大阪市 市長 横山英幸の活動・発言など - 1ページ目
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活動報告・発言
公約がついているタイトルは公約に関連する活動です。
大阪市中央区の飲食店など74社が中国人コンサル指南で香港介し所得隠し
大阪の飲食店など74社に所得隠し指摘 所得隠しを指摘されたのは、大阪市中央区の飲食店経営会社や東京都江戸川区の給食事業会社など全国74社です。関係者によると、これらの企業は中国人コンサルが指定した香港の口座に、海外の情報調査費用名目で送金し、約3割の手数料を差し引いた残りがプリペイドカードなどとして企業側にキックバックされ裏金化していたといいます。 国税当局はこれらの経費を架空だと認定して所得隠しを指摘しました。重加算税を含め、法人税など13億円余りを追徴課税しました。全国の国税局が一斉に税務調査を行い、計74社に約30億円の所得隠しを指摘する大規模な事案となりました。 大阪市中央区は大阪の中心業務地区であり、飲食店やサービス業が集積する地域です。飲食店経営会社がどのような規模でどのような業態を展開していたかは明らかになっていませんが、国税当局の調査対象となるほどの送金を行っていたとみられます。 >「大阪の飲食店まで巻き込まれていたとは」 >「節税という言葉に騙された経営者が多かったのか」 中国人コンサルが異業種交流会で勧誘 関係者によると、中国人コンサルは異業種交流会で企業の経営者らに節税の手法を紹介し、所得隠しを指南していたといいます。異業種交流会は経営者同士のネットワーク作りや情報交換の場として開催されることが多く、そこに中国人コンサルが参加して勧誘していたとみられます。 中国人コンサルは節税できると呼びかけ、企業経営者に香港を介した資金の流れを提案していました。海外の情報調査費用という名目で送金すれば経費として計上でき、税負担を軽減できると説明していた可能性があります。 しかし、実態は架空の経費計上による所得隠しであり、プリペイドカードとしてキックバックされた資金は裏金として使われていました。中国人コンサルは手数料として約3割を得ており、74社から数億円の手数料を受け取ったとみられています。 大阪国税局が不審な流れを確認 大阪国税局がプリペイドカードなどの不審な流れを確認し、東京国税局と連携して全国的な調査へと広がったといいます。大阪国税局が最初に不審な取引を発見し、それが全国規模の所得隠しスキームであることが判明しました。 プリペイドカードは現金と同様に使用できるため、裏金の受け渡し手段として利用されることがあります。企業が香港に送金した資金の一部がプリペイドカードとして戻ってくる流れを大阪国税局が把握し、詳細な調査を開始しました。 東京国税局と大阪国税局が連携し、全国の国税局に情報を共有することで、一斉税務調査が実施されました。74社という大規模な調査となり、国税当局の組織的な対応が功を奏した形です。 >「大阪国税局の発見がなければ見逃されていた」 >「プリペイドカードの流れに着目したのは見事だ」 コンサルはすでに国外へ逃亡 節税できると呼びかけて所得隠しを指南し数億円の手数料を得たとみられる中国人コンサルタントは、すでに国外に出ているといいます。国税当局の調査が本格化する前に国外に逃亡したとみられ、刑事責任を追及することが困難な状況です。 国税当局は資金の流れを把握するため、送金先の香港に対して租税条約に基づく情報提供を要請しているとみられます。日本と香港の間には租税条約が締結されており、税務情報の交換が可能です。香港側からの情報提供により、資金の詳細な流れが明らかになる可能性があります。 しかし、中国人コンサルが国外に逃亡している以上、刑事訴追は難しい状況です。日本と中国の間には犯罪人引渡条約が締結されておらず、中国政府が自国民の引き渡しに応じる可能性は低いとされています。 香港を介した所得隠しスキーム 今回の事案では、香港を介した所得隠しスキームが使われていました。企業が海外の情報調査費用名目で香港に送金し、その資金の一部がプリペイドカードとして企業側にキックバックされる仕組みです。表向きは正当な経費として計上されますが、実際には架空の取引です。 香港は法人税率が低く、金融規制も緩やかなため、国際的な租税回避や資金洗浄の舞台となることがあります。日本企業が香港を経由して不正な資金移動を行うケースは過去にも報告されており、国税当局は警戒を強めています。 国税当局は租税条約に基づく情報交換を活用し、海外を絡めた所得隠しや脱税の摘発を強化しています。今回の事案でも香港との情報交換が鍵を握っており、国際協力の重要性が改めて浮き彫りになっています。 >「香港を使った所得隠しは許せない」 >「国際的な租税回避を許すな」
