▼
八潮市の道路陥没事故、埼玉県が補償方針を発表 – 6月に個別相談会で被害者支援
埼玉・八潮市で道路陥没事故、県が補償方針を説明 6月に個別相談会開催へ
埼玉県八潮市で発生した道路陥没事故を受け、県は17日、事故現場周辺の住民や事業者を対象に説明会を実施した。県はこの場で、事故による損害を補償する方針を示し、6月2日から19日にかけて個別相談会を開くことを明らかにした。
陥没事故の経緯と復旧計画
八潮市の県道松戸草加線で1月28日に発生した道路陥没事故は、老朽化した下水道管が原因で発生した。事故では下水管にトラックが転落し、運転手が死亡。県は事故発生後、仮設の排水管を設置し、地盤の安定化を進めてきた。
説明会で県の担当者は、仮復旧作業を進めつつ、2025年3月までに片側1車線での通行再開を目指すと説明。しかし住民からは、「もっと明確な復旧時期を示してほしい」との声も上がった。
補償と住民の声
県は、道路陥没事故によって発生した損害を補償する方針を示したが、具体的な補償額や条件については、6月の個別相談会で個別に対応するとしている。
説明会では、住民から下水管の破損による悪臭に関する不満が相次いだ。ある住民は「異臭が続いていて、空気清浄機を使うしかない。電気代がかさんだ分は補償されるのか?」と質問。また、臭気が県道から市道にも広がっていることへの対応も求められた。
これに対し県の担当者は、「健康被害がある場合は、相談に応じる」と説明し、状況に応じた対応を検討する姿勢を示した。
ネット上の反応
ネット上でもこの事故に対する関心は高く、様々な意見が寄せられている。
「数か月経っても道路が完全に復旧しないなんて不安すぎる。」
「老朽化したインフラ、他の地域も点検した方がいいんじゃない?」
「補償の内容が不明確。県はもっと具体的に説明すべきだ。」
「事故の再発防止策も一緒に示してほしい。」
「道路が封鎖されたままでは、周辺の事業者も大変だろう。」
県は今後、第三者委員会の調査結果を踏まえ、再発防止策の検討や老朽インフラの点検強化を進める方針だ。住民や事業者の不安を払拭し、信頼回復に努めることが求められている。