2025-09-13 コメント投稿する ▼
小泉進次郎農相が総裁選出馬を表明 「自民党をもう一度一つにする」泥舟政権で試される世代交代
石破茂首相の進退を巡り党内が分裂気味となる中、小泉氏は「自民党をもう一度一つにする」と強調。 小泉氏の出馬表明は、そうした「分断克服」を前面に掲げる戦略といえる。 今回の出馬表明は、自民党にとって世代交代の是非を問う総裁選となる可能性を高めた。
小泉進次郎農相が総裁選出馬を表明 「自民党をもう一度一つにする」
自民党の小泉進次郎農相は9月13日、地元・神奈川県横須賀市で支援者に対し、22日告示・10月4日投開票の党総裁選に出馬する意向を伝えた。石破茂首相の進退を巡り党内が分裂気味となる中、小泉氏は「自民党をもう一度一つにする」と強調。若手・中堅の結集を図りつつ、再挑戦への意欲を鮮明にした。
昨年は3位に終わった初挑戦
小泉氏は昨年、総裁選に初めて立候補。1回目投票では最多の議員票を獲得したが、地方票で伸び悩み、9候補中3位で決選投票進出はならなかった。この経験を踏まえ、今回は地盤固めに加え、党員票の獲得に全力を注ぐとみられる。
「自民党をまとめるという言葉に期待したい」
「世代交代を担うのは小泉氏しかいないのでは」
「地方票で苦戦した前回の反省をどう活かすか注目」
「派閥政治から脱却できるかが試金石になる」
「結局は泥舟政権の中での争いではないか」
石破政権下の党内対立と総裁選の行方
石破茂首相の政権運営は、派閥の影響力低下と相まって党内の対立を深めている。小泉氏の出馬表明は、そうした「分断克服」を前面に掲げる戦略といえる。しかし、党内には依然として派閥色が強く残り、総裁選は単なる世代交代論争ではなく、党の存続にかかわる「泥舟内での争い」との見方も根強い。
また、国民の間では減税を求める声が強い一方、政府・与党内では給付金や補助金など一時的な施策に依存する姿勢が続いている。小泉氏が「減税こそ民意」と訴えるか否かも注目点となる。
若手改革派としての立ち位置
小泉氏はこれまでも、環境政策や子育て支援策などを前面に打ち出し、世代交代を象徴する存在として注目を浴びてきた。総裁選では「国民目線」を強調しつつ、派閥に依存しない新しい党運営を掲げるとみられる。だが、政権がすでに「泥舟政権」と批判される状況下で、船長が変わったところで沈没を防げるのかという根本的な疑問も残る。
小泉進次郎氏出馬が示す自民党再生の可能性と限界
今回の出馬表明は、自民党にとって世代交代の是非を問う総裁選となる可能性を高めた。小泉氏が掲げる「自民党を一つにする」という訴えは、分裂状態の党にとって響きやすいが、国民にとっては「減税や生活支援をどう実行するのか」という具体策が問われる。総裁交代が泥舟を立て直すのか、それとも沈没を遅らせるだけなのか、党の命運を占う戦いとなる。