大阪都構想を巡る維新内部の「温度差」:横山氏が強調する丁寧な対話の真意
再始動する大阪都構想と吉村知事の掲げる目標 大阪都構想は、大阪府と大阪市を再編して「広域行政」と「身近な住民サービス」の役割を分担し、二重行政の解消を目指す巨大な統治機構改革案です。過去に2015年と2020年の2回、住民投票が行われましたが、いずれも僅差で否決された経緯があります。 しかし、2026年現在、日本維新の会の代表を務める吉村洋文大阪府知事は、自身の任期である2027年4月までに再び住民投票を実施し、三度目の挑戦を行う意欲を鮮明にしています。この方針は、維新の看板政策を改めて世に問うという強い政治的意志の表れと言えます。 一方で、この高い目標設定が、党内、特に大阪市議団との間に予期せぬ摩擦を生むこととなりました。知事が掲げるスピード感に対し、現場を預かる市議会議員たちからは、拙速な議論を懸念する声が上がっているのです。 異例の3時間会合と「分断」への火消し 2026年2月25日、大阪市の横山英幸市長(大阪維新の会代表代行)は、記者団に対し、数日前に行われた市議団との会合について説明しました。この会合は3時間という異例の長さに及び、党内での意見対立が表面化したのではないかという見方が広がっていました。 横山氏はこの点について、「けんかをしているわけではない」と強く否定しました。出席した40人全員から意見を聴取したために時間がかかったと説明し、世間が抱く「党内の分断」というイメージを払拭することに努めています。 しかし、全員の意見を聞く必要があったという事実は、それだけ党内に多様な、あるいは慎重な意見が渦巻いていることを裏付けています。トップダウンで物事が決まるイメージの強い維新において、このような調整局面が長期化するのは珍しい事態です。 市議団が抱く慎重論の背景と政治的リスク なぜ、大阪市議団は吉村知事の方針に反発しているのでしょうか。そこには、都構想が実現した場合に最も大きな影響を受けるのが「大阪市」そのものであるという現実があります。市議会議員にとっては、自分たちの組織のあり方が根本から変わる問題です。 また、過去2回の否決という結果を重く受け止めている議員も少なくありません。十分な説明や制度案の練り上げがないまま住民投票に突き進めば、再び市民の支持を得られないばかりか、党の信頼を失墜させるリスクがあると考えているのです。 吉村知事が掲げる「2027年4月までの決着」というタイムリミットは、逆算すると非常にタイトなスケジュールになります。この時間的制約が、丁寧な議論を求める市議団との間に「温度差」を生じさせている最大の要因と言えるでしょう。 法定協議会の設置に向けた高いハードル 都構想を具体化するためには、まず「法定協議会」という組織を設置しなければなりません。この設置には、大阪府議会と大阪市議会の両方で関連議案を可決する必要があります。維新は両議会で多数派を占めていますが、党内がまとまらなければ議案の提出すらままなりません。 横山市長は、できるだけ早く「3月議会」での議案提出を目指したいという意向を示しつつも、現時点では「議論を積み重ねることに集中する」と述べるにとどめました。これは、強引に議案を提出して党内の亀裂を深めることを避けるための判断です。 同じ党のメンバーであっても、立場が違えば優先順位も異なります。横山氏は市長として、また党の代表代行として、吉村知事の理想と市議団の現実的な懸念の間で、極めて難しい舵取りを迫られている状況にあります。 今後の展望:ビジョンの共有と市民への説明 横山市長は「都構想に向ける思いは一緒だ」と強調し、最終的にはビジョンを共有できるという自信を見せています。今後は、党内での意見集約をどこまで迅速に進められるかが焦点となります。 しかし、党内の合意形成はあくまで第一段階に過ぎません。都構想の真のハードルは、その後の住民投票において市民の理解を得ることにあります。党内での議論が紛糾している現状は、市民の目には「身内での調整不足」と映る可能性もあります。 横山氏が語る「丁寧な協議」が、単なる時間稼ぎに終わるのか、それともより強固な制度案を作るための建設的なプロセスになるのか。2026年の春に向けた維新の動向は、大阪の未来を左右する大きな分岐点となるでしょう。
