ラサール石井の活動・発言など
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活動報告・発言
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ラサール石井氏が初登院「理想を掲げるお花畑で悪いか」石破政権評価と極右懸念も
ラサール石井氏が初登院 「理想を掲げるお花畑で何が悪い」庶民目線と危機感で語る政治信念 初登院で注目集めた社民・ラサール石井氏 8月1日、社民党のラサール石井参議院議員が初登院を果たした。国会議事堂前には多くのカメラが並び、その注目度の高さを物語っていた。「いろいろな記者会見をやってきたが、過去最高のカメラの数だ。重責だとひしひしと感じている」と語り、これまでの芸能・文化活動とは異なる、政治の場に立つ覚悟をにじませた。 注目されたのは、社民党への否定的な評価に対する彼の発言だ。「古い、頭に入らない、きれいごとを言ってどうするの」という批判に対して、「あえて『理想を掲げるお花畑のどこが悪い』と声を上げたい」と、毅然と反論。「庶民の生活が少しでも良くなって、学生さんが奨学金の問題とかを心配せず、ちょっとでも気持ちが明るくなる社会を作りたい」と、現場感覚に寄り添った言葉で抱負を語った。 石破首相を評価「1番まとも」極右政権を警戒 ラサール氏は参院選直後、自身のSNSで「石破さんはここ最近の自民党の首相では1番まとも」と投稿した。この発言について、記者団から問われると、「メモも見ずに答弁されるし、沖縄にも行かれ、戦争してはいけないとも言っている」と述べ、石破茂首相(自民党総裁)への信頼を明確に示した。 さらに、「石破さんが辞めてしまうと、次にちょっと思わしくないような極右な政権ができてしまう可能性が高い。それは避けたい」と語り、自民党内での路線変更や政権交代によって、政治の右傾化が進むことへの危機感を露わにした。 また、8月6日と9日に予定される原爆の日の式典についても触れ、「コピペではない、石破さんの言葉を聞きたい」と述べ、戦後80年という節目に向けた歴史認識や平和への姿勢に期待を寄せた。 > 「芸人出身でも、筋が通っていれば応援したい」 > 「きれいごとで何が悪い。現実が汚いなら、理想で磨くしかない」 > 「石破さんの答弁、たしかに他と違って聞いてて信用できる」 > 「奨学金の問題、取り上げてくれて本当にうれしい」 > 「極右政権の懸念、もっと多くの人が意識すべきだと思う」 こうした市民や有権者の声からは、ラサール氏の発信が単なる話題性にとどまらず、現状の政治に対する不安や閉塞感に切り込むメッセージとして受け止められていることがうかがえる。 庶民の生活に光を 奨学金と教育格差への視点 「学生が奨学金のことで悩まずにすむ社会を」と語ったラサール氏の言葉には、教育格差への深い問題意識がにじむ。奨学金という名の借金に苦しむ若者、進学を諦める地方の高校生、こうした声に政治がどれほど向き合ってきたかが今、問われている。 社民党は長年、福祉と教育重視の政策を訴えてきたが、時に「理想論」と切り捨てられてきた。しかし、物価高や賃金停滞が続く中で、生活保障の必要性はむしろ強まっている。ラサール氏の「理想を掲げることの価値」は、その文脈で再評価されるべきだろう。 政治のバランス役となるか 「極端でない声」を届ける使命 石破首相を支持しつつも、自民党の極右化を警戒する姿勢は、ラサール氏が単なる反与党の立場ではないことを示している。与党にも是々非々の態度で臨み、野党としての理念も守る。その姿勢が「極端でない声」を国会に届ける存在として評価され始めている。 今後、ラサール氏が実際に法案審議や委員会でどのような立場を取るのか。その一挙手一投足が、「庶民目線」の代弁者として本物かどうかを測るリトマス試験紙となるだろう。
石破首相「退陣論」に異議 ラサール石井氏が警鐘「極右政権だけは避けたい」SNSで訴え
ラサール石井氏「退陣論は誘導だ」 石破首相への支持と極右政権誕生の懸念 首相退陣論に異議 ラサール石井氏がSNSで持論展開 お笑い芸人として知られ、現在は政治活動も積極的に行っているラサール石井氏が、自身のX(旧Twitter)で石破茂首相に対する退陣論に異を唱えた。 >『退陣へ』は世論誘導だろう。首相はまだ決断していないのでは。答弁はメモを読まず、沖縄には追悼し、戦争はおきてはならぬと主張する。ここ最近の自民党の首相では1番まとも。 と、石破首相の姿勢を肯定的に評価。国会での答弁態度、沖縄への思い、平和主義的なメッセージを取り上げながら、「まともな首相」と位置づけている。 さらに、 >トランプ関税合意で一区切りと退陣要求するのだろうが成果は成果。政治的空白を作るな。辞めたら極右政権が生まれる。それだけは避けたい。 と続け、首相退陣によって右派的な政権が誕生することへの強い危機感を示した。 SNS上ではこの投稿に対し賛否が分かれており、ラサール氏の発信が政局に与える影響にも注目が集まっている。 