2025-02-03
辻元清美代表代行、自民党の政治倫理問題を厳しく批判
2025年2月3日、立憲民主党の辻元清美代表代行は、国会内で定例の記者会見を開催し、自民党の政治とカネの問題に関して懸念を表明した。
■参院政治倫理審査会の形骸化の懸念
辻元代表代行は、参院の政治倫理審査会(政倫審)での自民党関係者の答弁について、「招致された人たちは口を揃えて『知らなかった』『事務所の人間がやっていた』と紋切型に答え、政倫審が形骸化しかねない態度だ」と指摘した。特に、7月の参院選を控えた議員が選挙目当てで形式的に出席している可能性を懸念し、実質的な弁明を求める姿勢を示した。
■旧安倍派会計責任者の参考人招致に関する見解
また、旧安倍派の会計責任者の参考人招致については、「大きな山になると思う。民間人であり、いろいろな配慮は必要だが、自民党としてこの問題に決着をつけたいのであればきちんと参考人招致に応じるべき」と述べ、透明性と説明責任の重要性を強調した。
■自民党東京都連の裏金問題と地方組織の調査要求
さらに、自民党東京都連の裏金問題に関連して、地方組織の調査結果の公表を求め、「全県調査について、どういう項目で誰が答えたのか等をしっかり公表してほしい」と述べ、党内の透明性と説明責任を強調した。また、党本部からの交付金について収入不記載が報じられたことに触れ、「きちんと調査をしてもらい、総裁として石破総理に説明を求めていきたい」と述べ、党内のガバナンス強化を求めた。
■ジェンダー平等推進本部の活動と選択的夫婦別姓の推進
辻元代表代行は、党のジェンダー平等推進本部の活動についても言及し、「参院選挙に向けて引き続き女性候補者の発掘と擁立に努めていきたい」と述べ、3月7日に有楽町での街頭演説を皮切りに全国キャラバンを展開する計画を明らかにした。また、選択的夫婦別姓の実現に向けて、広範な与野党を超えた賛同を得て成立できるよう力を尽くす意向を示した。
■広報本部の取り組みと若手議員の活躍推進
広報本部の取り組みとしては、SNSの発信強化とともに、現場の人々と意見交換をしながら政策を作っていく原点を重視する姿勢を示した。また、現場や当事者としての経験のある若手議員が即戦力として活躍していることを評価し、「若い人たちに活躍の場を持ってほしい。次のスターを育てていきたい」と述べ、若手議員の育成と活躍の場の拡大を目指す考えを示した。
■日米首脳会談に向けた要望
今週行われる日米首脳会談に向けては、「言うべきことはしっかり伝え、日本とアメリカはウィンウィンの関係だということをしっかりとトランプ大統領にご理解いただけるように努力してほしい」と述べ、日本に対して一方的な要求が突きつけられることのないよう、バランスの取れた関係構築を求めた。
2025-02-03 15:07:55(キッシー)
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