大阪市が世界自閉症啓発デーに大阪城や海遊館を青色ライトアップし発達障がい理解促進
2026年2月20日、大阪市は4月2日の「世界自閉症啓発デー」及び同日から8日までの「発達障がい啓発週間」に、発達障がいへの理解を深める普及啓発活動に取り組むと発表しました。大阪城天守閣や海遊館などが青色にライトアップされます。発達障がいは「親のしつけや育て方によるものではない」という正しい理解を広めることは重要です。こうした啓発活動が、偏見のない社会づくりにつながることを期待します。 2026年2月20日、大阪市は4月2日の「世界自閉症啓発デー」及び、同日から8日までの「発達障がい啓発週間」を中心に、発達障がいについて正しい理解と認識を深めることを目的とした普及啓発活動に取り組むと発表しました。大阪府・関係団体・民間企業と連携して、大阪城天守閣、海遊館、天保山大観覧車、大阪市役所本庁舎を青色にライトアップします。 「世界自閉症啓発デー」は2007年12月の国連総会にて決議され、全世界の人々に自閉症を理解してもらう取り組みが行われてきました。また、日本では同日から8日までの1週間を「発達障がい啓発週間」に位置付け、自閉症をはじめとする発達障がいへの理解を深める啓発活動を行っています。 この「世界自閉症啓発デー」には世界各地のランドマークが「いやし・希望・おだやか」を表す青色でライトアップされます。大阪市でも、4月2日に大阪城天守閣、海遊館、天保山大観覧車、大阪市役所本庁舎のブルーライトアップを実施します。また、「発達障がい啓発週間」を中心に各区役所、図書館等でのポスターの掲示やリーフレットの配布を行います。 発達障がいへの正しい理解を 大阪市は「自閉症をはじめとする発達障がいは、脳機能の発達が関係する障がいであり、親のしつけや育て方によるものではありません」と明確に述べています。これは非常に重要な指摘です。長年、発達障がいは親の育て方が原因であるという誤った認識が広まっており、多くの親が不当な非難を受けてきました。 発達障がいがある人は、コミュニケーションや対人関係を築くことが苦手です。周りの人から見ると、「わがままだ」「不注意な人だ」「努力が足りない」などと思われてしまい、理解されにくい障がいです。こうした誤解が、発達障がいのある人やその家族を苦しめてきました。 大阪市は「発達障がいの人たちが社会の中でいきいきと暮らしていくためには、発達障がいに対する私たち一人ひとりの理解が必要です」と呼びかけています。この呼びかけは、すべての市民に向けられたものです。発達障がいへの理解を深めることは、共生社会を実現するための第一歩です。 ライトアップで可視化される支援 4月2日のライトアップの時間は以下の通りです。大阪城天守閣は日没から22時まで、海遊館は日没から営業終了時刻まで、天保山大観覧車は日没から営業終了時刻まで、大阪市役所本庁舎正面玄関は日没から24時までです。 青色にライトアップされた大阪城天守閣や海遊館は、多くの市民や観光客の目に触れることでしょう。こうした視覚的なアピールは、発達障がいへの関心を高める効果があります。ライトアップを見た人々が、発達障がいについて考えるきっかけになれば、この取り組みは成功と言えます。 世界各地のランドマークが同じ青色にライトアップされることで、発達障がいへの理解と支援が世界共通の課題であることが示されます。大阪市がこの国際的な取り組みに参加することは、都市としての社会的責任を果たすものです。 啓発活動の継続が重要 大阪市は「発達障がい啓発週間」を中心に各区役所、図書館等でのポスターの掲示やリーフレットの配布を行います。ライトアップだけでなく、こうした地道な啓発活動も重要です。区役所や図書館は多くの市民が訪れる場所であり、ポスターやリーフレットを通じて発達障がいについての正しい情報を得ることができます。 しかし啓発活動は、4月2日から8日の1週間だけで終わるべきものではありません。発達障がいへの理解を深めるには、継続的な取り組みが必要です。大阪市には、年間を通じて発達障がいについての情報発信や教育プログラムの実施を期待したいところです。 特に重要なのは、学校教育における発達障がいへの理解促進です。