2025-11-16 コメント投稿する ▼
田母神俊雄元航空幕僚長が激怒「日本よ怒れ」中国恫喝に弱腰姿勢を痛烈批判
さらに中国外務省の林剣副報道局長氏は13日の会見で、高市首相氏の答弁について「悪辣な言論を直ちに撤回しなければならない」と述べ、薛剣氏の投稿についても「武力介入という危険な発言に対するものだ」と擁護しました。
元航空幕僚長の田母神俊雄氏が高市早苗首相の台湾有事発言を巡る中国の過激な反応に対し「日本よ怒れ」と強烈な檄を飛ばしています。中国総領事による脅迫まがいの投稿や、中国外務省の恫喝に対して一部で「中国を怒らせるのはまずい」との融和論が出ていることに、田母神氏は「中国に白旗を上げている」と厳しく批判しました。
「どちらが悪辣な言論なのか」と中国の恫喝を一蹴
問題の発端は11月7日、高市首相氏が衆院予算委員会で台湾有事について「戦艦を使って武力の行使も伴うものであれば、どう考えても存立危機事態になり得るケースだ」と答弁したことです。この発言に対し、中国の薛剣駐大阪総領事氏が「勝手に突っ込んできたその汚い首は一瞬の躊躇もなく斬ってやるしかない」とXに脅迫めいた投稿を行いました。
さらに中国外務省の林剣副報道局長氏は13日の会見で、高市首相氏の答弁について「悪辣な言論を直ちに撤回しなければならない」と述べ、薛剣氏の投稿についても「武力介入という危険な発言に対するものだ」と擁護しました。
このような中国側の過激な反応に対し、田母神俊雄氏は14日夜のX更新で「中国外務省の林剣報道官が高市首相の存立危機事態の国会答弁について、悪辣な言論を直ちに撤回しなければならないと述べ、あの汚い首は切ってやるしかないと言った薛剣駐大阪総領事をも擁護している」と状況を整理しました。
そして「どっちが悪辣な言論なのか」と中国側の主張を一蹴し、「ここで中国を怒らせるのはまずいとか言っている人は中国に対し白旗を上げているということが分からないのか」と日本国内の融和論を痛烈に批判。最後に「日本よ怒れ」と強烈な檄を飛ばしました。
「田母神さんの言う通り、なぜ日本が中国に気を遣わなければならないのか」
「脅迫してきているのは中国の方なのに、なぜ日本が謝らなければならないのか」
「中国の総領事が日本の首相を脅迫したのに、日本のメディアは中国擁護ばかり」
「もう中国に配慮する時代は終わったと思う」
「高市首相は正論を言っただけなのに、なぜ批判されるのか理解できない」
中国の渡航自粛通知にも「大歓迎だ」と発言
田母神氏の強硬姿勢は続いており、15日には中国外務省が日本への渡航を控えるよう注意喚起したことについても「大歓迎だ」と表明しました。「日本では高市総理の台湾有事の発言などがあり中国人の安全が保障されない恐れがあるという。大歓迎だ」と書き出し、「中国人が日本国内に増え過ぎて困っているのは日本側だ。我が国は中国人日本訪問者などに依存しない国造りに努力した方がよい。その方が国が平和になる」とまで述べています。
田母神氏はまた、中国総領事の発言を問題視する声に対して「あなた達は中国のスパイかと言いたくなる」と一部の融和論者を厳しく批判する投稿も行っています。
中国の恫喝外交がエスカレート
実際に中国側の反発は異常なレベルにエスカレートしています。13日には中国外務省の孫衛東次官が金杉憲治駐中国大使を呼んで抗議し、発言の撤回を要求。撤回しない場合「一切の責任は日本側が負わなければならない」と表明しました。
14日の会見では中国外務省報道官が「日本が台湾海峡情勢に武力介入すれば侵略行為となる。中国側は必ず正面から痛撃を加える」と軍事的威嚇とも受け取れる発言まで行いました。さらに満州事変の発端となった1931年の柳条湖事件を持ち出し「日本の軍国主義は『存立の危機』を口実に、たびたび対外侵略を仕掛けてきた」として歴史問題まで絡めて批判しています。
減税より毅然とした外交姿勢こそ必要
現在の物価高で国民が苦しんでいる中、減税を含む財政出動こそが最優先課題ですが、それと同時に国家主権を守る毅然とした外交姿勢も不可欠です。中国の一方的な恫喝に屈服するような弱腰外交では、かえって緊張を高める結果となりかねません。
田母神氏の指摘通り、脅迫まがいの発言を行っているのは中国側であり、法的根拠に基づいて日本の立場を説明した高市首相氏の答弁は正当なものです。ここで中国の圧力に屈すれば、今後さらなる恫喝を招く可能性があります。
国民の生活を守るためにも、中国の不当な圧力には毅然として対応し、同時に物価高対策としての財政出動や減税を着実に進めることこそが求められています。外交と内政は車の両輪であり、どちらも国民の安全と生活を守るために欠かせない要素なのです。