2025-05-09 コメント投稿する ▼
政府の借金1323兆円に膨らむ 9年連続で過去最大更新、物価高対策と社会保障費が負担増
政府の借金1323兆円に膨らむ 過去最大を9年連続で更新
財務省は9日、2024年度末時点での日本の政府債務残高が1323兆7155億円に達したと発表した。これは前年度末から26兆5540億円増え、9年連続で過去最高を更新したことになる。政府は、物価高対策や社会保障費の拡大など、歳出が膨らみ続ける中で、その多くを国債発行によって賄っている。
借金の内訳:国債が圧倒的に多い
* 国債残高:1182兆8849億円(前年比+25兆7839億円)
このうち「普通国債」は1079兆7344億円で、前年比で26兆818億円増加した。これは、政府が税収を充てて償還や利払いを行うものだ。
* 借入金:46兆9310億円(前年比-1兆6303億円)
金融機関からの借入金は減少したものの、全体の負担は変わらない。
* 政府短期証券:93兆8996億円(前年比+2兆4003億円)
一時的な資金不足を補うための短期証券も増加し、歳出のカバーに利用されている。
政府保証債務も減少
政府保証債務は、独立行政法人や政府系金融機関が事業資金を調達しやすくするために政府が保証するもの。2024年度末時点で28兆6808億円と、前年比で8615億円減少している。これは、保証の範囲を見直し、効率的な運用を目指しているためとみられる。
財政健全化への課題
日本の債務残高は国内総生産(GDP)の約2.5倍に達し、主要先進国の中で最も高い水準にある。政府は財政の持続可能性を確保するため、歳出改革や税制改革を進めているが、少子高齢化や経済成長の鈍化などの課題もあり、健全化への道のりは険しい。
ネット上の反応
「このまま借金が膨らみ続けたら、将来の世代に負担を押し付けるだけだ。」
「社会保障費が増え続けるのに、税収で賄えないってどういうこと?」
「物価高対策のために借金を増やすのは一時しのぎ。構造改革が必要。」
「日本政府はいつまでこの借金地獄を続けるつもりなんだろう。」
「財政健全化を掲げるなら、支出を見直さないと意味がない。」
政府は歳出抑制や税制改革に取り組む方針を示しているが、少子高齢化による社会保障費の増加は避けられない。今後、持続可能な財政運営を実現するためには、より具体的な改革策が求められる。