子供の頃から発達障がいについて学ぶことで、将来的に偏見のない社会を作ることができます。大阪市の教育委員会には、教員への研修や児童生徒への教育プログラムの充実を求めます。 支援体制の充実も必要 啓発活動と並行して、発達障がいのある人への具体的な支援体制の充実も必要です。早期発見・早期支援、教育現場でのサポート、就労支援、生活支援など、ライフステージに応じた切れ目のない支援が求められます。 大阪市には、発達障がいのある人が利用できる相談窓口や支援施設がありますが、十分とは言えません。待機期間が長い、専門スタッフが不足しているなどの問題が指摘されています。啓発活動で理解を深めるだけでなく、実際に困っている人を支える体制を整えることが重要です。 また、発達障がいのある人の家族への支援も忘れてはなりません。家族は日々の生活の中で様々な困難に直面しています。レスパイトケア(一時的な休息)の提供や、家族同士の交流の場の設置など、家族を支える取り組みも必要です。 共生社会の実現に向けて 発達障がいへの理解を深めることは、単に障がいのある人への配慮という問題ではありません。それは、多様性を認め合い、誰もが生きやすい社会を作るという、より大きな課題につながります。発達障がいのある人もない人も、共に暮らし、共に働き、共に社会を作っていく。そうした共生社会の実現こそが、真の目標です。 大阪市の今回の啓発活動が、発達障がいへの理解を深め、偏見をなくし、共生社会の実現に向けた一歩となることを期待します。4月2日の青いライトアップを見た市民一人ひとりが、発達障がいについて考え、理解を深めるきっかけとなることを願います。
公約大阪都構想自公市議団が否定的見解、出直し選「民意得ず」と批判
維新単独で議決可能も野党は反発 大阪市議会の定数は81議席で、政治団体・大阪維新の会が議長を含めて41議席と過半数を占めています。このため、法定協議会の設置に必要な議決は維新単独でも可能な状況です。大阪都構想は大阪市を廃止して複数の特別区に再編する大都市制度改革で、2015年と2020年の住民投票で2度にわたり反対多数で否決されました。 自民党会派のうち11議席を持つ最大会派である「自由民主党・市民クラブ」の森山禎久幹事長氏は、議員の会合後に記者団に対して「法定協で意見を述べても平行線のままだ」と強調し、法定協議会での議論の有効性に疑問を呈しました。また、17議席を持つ公明党の西徳人幹事長氏は、市長選で無効票が13.77パーセントに上った点を念頭に「市民の思いが表れている」と指摘しています。 出直し選は、吉村氏が都構想への再挑戦の是非を問うため、2026年2月の衆議院議員総選挙に合わせて実施されました。主要政党は「大義がない」として対立候補を擁立せず、投開票の結果、市長選では無効票が過去最多の約17万票に達し、投票総数の13.77パーセントを占めました。前回2023年の市長選の無効票は約5万5000票で5.10パーセントでしたから、大幅な増加となっています。 >「選挙費用28億円をムダにするな」 >「無効票の多さが全てを物語ってる」 >「またやるの?2回も否決されたのに」 >「対立候補もいないのに民意を得たって言えるの」 >「法定協やっても結局維新が数で押し切るだけでしょ」 吉村氏は法定協設置に意欲 吉村洋文大阪府知事氏は8日夜の記者会見で「都構想の賛成の信を得たとは思っていないが、設計図作りに着手させてくださいということについては一定の信任を得たと考えている」と述べ、都構想の制度案を議論する法定協議会の早期設置を議会に働きかける考えを示しました。都構想は府と市の二重行政解消を目的としており、吉村氏は東京一極集中の是正を図る「副首都構想」の実現に必要不可欠だと主張しています。 自民党と維新の連立政権合意書には、副首都構想の法制化が明記されています。吉村氏は2027年4月までの任期中に3度目の住民投票の実施を目指す考えを示していますが、法定協議会での制度案の策定から住民投票の実施まで、通常であれば1年以上の時間が必要とされます。 過去2度の住民投票と法定協の経緯 大阪都構想をめぐっては、2015年5月に初めての住民投票が実施されましたが、賛成約69万4000票、反対約70万5000票の僅差で否決されました。その後、維新は2015年11月の知事・市長ダブル選で「再挑戦」を掲げて勝利し、議論が再開されました。2020年11月には2度目の住民投票が実施されましたが、再び僅差で否決されています。 法定協議会は制度案を作成する場として設置されますが、過去には維新と野党会派の間で激しい対立がありました。2014年には橋下徹大阪市長が、都構想に反対する自民、民主、共産、公明の委員を法定協議会から追い出し、維新の議員に入れ替えて協定書案を可決するという事態も発生しています。 自公両党の市議団が法定協設置に否定的な見解を示す中、維新が単独で議決を強行すれば、議会運営をめぐる対立が一層激化する可能性があります。また、出直し選での大量の無効票は、都構想への市民の複雑な感情を反映しているとも受け止められており、3度目の住民投票への道のりは依然として険しい状況です。
