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外国免許切替で白タク行為、昨年18人摘発―警察庁が摘発状況を報告

2025-03-13 コメント: 0件

外国人が自国の運転免許を日本の免許に切り替える「外国免許切替(外免切替)」制度に関して、無許可でタクシー営業を行う「白タク」が増加している問題が浮き彫りになっている。警察庁は13日、令和6年中に外国免許切替で免許を取得した外国人18人を白タク行為で摘発したことを明らかにした。これを受け、制度の利用実態に対する不安が高まっている。 【摘発件数の増加】 警察庁の交通局長、早川智之氏は、13日の参議院内閣委員会で、自民党の山本啓介氏からの質問に答えた。白タク行為による摘発件数は、令和6年に80件で、前年より47件も増加した。そのうち42人が外国籍で、18人が外国免許切替で免許を取得していたという。これらの容疑者のほとんどは永住者で、短期滞在者は含まれていなかった。 【外免切替制度の利用とその問題点】 外免切替制度は、日本に住む外国人が自国で取得した運転免許を日本の免許に切り替えることができる仕組みだ。しかし、この制度を悪用して無許可でタクシー営業を行う「白タク」が問題となっている。正規のタクシー業界にとっては、こうした不正営業は競争を歪めるだけでなく、利用者の安全にも影響を及ぼしかねない。 【政府への訴えと今後の取り組み】 山本氏は、外免切替を通じて免許を取得した外国人が犯罪に関与している現状を指摘し、「こうした手法が犯罪の一環として広がることを防ぐため、しっかりと取り組んでほしい」と政府に強く訴えた。警察庁は今後も制度の適正運用を促進し、不正行為への対策を強化していく方針だ。 【課題と今後の対応】 外国免許切替制度を巡る問題は、制度の運用に対する信頼を揺るがすものであり、正規タクシー業者にとっては大きな懸念材料だ。免許の適正な運用と監視強化が求められており、今後、より厳格な対策が必要とされている。違法行為を防ぐために、関係機関が一層連携して取り組むことが急務である。

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