石破首相への評価が分かれる中で浮上する“正統性”の課題 石破首相は、国会答弁での誠実な受け答えや、自己の言葉で語るスタイルにより、一定層から信頼を得ている。 > 「カンペを見ないで答える総理、久々に見た」 > 「沖縄への追悼を真摯に語る姿に心打たれた」 といった有権者の声もあり、「真面目な政治家」としての印象が強い。一方で、参院選では与党が議席を大きく減らしたことを背景に、党内からは「首相としての求心力に限界がある」との声も上がり始めている。 特に批判が集中しているのが、アメリカとの関税交渉だ。石破首相は、トランプ前大統領との間で関税再協議を進めてきたが、「一方的な譲歩」とも受け取れる内容になったことで、経済界からの反発も見られる。 トランプ関税合意と政権の今後 石破首相は、7月初旬にトランプ前大統領との会談を行い、農産品の追加関税撤廃と引き換えに、日本側が自動車部品への一部関税引き下げを容認する方針で合意。これにより国内の製造業、とりわけ中小自動車部品メーカーへの影響が懸念されている。 政権内では、「ここで一区切り」として退陣の機運が高まっているが、ラサール氏のようにこれに対し「成果は成果」とする見方もある。経済政策の妥当性と同時に、政権の安定性が今後の焦点となりそうだ。 実際、SNSでは以下のような投稿も見られる。 > 「交渉の成果はともかく、今辞めたら混乱が大きすぎる」 > 「交渉ミスは事実だが、極右政権になるよりはマシ」 このように、「辞任すべきか否か」よりも、「今、辞めるべきかどうか」が議論の主軸となってきている。 「極右政権が生まれる」懸念の背景とは ラサール氏が強調する「極右政権の誕生」リスクについても注目したい。 現在、石破首相の後継として名前が挙がっているのは、防衛強化や移民制限を主張する保守系の議員たちだ。とりわけ、経済よりも国家安全保障や憲法改正を優先課題とする一派が勢いを増しており、仮に石破政権が崩壊した場合、そのような「強硬路線」への政権移行が現実味を帯びてくる。 >戦争は起きてはならぬ というラサール氏の引用は、単なる外交メッセージにとどまらず、こうした日本政治の右傾化を牽制する意図がにじむ。 また、 >政治的空白を作るな という訴えも、リーダー不在による混乱と、それに乗じて急進的な思想を持つ政治勢力が台頭する構図を警戒してのものと読み取れる。 まとめ:退陣論は妥当か、それとも時期尚早か 石破首相に対する評価は二極化している。誠実な答弁、平和重視のメッセージ、対話重視の姿勢が評価される一方、実際の政治成果や求心力に疑問を抱く声も多い。 ラサール石井氏のように、政治的安定を重視し、「今のタイミングで退陣すべきではない」とする意見には一定の説得力がある。だが、選挙結果や経済政策への批判が強まれば、石破首相にとって退陣は避けられない道となるかもしれない。 >辞めたら極右政権が生まれる。それだけは避けたい。 このラサール氏の警告は、決して感情論ではなく、日本政治の方向性そのものを左右する問いかけでもある。 今後の展望 8月初旬の米関税再協議の行方が、石破政権の命運を大きく左右する。 与党内の政局再編が始まれば、後継候補の姿勢に注目が集まる。 国民の間でも、「政治的空白を避けるか」「変革を促すか」の議論が今後さらに広がっていく見通しだ。 政局の行方は依然として不透明だが、SNSで発信される一人ひとりの声が、大きな流れを動かす可能性もある。その意味で、ラサール氏の発言も決して軽視できないものとなっている。
ラサール石井氏が参院選で初当選確実に 「芸人」から「政治家」へ、社民党を救う一議席
タレントから政治家へ ラサール石井氏がつかんだ国会の切符 7月20日に投開票された参院選比例代表で、社民党から出馬したタレントのラサール石井氏(69)の初当選が確実となった。選挙戦では「社会をよくするために、笑いではなく法律で勝負する」と語り続けた石井氏。かつてのコメディアンから一転、国会議員として新たな一歩を踏み出す。 石井氏は大阪市生まれ。進学校ラ・サール高校卒業後、「コント赤信号」としてテレビの第一線で活躍。声優としては人気アニメ『こちら葛飾区亀有公園前派出所』で主人公・両津勘吉を演じ、世代を問わず親しまれてきた。だがその後、社会問題や政治的発言を積極的に行うようになり、福島瑞穂党首の声がけで社民党公認として立候補するに至った。 今回の選挙は、政党要件ギリギリの社民党にとって「崖っぷち」の戦い。その中で石井氏は「政治は難しい言葉を並べるだけじゃない。生活の言葉で語れる政治家が必要だ」と訴え、街頭では自らマイクを握って地道に支持を集めた。 > 「ただの有名人じゃなかった。言葉がちゃんと届いてきた」 > 「政治に笑いはいらないって思ってたけど、彼の話はなぜか信じられた」 SNS上では驚きと称賛が入り交じり、既成政党に不満を持つ層の“新たな受け皿”として機能したことが見て取れる。 社民党の命運握る1議席 大椿副党首は涙の落選 今回、社民党は比例代表で1議席のみを確保。党副代表の大椿裕子氏は落選し、ベテラン政治家を抑えてラサール石井氏が「唯一の比例当選者」となった。