大阪市が保育料無償化を拡大、しかし少子化対策と子育て支援は別物だ
保育料無償化は少子化対策なのか 横山市長は会見で「少子化を少しでも抑えたいという思いや、子どもたちには等しい環境で挑戦して欲しい思いから、子供たちへの徹底投資を進めていきたい」と述べました。しかし、保育料無償化は本当に少子化対策になるのでしょうか。 大阪市では現在、0歳から2歳児の保育料について、第二子以降は所得制限なくすべての世帯で無料となっています。今回の発表は、これを第一子にも拡大するというものです。確かに子育て世帯の経済的負担は軽減されるでしょう。 しかし、保育料無償化は既に子どもを産んだ世帯への支援であり、これから子どもを産もうとする世帯を増やす施策ではありません。いつの間にか少子化対策が子育て支援という感じでゴールポストが動かされているのではないでしょうか。 >「保育料無償化より結婚支援が先では」 >「子育て支援と少子化対策は別物だろう」 >「既に子供がいる人への支援ばかりで出生率は上がらない」 >「結婚できない若者が増えているのが問題なのに」 >「ゴールポストをずらして少子化対策と言い張るのはおかしい」 少子化対策と子育て支援の違い 少子化対策と子育て支援は、似ているようで全く異なる政策です。少子化対策とは、出生率を上げるための施策であり、これから子どもを産む世帯を増やすことが目的です。一方、子育て支援とは、既に子どもを産んだ世帯の負担を軽減し、子育てしやすい環境を整えることが目的です。 保育料無償化やベビーシッター代のクーポン配布は、明らかに後者の子育て支援です。これらの施策により、既に子どもがいる世帯の経済的負担は軽減されますが、結婚していない人や子どもを産むことを躊躇している人を後押しする効果は極めて限定的です。 日本の少子化問題の根本は、若者の未婚化・晩婚化にあります。経済的な不安定さ、長時間労働、出会いの機会の減少など、結婚そのものに到達できない若者が増えていることが最大の問題です。 結婚支援こそが真の少子化対策 少子化を本気で食い止めたいのであれば、結婚支援こそが最優先されるべきです。結婚していない人が子どもを産むことはほとんどありません。つまり、結婚する人を増やさなければ出生率は上がらないのです。 具体的には、若者の雇用の安定化、賃金の引き上げ、長時間労働の是正などが必要です。また、出会いの機会を提供する婚活支援や、結婚に対する経済的不安を軽減する施策も重要です。 さらに、住宅支援も効果的です。若い夫婦が安心して暮らせる住宅を確保できれば、子どもを産む決断がしやすくなります。結婚後の生活設計が立てやすくなることで、結婚そのものへのハードルも下がります。 子育て支援では出生率は上がらない 過去のデータを見ても、子育て支援だけでは出生率は上がらないことが明らかです。多くの自治体が保育料の無償化や子育て世帯への給付金などを実施してきましたが、日本全体の出生率は低下し続けています。 子育て支援は、既に子どもを産んだ世帯には喜ばれます。しかし、それが次の出産につながるかは別問題です。第一子の保育料が無料になったからといって、第二子、第三子を産もうという決断に直結するわけではありません。 また、在宅保育を希望する家庭へのクーポン配布も、子育て世帯の選択肢を増やすという意味では良い施策かもしれません。しかし、これも既に子どもがいる世帯への支援であり、少子化対策とは言えません。 財源と優先順位の問題 保育料無償化やクーポン配布には、当然ながら財源が必要です。大阪市の財政状況を考えれば、限られた予算をどこに使うかは重要な問題です。子育て支援に予算を使いすぎて、真の少子化対策が疎かになっていないでしょうか。 横山市長は「子供たちへの徹底投資」と述べていますが、投資というからには費用対効果を考えるべきです。保育料無償化で出生率がどれだけ上がるのか、具体的な数値的な目標と期限が示されず、報告もないそれらの施策は国民の理解を得ることはできません。 また、給付金は意味がないという立場から考えれば、クーポン配布よりも減税の方が効果的ではないでしょうか。数十年にわたる自民党の失策により物価高が続いている現状を考えれば、子育て世帯だけでなく全世帯の負担を減らす減税こそが優先されるべきです。 政治家の責任とKPI・KGIの設定 政治家は、少子化対策と子育て支援を明確に区別し、それぞれに適切な施策を実施する責任があります。横山市長は「少子化を少しでも抑えたい」と述べていますが、保育料無償化で本当に少子化が抑えられるのか、疑問です。 施策を実施するからには、KPI・KGIが必須です。出生率をどれだけ上げるのか、そのためにどのような指標を設定し、どの期限までに達成するのか、明確にすべきです。そして、定期的に報告し、効果が出ていなければ方針を修正する必要があります。 ゴールポストを動かして、子育て支援を少子化対策と言い張るのは、政治家としての誠実さに欠けます。真に少子化を食い止めたいのであれば、結婚支援を中心とした本物の少子化対策を実施すべきです。
横山英幸氏が大阪市長選に再出馬、都構想3度目挑戦も主要政党は批判
都構想3度目の挑戦 横山英幸氏が大阪市長選に再出馬、主要政党は「大義ない」と批判 2026年2月8日投開票の大阪市長選挙に、日本維新の会前職の横山英幸氏が立候補しています。横山氏は大阪都構想への3度目の挑戦を掲げて2026年1月16日に市長を辞職し、出直し選挙という形で再選を目指しています。しかし主要政党は「大義がない」と批判し、対立候補の擁立を見送りました。 府議3期を経て2023年に市長初当選 横山英幸氏は1981年香川県三豊市生まれの44歳です。関西学院大学経済学部を卒業後、2004年に大阪府庁に入庁し、府議会事務局や池田土木事務所、都市整備部総務課で勤務しました。 2011年から大阪府議会議員を3期連続で務め、2019年には大阪維新の会政務調査会長代行、2020年には幹事長に就任しました。2023年4月の大阪市長選挙で初当選を果たし、大阪市長に就任しました。現在は日本維新の会副代表、大阪維新の会代表代行を務めています。 横山氏は2026年1月15日に大阪都構想への3度目の挑戦について是非を問うため、市長を辞職すると表明しました。辞職には市議会の同意が必要でしたが同意が得られず、1月25日の立候補届け出時に自動失職となりました。 >「また都構想かよ、何回やるんだ」 >「維新に投票したけど出直し選挙は税金の無駄だと思う」 >「二重行政の解消は必要だから応援する」 >「衆院選と同日って火事場泥棒みたいだ」 >「大義がないのに億単位の選挙費用かけるのおかしい」 副首都・大阪都構想の実現を公約に 横山氏が掲げる主な政策は、大阪市を廃止して複数の特別区に再編する大阪都構想の実現です。横山氏は「副首都・大阪都構想へ挑戦」と題して、府市の二重行政を解消し日本の経済成長を大阪がけん引するとの展望を示しています。 具体的には地方分権をさらに促進させて経済基盤を強化し、規制緩和による事業の高度化や生産性向上を図ります。また災害等の発生時に首都中枢機能を代替できるよう首都機能の一部を移転し、東京一極集中から段階的に多極型の日本社会へ移行するとしています。 横山氏は維新の実績として、大阪・関西万博で最大約370億円の黒字見込みや教育・子育て負担の最大770万円以上軽減、議員定数20パーセント削減などの身を切る改革を挙げています。横山氏は第一声で「府市がけんかすると最適な成長戦略ができない」と強調し、「設計図づくりの第一歩を踏み出させてほしい」と訴えました。 主要政党は対立候補擁立せず 大阪都構想は2015年と2020年の住民投票で反対多数により否決されています。横山氏が再選を果たした場合、2027年4月までの任期中に都構想の賛否を問う住民投票を実施する意向です。 しかし今回の出直し選挙については、自民党、立憲民主党、公明党、共産党など主要政党が「大義がない」と批判し、対立候補の擁立を見送りました。自民党市議団の森山禎久幹事長は「維新は『身を切る改革』と言っているが、選挙には多額の費用がかかる。市民にとって意味がなく、付き合う必要がない」と述べました。 公明党府本部の幹部も「相手にしない。