福島党首は「石井さんがいてくれたから、党の灯が消えずに済んだ」と感謝をにじませた。 石井氏は、護憲や平和、共生といった社民党の理念を受け継ぎつつ、「古い政党のままでは通用しない」と現実にも目を向け、「消費税の段階的廃止」「格差是正」など、経済政策にも注力した。 > 「護憲も大事だけど、それだけじゃ票は取れない。ラサールはそこが分かってた」 > 「副党首が落ちて有名人が通る…って皮肉にも聞こえるけど、今回は正解だったと思う」 ラサール氏の当選は、単なる知名度頼みではなく、本人の言葉と行動が支持を得た結果だと受け止める声も少なくない。 「有名人議員」とは違う “中身”のある政治家を目指す 芸能界から政界入りした“タレント議員”は過去にも存在するが、石井氏は「政治家としてやる以上、中身を見てほしい」と語り、表舞台から一歩引いた姿勢でのぞんでいた。SNSでも政見でも、“ウケ狙い”や“パフォーマンス”は極力排除し、真面目な言葉で政策を伝え続けた。 選挙戦では、街頭演説の中で「私は過去、笑いで飯を食ってきた。でも、いまは誰かを笑わせるより、誰かの暮らしを良くするために汗をかきたい」と語り、多くの支持者の拍手を浴びたという。 > 「有名人だからじゃない。言ってることに信念を感じた」 > 「こういう“真剣な政治家”が増えればいい」 当選後には「感情ではなく、論理と誠実さで政治に向き合いたい」と語っており、今後の議会活動に注目が集まる。 「国民の言葉で語れる政治」を訴え続ける覚悟 社民党は近年、議席を減らし続け、政党要件ギリギリの得票率で存続をかける選挙が続いていた。その中で、ラサール氏という新たな“顔”を得たことで、一筋の光明が差したとも言える。 だが、それは一方で、組織としての弱体化を意味する現実でもある。ラサール氏が一議員としてだけでなく、党再生の象徴となれるかどうか。それは、政党の中でどれだけ存在感と行動力を発揮できるかにかかっている。 「この国の政治を、少しでも生活者の目線に近づけたい」――その思いが、本当に届いたのかどうかは、これからの4年間で証明されていく。
「こち亀を政治利用するな」ラサール石井氏のサインに批判続出 葛飾区民も怒る理由とは
「こち亀を政治利用するな」ラサール石井氏のサインに批判続出 葛飾区民も反発、背景にある過去の失言と信頼の揺らぎ “両さんサイン”に怒り噴出 こち亀と政治を結びつけた代償 人気漫画『こちら葛飾区亀有公園前派出所』、通称『こち亀』。そのアニメ版で主人公・両津勘吉の声優を務めたことでも知られる俳優・ラサール石井氏が、参議院選挙に社会民主党から比例代表で出馬したことを機に、自身の代名詞とも言える「こち亀」を選挙活動に結びつけた姿勢が、今、厳しい批判にさらされている。 発端となったのは、7月16日に社会民主党・福島瑞穂党首がXに投稿した一枚の写真。そこには、大阪・天王寺で演説中のラサール氏が「こち亀」のアニメイラストや、自身が両さんの扮装をした写真にサインする様子が映っていた。 これに対し、SNS上では次々と非難の声が上がった。 > 「『こち亀』は政治の道具じゃない」 > 「ラサール石井で勝負してほしい。両さんに頼るな」 > 「秋本治先生に許可取ってるのか?」 > 「葛飾区民として怒りしかない。誇りを汚された」 > 「文化と選挙活動は切り離して考えるべきだ」 ラサール氏の地元・葛飾区はまさに『こち亀』の舞台。区民にとっては地元のアイコンでもある両さんを、政党の色がついた政治活動に結びつけること自体、「冒涜」とすら受け取られかねない行為だった。 “市民の味方”をアピールも、過去の失言が尾を引く 今回の一件に対する反発は、「こち亀を利用した」ことそのものだけではなく、ラサール氏自身の過去の数々の言動が積み重なっている。 2011年には、女子フィギュアスケーターの浅田真央選手に対して「早く彼氏を作るべき」「エッチしなきゃ表現力が身につかない」といった発言をXで投稿し、大炎上。セクハラ発言として広く批判され、謝罪に追い込まれた。 また、2024年1月の能登半島地震時には、岸田文雄前首相の被災者支援に対する投稿に噛み付き、「被災者にそんな金あるか」などと批判。しかし、実際には政府が旅館やホテルを借り上げ、被災者は無料で利用できることが明らかとなり、「誤情報の拡散」として再び謝罪。信頼性に疑問を持たれるきっかけとなった。 > 「口だけで行動が伴ってない印象」 > 「“批判”が目的化してるように見える」 > 「また炎上目的の発言か」 > 「政治家になるには軽率すぎる」 > 「有名人だからといって信用できるわけではない」 有名人候補に漂う“選挙戦略の安さ” 社会民主党は、今選挙でラサール石井氏を「知名度枠」として起用したと見られているが、それが逆効果となる可能性もある。確かに『オレたちひょうきん族』や『こち亀』で世代に強い知名度を持つが、それはあくまで“芸能人としての評価”であり、政治家としての実績や政策には直結しない。 さらに、今回のように文化的コンテンツを安易に選挙の道具として扱ったことで、有権者からの信頼は逆に遠のいてしまった。とりわけ、『こち亀』という国民的作品が持つ重みと、作者・秋本治氏の誠実な創作姿勢を知る人々にとって、今回の“政治利用”は容認しがたい行為と映る。 > 「ラサールさんは芸人としては好きだったけど、政治家としては無理」 > 「“有名だから”だけで投票する時代じゃない」 > 「作品の世界観を大事にしてほしい」 > 「そもそも社会民主党の方針とズレてる気がする」 > 「結局、政治よりパフォーマンスが目立つ」 文化と政治の境界線を越えた代償 芸能人が政治に進出する例は過去にも数多くある。だが、それが成功するかどうかは、「その人自身の言葉で訴えているか」にかかっている。自身のキャリアや作品を“記号”として使うのではなく、社会の課題にどう取り組み、どう変えようとするのか――その姿勢が本質的に問われる。 今回のラサール石井氏の振る舞いは、単なる選挙活動の一場面ではなく、「信頼」と「軽率さ」の境界線を越えてしまったことに対する市民からの明確な拒絶の表れとも言える。 果たしてこの騒動の先に、ラサール氏に“支持”という結果が待っているのか。それとも、“不信”という評価が下されるのか。有権者の一票が、その答えを出す。
【参院選2025】ラサール石井の街頭演説に芸能界の絆が集結 友情が動かした涙の応援劇
ラサール石井、熱い想いに仲間が応える 芸能界の絆が街頭演説で涙を呼ぶ ラサール石井の選挙戦に“友情”の応援劇 社民党から参議院選挙に立候補しているラサール石井(69)が、新宿駅前で行った街頭演説に、長年の芸能仲間たちが駆けつけた。気温35度を超える猛暑のなか、石井は福島瑞穂代表とともに歩行者天国となった新宿の街を練り歩き、通行人に声をかけながら支持を訴えた。 石井は出馬会見時に「芸能人の応援は呼ばない」と断言していた。しかしその言葉を覆したのは、40年来の友人である「コント赤信号」の小宮孝泰。応援の発起人は同グループのリーダー・渡辺正行で、「政治的な立場に関係なく、友人として応援したい」と小宮と話し合い駆けつけることを決めたという。これに石井は、「僕も泣いちゃいました」と感極まった様子を見せた。 友情でつながる応援演説 「正義の人」に託す願い ステージに上がった小宮は、「彼はいつか選挙に出るだろうと思っていた」と語り始めた。共に過ごした40年間の思い出を振り返りつつ、「この世界は上に弱く下に厳しい。そんな芸能界でも、石井君は信念を貫いていた」と語りかけるように演説。さらに、「当選した暁には、みんなが平等で平和に暮らせる社会を作ってくれると信じています」と力強く訴えた。 人柄を知る友人だからこそ語れる言葉が、街頭に集まった人々の心に響いた。演説の最中、時折拍手や歓声が上がる場面もあり、候補者と応援者の間にある深い信頼と絆がにじみ出ていた。 > 「こういう応援の形、ぐっとくる」 > 「演出じゃなくて“本気”が伝わるからこそ響く」 > 「芸能人が政治に関わるのがダメなんじゃなくて、こういう覚悟のある人は応援したくなる」 > 「芸能界の友情、涙出た」 > 「正義の人、石井さんならやってくれるかも」 ピンクの電話・清水よし子もサプライズ登壇 さらに会場を大きく沸かせたのは、「ピンクの電話」の清水よし子の登場だった。石井と同じ事務所に所属する彼女は当初、観客として訪れていたが、石井に呼ばれて壇上へ。独特の高い声で「熱い中、みなさんありがとうございます。ラサール石井さんを応援してください!」と呼びかけると、ひときわ大きな歓声が起こった。 清水は長年、石井とテレビの現場を共にしてきた人物の一人。応援演説こそ短かったが、ステージに立ったその一瞬で、芸能界からの信頼の厚さと“味方の多さ”を印象づけた。 「芸能人だから」ではなく「信念があるから」 芸能人の政治参加は、時に批判の的となる。だが、石井の場合は“知名度”で票を集めようとするタイプではない。「知り合いに迷惑をかけたくない」とまで語っていたことからも、立候補は決して軽い決断ではなかったことがわかる。本人の発信からも、反戦や改憲反対、社会保障の強化など、自身の立ち位置を明確にし、それを軸に訴えている。 もちろん、賛否両論あるのは当然だ。だが少なくとも、この日の演説で見えたのは、政治的立場や利害を超えて「人として信頼されている」姿だった。彼を応援する芸能人たちが発した言葉も、政党の枠組みやポジション取りではなく、もっと個人的な信念や友情に根ざしたものだった。 多くの候補者が政策よりパフォーマンスを優先しがちななか、石井の姿勢は一種の異端とも言える。しかし、だからこそ響くものがある。目立ちたがりではなく、目立ってしまう存在――そんな彼の歩みと言葉に、人々は何かを感じ取っていた。 信念と絆が政治の舞台を変えるか この日の街頭演説は、選挙戦というより、人生の節目のような場面だった。芸能界で磨かれたトーク力と、人としての信頼、そしてぶれない姿勢。それが多くの人の胸に何かを残したことは間違いない。選挙の結果がどうであれ、石井の挑戦は「芸能人が政治に出る意味」に一石を投じるものとなった。 政治と芸能、その交差点に立つラサール石井。その言葉と行動に、注目が集まっている。
「社民党こそ愛国」ラサール石井氏が比例出馬の理由を熱弁。「黙ってられない」と語る政治家の覚悟
「日本を本気で愛しているのは社民党だ」――参院選比例代表に立候補したタレント・ラサール石井氏(本名:石井章雄)は4日、東京都武蔵野市の吉祥寺駅前での街頭演説で、熱い思いをぶつけた。 “テレビから干された”政治発言の代償と覚悟 「政権批判をしたらテレビに出られなくなった」 舞台俳優・タレントとして知られる石井氏は、X(旧ツイッター)や日刊ゲンダイでの政治批判が原因でテレビ業界から“干された”経験を明かし、「芸能人が政治を語るなと言われた。でも私は、あきらめるのをやめた」と語った。 「だったら自分が政治家になる」と決意した背景には、メディアの萎縮と政権批判への逆風への強い危機感がある。 「日本で一番民主主義を大事にしているのが社民党。社民党こそ真の愛国政党だ」と強調。「国とは政府じゃない。国民そのもの。国民が苦しんでいるのに武器ばかり買って強い国なんて言えない」と訴えた。 比例投票「ラサール石井」と書いてほしい 社民党は今選挙で、得票率2%または3議席以上を獲得できなければ「政党要件」を失い政治団体へ転落する。ラサール氏は「この国から社民党が消えたら、日本の民主主義は本当に危ない」と語気を強める。 そのうえで、「比例は『社民党』でも、『大椿裕子』『ラサール石井』でも構わない。この際、れいわ新選組でもいいよ」と述べ、広くリベラル票の結集を呼びかけた。 “崖っぷち政党”で闘う理由 ラサール氏は「もう十分有名で、余生をのんびり生きてもよかった。でもこのまま不条理に目をつぶって生きることはできなかった」と出馬を決意した理由を語った。社民党の政党存続の危機を前に、「私はこの党を守りたい」と明言。 さらに、「社民党がなくなれば、日本は声を失う」とまで踏み込み、国民に真剣な一票を訴えかけた。 表現の自由の象徴として メディアや表現者が萎縮しがちな今、ラサール石井氏の挑戦は、表現の自由を守る象徴的な一歩とも言える。80年の歴史を持つ老舗政党・社民党の命運とともに、石井氏の真価が問われる選挙戦が始まっている。
ラサール石井氏が社民党から出馬 第一声に注目集まるも政治家としての現実に課題も
ラサール石井氏が政治の第一線へ “黙って見ていられない”69歳の挑戦 社民党から比例出馬も…現実との乖離? 応援に松尾貴史氏、思想的共鳴も課題は山積 ラサール石井氏が第一声で訴えた「黙っていられない」理由 7月3日、参議院選挙が告示され、全国の街頭に各候補者の声が響いた。中でも注目を集めたのは、社民党の比例代表として立候補したタレントのラサール石井氏(69)だ。新宿駅南口での第一声では、彼らしい演出と感情を込めた言葉が飛び出した。 「黙って見ているのはやめたんです。皆さんもあきらめる、黙っているのをやめましょう。小さな声をちょっと上げるだけでいいんです」と観衆に呼びかける石井氏。かつてのテレビスターが政治の舞台に立つ理由は「怒り」と「諦めなさ」だという。 演説の途中、「あ、来てる!」と嬉しそうに反応したのは、俳優でコメンテーターの松尾貴史氏(65)の姿を観客の中に見つけたからだった。そのまま即席でマイクを渡し、松尾氏も応援演説を行うという、まさに“舞台”のような流れに。 観衆からは拍手とともに笑顔が広がったが、そこにあるのは単なるパフォーマンスではなく、「同じ方向を見つめる者同士の連帯」という空気だった。 「反体制」を掲げるも、現実の政治にどう向き合うか だが、ラサール氏の出馬には賛否が分かれている。X上でも、 > 「芸能人がまた政治に?もううんざり」 > 「共演者同士の応援合戦じゃ政治ごっこ」 > 「言ってることは正論だが、実現性が見えない」 > 「怒りの矛先は分かる。でも政党選びが古い」 > 「パフォーマンスじゃなく政策を語って」 といった声が寄せられている。 社民党という政党の限界もまた、彼の挑戦に影を落とす。かつてはリベラルの砦とされた同党も、今では国政における影響力は極めて限定的。石井氏がどれほど情熱を注いでも、与党・野党の勢力地図を動かせる可能性は低いという現実がある。 タレント候補の是非を問う選挙戦 政治の世界に飛び込むタレント候補は過去にも存在したが、その是非は今も問われ続けている。知名度を武器に票を得る一方、政策立案能力や実務への理解に乏しい例も多い。 石井氏はかつて、政権批判を繰り返すコメンテーターとして知られた。その鋭い言葉は一部の有権者の共感を得てきたが、今回の出馬は「言うだけではなく、自分が行動する」ためだという。しかしその一方で、「声を上げること」と「結果を出すこと」は別物だという冷静な目もある。 69歳という年齢もまた、政治家としての持続性に疑問を抱かせる要素のひとつだ。「次の世代」や「持続可能な社会」を語るには、当事者世代がどこまで先を見据えられるのかという視点も必要だろう。 左派票の分散、保守票の結集という構図 今選挙では、左派系の候補が乱立しており、ラサール氏のように目立つタレント候補の出馬がかえって票を分散させる恐れがある。一方、保守系勢力は「減税」「憲法改正」「安全保障の強化」など明確な政策テーマを掲げて、支持の結集を狙っている。 本来ならば減税こそが最も即効性ある経済対策であり、国民の生活を直接守る道だ。現政権は給付金をばらまくような短期対策に終始しているが、それは経済再生とは真逆の動きでもある。石井氏のような候補が仮に当選しても、「給付金の拡充」や「行政への依存」に傾けば、かえって経済の自由化や健全な税制改革の妨げとなりかねない。 政治家に求められるのは、人気や発信力ではなく、制度を変える現実的なビジョンと手腕である。
ラサール石井氏「あなたが笑顔で暮らせる国を」 社民党から出馬し訴える“公共再生”
社民党から異色の出馬 ラサール石井氏が語る危機感 タレントで演出家のラサール石井氏(69歳)が6月30日、社民党の比例代表候補として参院選出馬を表明した。記者会見の場で「人々が今日も明日も不安なく笑顔で暮らせる国をつくりたい」と語ったその姿からは、単なる有名人の選挙立候補とは異なる、政治に対する切実な思いがにじみ出ていた。 社民党は今回の参院選を「政党存続をかけた正念場」と位置づけており、得票率2%以上という公職選挙法上の国政政党要件をなんとしても維持したい構えだ。ラサール氏の出馬は、支持拡大と世論喚起の両面で注目を集める存在として位置付けられている。 会見では、なぜ社民党を選んだのかという質問に対し、「議員になりたいだけなら他の政党を選んでいる。でも、私は社民党を変えていくことにやりがいを感じた」と語った。 > 「芸能人が社民党から出るなんて本気を感じた」 > 「大政党じゃなくても筋を通す覚悟がすごい」 > 「“あなたが笑顔で暮らせる国を”って響いた」 > 「社民党のこと、正直あまり知らなかったけど応援したくなった」 > 「こういう人が政治に出るなら、ちゃんと話を聞きたい」 「公共の感覚が消えていく」日本への警鐘 ラサール氏は会見の中で、「武器を爆買いしながら国民が細々と生きている国が、強くなれるはずがない」と発言。「公共」という価値が崩れていく日本社会への深い危機感を示し、政治の再構築を呼びかけた。 また、福島みずほ党首との関係性についても触れ、「変わろうとする福島さんの姿に魅力を感じ、一緒に戦いたいと思った。社民党がなくなれば、日本の政治のタガは完全に外れてしまう」と、党存続の意義を強調した。 さらに、自身が政権批判を続けてきたことで仕事に影響が出ていることを明かしつつも、「権力を擁護する発言は許されて、批判的な発言だけが封じられるのはおかしい」と語り、「政治的発言を一つの仕事としてこれからもやっていく」と力を込めた。 「消費税ゼロ・社保半減・最低賃金1500円」――3つの柱 選挙で訴えたい政策として、ラサール氏は「消費税ゼロ」「社会保険料を半分に」「最低賃金を時給1500円以上に」の3つを掲げた。これらはすべて、生活に直結する経済政策であり、いずれも庶民の苦境に目を向けた具体的な提案だ。 とくに消費税ゼロに関しては、近年高まりつつある減税要求の世論とも一致しており、大手政党が及び腰ななかで社民党が明確に打ち出す政策として注目される。社会保険料の負担軽減と最低賃金の引き上げも、非正規労働者や低所得層から強い支持を得る可能性がある。 政治を「語っていい社会」に 会見の終盤、ラサール氏は「飲み会などで政治の話をすると面倒くさいやつと言われる。だけど、政治を普通に語れる社会じゃなければ成熟国家とは言えない」と訴えた。 これは、日本社会に根強く残る「政治的な話題を避ける空気」への問題提起であり、民主主義の健全な土壌づくりへの挑戦でもある。ラサール氏が芸能の世界から一歩踏み出した意味は、単なる“有名人候補”の枠を超えた、新しい市民政治の象徴とも言える。 同席した福島党首も、「ラサール石井さんや他の候補者と共に、政治と社会を変える力を発揮したい」と述べ、党の再生と日本社会の変革への決意をにじませた。
ラサール石井氏、参院選出馬で学歴を明言「中退ではなく除籍」 経歴詐称疑惑を否定
ラサール石井氏が参院選出馬を表明高卒と明言、「経歴詐称はない」と強調した理由 69歳の転身宣言 “黙っていられない”と決意した舞台裏 「黙って見ているのをやめた」。 7月20日投開票(7月3日告示)の参院選に、社民党の比例代表として立候補することを30日に表明したのは、俳優・タレントとして長年活動してきたラサール石井氏(69)だ。 会見の冒頭から、その言葉には迷いがなかった。「これからは発言することを一つの仕事としてやっていく」と語った石井氏は、政治の場へと舵を切った理由として「社会があまりにも生きづらくなっている」と語る。特に近年はSNS上で積極的に持論を展開しており、その内容は保守的な言論への批判や、政治家の言動への鋭い皮肉が多かった。 会見では「誰かをおとしめて、自分がはい上がろうとする世界はナチズムと同じ」とも発言。その強い表現に、共感とともに警戒感を示す声もある。 かつての“笑いの伝道師”が選挙戦という新たな舞台で何を伝えようとしているのか。表情は穏やかでも、その言葉の中には静かな怒りが感じられた。 “ラサール”芸名の由来と、問われた学歴の真実 芸名「ラサール石井」は、鹿児島の名門・ラ・サール高校の卒業生であることに由来する。会見では、記者から「芸名について混乱がある」と問われると、「母校は“ラ・サール”ですけど、私は“ラサール”。空けないで“ラサール石井”で登録しています」と、名前への思いも語った。 だが注目が集まったのは学歴に関するやりとりだった。記者から「最終学歴は早稲田大学第1文学部中退ですか?」と問われると、石井氏は「違います」と明確に否定。「私は早稲田大学に4年間通って、除籍になっています。中退と書いたことはありません」と語り、「正確に書くなら“除籍”としてください。でも、イメージが悪いからそこはぼやかして」と冗談も交えて説明した。 加えて「私は高卒です。経歴詐称はしておりません」ときっぱりと述べ、政治家への立候補にあたって経歴の透明性を意識した発言が続いた。 この姿勢には一定の誠実さを感じる一方で、「“ぼやかして”という発言自体がすでにぼやかしているのではないか」との批判も一部にはある。 経歴や発言への注目度、ネット上では賛否が交錯 SNS上では、石井氏の参院選出馬を巡ってさまざまな反応が上がっている。その多くは好意的な応援か、もしくは強い懐疑のどちらかに二極化している印象だ。 > 「高卒だと正直に言うのは好感持てる」 > 「中退ではなく除籍って…そこまで詳しく言う必要ある?」 > 「“ぼやかして書いて”って、出馬する人が言うことかな?」 > 「芸人から政治家になるのは構わないけど、過去の言動は精査されるべき」 > 「ラサール石井が社民党って、もう“察してくれ”って感じ」 政治活動と芸能活動の境界線が曖昧になっている昨今、知名度が高い人物の出馬は有権者への影響力も大きい。ラサール石井氏の場合、SNSでの強い言動や特定の政治的立場への偏りが指摘されており、そうした背景を踏まえたうえでの出馬には、注視が必要だろう。 政治家に求められるのは、学歴ではなく説明責任と政策実行力 学歴そのものは、有権者にとって最も重要な判断基準ではない。しかし、経歴に関する説明の仕方、誤解を与える可能性がある表現への配慮は、政治家としての信頼性を大きく左右する。 ラサール石井氏が「除籍」と正確に言った点は、形式的には誠実とも取れるが、「ぼやかしてくれ」という姿勢は、まさに“選挙用の言い回し”とも受け取られかねない。また、今回の会見では自身の政策やビジョンに関する言及がやや薄く、注目が“経歴”や“発言の過激さ”に偏った感は否めない。 社民党は近年、支持率が低迷しており、著名人の擁立により再浮上を図る狙いがあると見られる。ただし、知名度だけで票が動く時代ではない。特に現在の政治に求められているのは、「減税」「スパイ防止法の制定」「インボイス制度の廃止」など、国民の生活や安全に直結する政策に真剣に向き合える人物かどうかという視点だ。 芸能界から政界へ――。その挑戦自体を否定するつもりはない。しかし、同時に問われるのは「話題性」よりも「中身」であり、「批判」よりも「提案」だ。
「黙らない」ラサール石井が社民党から出馬──芸能界から政治の現場へ挑む理由と覚悟
「政治を語るな」と言われてきた 「芸能人は政治を語るな」。 長年テレビや舞台で活躍してきたラサール石井氏(69)が、この不文律とされる圧力に対して、自らの人生を懸けて異議を唱えた。6月30日、社民党の比例代表候補として参院選に出馬することを正式表明。「黙っているのはもうやめた。これからは政治的発言を“仕事”としてやっていく」と記者会見で語った。 これまでラサール氏はSNSなどで政権批判や反戦のメッセージを発信してきたが、「ワイドショーで政治的発言を理由に降板させられたこともある」と告白。こうした経験の末に、「口を閉ざしていては何も変わらない」と腹を決めたという。 > 「黙れと言われて黙らない人がいてくれて嬉しい」 > 「“芸能人は黙ってろ”っていう風潮、いい加減古い」 > 「ラサールさんの覚悟、伝わった」 > 「自分の意見を公にするって、こんなに難しいのか…」 > 「発言する自由を守るために立ち上がるのはカッコいい」 「今の空気、ナチズムに近い」──分断への危機感 出馬表明会見では、日本社会の現状についての強い問題意識も示された。「一部の富裕層と、8割の生きづらさを抱える人々に分断されている」「誰かをおとしめて這い上がろうとする社会は、ナチズムと同じではないか」と指摘。 ラサール氏は、今の日本が“優しさ”より“敵探し”を重視する空気に包まれていると見ている。 舞台や芝居を通じて反戦を訴えてきた彼だからこそ、言葉の裏には確かなリアリティと経験がある。「ただ道を歩いているだけで自然と笑顔になれる社会を作りたい」──その理想は、政治経験ゼロの候補者が掲げるにしては、あまりに真っ直ぐだ。 「福島さんのパワーに背中を押された」 ラサール氏はこれまでも政界からの誘いを受けてきたが、断ってきたという。だが、今回は違った。社民党の福島瑞穂党首から「熱烈なオファー」を受け、「一度は断ったが、何度も説得され、最終的に決断した」と振り返る。 「孤軍奮闘している福島さんの姿に心を打たれた」と語り、その真摯な政治姿勢に共鳴したことが出馬の動機になった。 福島氏も「石井さんとともに社民党を変え、社会を変え、政治を変える」と意気込む。現時点で党内での役職はなく、“無役出馬”だが、その分、ラサール氏には「外の視点」がある。芸能界という「政治から最も遠い現場」にいたからこそ見える、政治と生活の距離感をどう埋めていくのかが注目される。 > 「福島さんの人柄、伝わってくる」 > 「社民党にしては良い人材引っ張ってきたな」 > 「一人じゃないと思わせてくれる政治家は貴重」 > 「ラサール×福島って、ちょっと見てみたいかも」 > 「この組み合わせ、意外とバランス取れてる気がする」 政治は“声を上げること”から始まる ラサール氏は、「いまが最後のチャンスだと思った。妻からも“あなたの違う一面が見たい”と言われ、決心した」と語る。年齢69歳での出馬は決して軽い挑戦ではない。だが、それは「政治に声を上げられない空気」への、人生を懸けた抗議でもある。 「政治は一部の専門家のものではない。生活の延長線上にあるものであり、誰もが語っていいものだ」──。 この根本的な信念は、まさに“黙ることをやめた人間”にしか語れない。 今後、社民党という政党に新風を吹き込めるか、また「芸能人出身議員」の枠を越えてどこまで政策で訴えられるか。注目の選挙戦が始まる。
社民党、ラサール石井氏を参院比例で擁立 知名度頼みの選挙戦術に賛否
社民党、ラサール石井氏を比例擁立へ 参院選で“発信力”重視の戦略色濃く 芸能界からの出馬 「知名度優先」の選挙戦略に懸念の声も 社民党は6月29日、7月3日公示の参議院選挙で、比例代表候補としてタレントのラサール石井氏(68)を擁立すると正式に発表した。30日に本人が記者会見を開き、立候補の理由や政策的スタンスを語る見通しだ。 芸能界出身の候補者を参院比例に擁立するのは、社民党にとっても異例のこと。2022年の衆院選では政党要件の維持に苦しみ、今回の参院選でも危機感を募らせている同党にとって、ラサール氏の「知名度と発信力」は切り札となり得る。 ただ一方で、有権者の間には「政策より人気先行」「実務経験や地方活動の蓄積が乏しい」といった冷ややかな声も上がっている。 政界への距離感を保っていたラサール氏 SNSでの発言が注目され続けた ラサール石井氏は長年、テレビタレント・俳優として活動しながらも、近年ではX(旧Twitter)を中心に政治的な発信を行うなど、いわゆる“言論系タレント”としての色合いを強めていた。 特に安倍政権以降の政権批判や社会問題に対するコメントがたびたび話題になり、保守系支持層からの反発も多かったが、一定の支持層も持っていたのは事実だ。 社民党は、こうした「体制批判的な語り口」や「現場感覚に近い物言い」が、いまの政治に対する閉塞感を打ち破る材料になると判断した模様だ。 だが、有権者の信頼を得るためには、単なる“論客”から“政策立案者”への脱皮が必要になる。とくに、福祉・雇用・税制といった地味ながら生活に直結する政策分野で、どれだけ具体性を語れるかが問われるだろう。 「顔ぶれ頼み」で党勢回復なるか 選挙戦術への疑問も 社民党は今回、物価高対策として「消費税ゼロ」や「最低賃金1500円」など、インパクトある主張を打ち出している。その一方で、政党支持率は1%前後にとどまり、比例代表での議席確保も厳しい状況が続いている。 そうした中での“タレント擁立”は、メディア露出や話題性による支持拡大を狙った側面が強い。だが、国政選挙の本質は「誰に投票するか」ではなく「どの政策を信任するか」にあるべきだ。 政党要件を満たすために知名度頼みで候補を増やす姿勢に、若年層を中心に冷めた視線も少なくない。 > 「政策じゃなくて芸能人の名前で投票集めようとしてない?」 > 「社民って、昔は労働者の味方だったのに、最近は“目立つ人探し”ばかり」 > 「ラサールさんの意見は嫌いじゃないけど、政治家向きかは別問題」 > 「議席確保のために有名人を使うのって、結局はほかの党と同じじゃん」 > 「言ってることは正論でも、政党としての地力がないと続かないと思う」 SNSでは早くも賛否が噴出しており、「注目されること」と「信任されること」の間には依然として大きな壁がある。 政策と実行力で信を問えるか 参院選で問われる“中身”の重さ ラサール石井氏がどのような立場で、どのような政策を掲げて戦うのかは、30日の記者会見で明らかになる見通しだ。 社民党は「非正規4割社会の是正」や「生活に根ざした政治」を掲げているが、比例候補がどれだけその現場と結びついているかが、有権者にとっては重要な判断材料になる。 パフォーマンスや発信力は選挙戦での武器になる。しかし、それが“政策を貫く意思”や“議会での実績”へと昇華しなければ、支持は一過性に終わる。 政治家に必要なのは、人気ではなく責任である。そのことを、候補者にも政党にも改めて問いたい。
オススメ書籍
ラサール石井
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