大金を使って選挙をする大義がないから、候補など出さない」と語り、公明党府議団の幹部は「火事場泥棒みたいな感じ。こんな選挙に大義があるのか」と厳しく批判しました。 維新創設者の橋下徹元大阪市長も「やるにしてもここではないと思う」と投稿し、松井一郎前大阪府知事も「今回の吉村さんのやり方では党内でも一枚岩とならないだろう」と指摘しました。 5氏による選挙戦 今回の大阪市長選挙には横山氏のほか、無所属新人として会社社長の中条栄太郎氏、芸術家のネペンサ氏、自営業の千代知洋氏、NPO法人理事の林成典氏の計5人が立候補しています。 横山氏が再選した場合、任期は選挙前と変わらず2027年4月までとなります。他の候補が当選した場合は任期4年となります。投開票は衆院選、大阪府知事選と同日の2026年2月8日に行われます。大阪都構想への3度目の挑戦の是非が問われる選挙戦の行方が注目されます。
大阪市中学生が小学生を海に突き落とす暴行動画が拡散、府警が児相に通告
大阪市で中学生が小学生を海に突き落とす暴行事件 動画拡散で発覚、府警は児相に通告 大阪市立中学校の男子生徒が男子小学生を羽交い締めにして海に突き落とすなどの暴行を加えた動画が交流サイトで拡散され、大阪市教育委員会が2026年1月19日に事実として確認したことがわかりました。市教委はいじめ防止対策推進法上のいじめ重大事態に該当するか調査を進めています。大阪府警は複数の男子中学生を事情聴取し、2025年中に児童相談所へ通告済みです。 命の危険伴う悪質な暴行 溺れる様子を笑いながら撮影 動画には、中学生が小学生の被害児童を羽交い締めにする様子が記録されています。被害児童は首を絞められて苦しそうにしており、その後海に突き落とされました。海面で必死に浮かび上がろうともがく被害児童の姿が映されていました。 さらに問題なのは、周囲にいた別の生徒たちが笑いながら「ガチやん」「さすがにやりすぎやん」「やばいやばい」などと話す様子も記録されていたことです。被害児童が命の危険にさらされている状況を、娯楽のように捉えている雰囲気がうかがえます。 >「これは完全に殺人未遂だと思う。許せない」 >「いじめじゃなくて暴行罪でしょ。なんで加害者が守られるの」 >「動画見たけど胸糞すぎる。徹底的に社会的制裁が必要」 >「こんなことされたら親として加害者に殺意を抱く」 >「教育委員会はもみ消しばかり。動画がなければ闇に葬られてた」 捜査関係者によりますと、2025年11月に府警に情報提供があり、複数の男子中学生を事情聴取したうえで行為を確認し、2025年中に児童相談所へ通告しました。市教委も動画が拡散される前から事案を把握しており、重大ないじめ事案として2025年から調査していたとのことです。 通告対象となった複数の男子生徒はいずれも14歳未満で、刑罰法令に触れる行為をしても刑事責任を問われない触法少年にあたります。このため逮捕されることはなく、児童福祉法上の措置が取られることになります。 拡散防止と被害者保護の両立が課題 批判集める行政対応 市教委の担当者は「被害児童の安全の確保と心身のケアを最優先で行っています。加害生徒については適切な指導を行っています」と説明しました。 動画が拡散されていることについては「動画の拡散により、被害児童が精神的な苦痛を感じるといった二次被害が生じています。被害者保護の観点からも拡散しないでほしい」と呼びかけました。 しかし、この対応には批判の声も上がっています。動画拡散がなければ事件が闇に葬られていた可能性があるという指摘や、加害者ばかりが保護されて被害者が置き去りにされているという不満が噴出しています。 政府は2026年1月16日、こども家庭庁や文部科学省、総務省など関係省庁による連絡会議を開催し、対応方針を確認しました。会議では、悪質な書き込みは名誉毀損罪や侮辱罪の対象になり得ると周知することや、人権侵害につながる動画の削除要請方法を学校や保護者に周知することが決まりました。 文科省は都道府県や政令指定都市の教育長らに対し、学校で見過ごされている暴力行為やいじめがないかどうかの点検や、警察との連携を呼びかけました。今後、各教育委員会に会議内容を踏まえた通知を出すとしています。 全国で相次ぐ暴行動画拡散 教育現場の対応力が問われる 学校の生徒が別の生徒に暴行を加える動画が交流サイトで拡散される事案は全国で相次いでいます。栃木県や大分県、熊本県などでも類似の事案が発生し、社会問題化しています。 こうした事案の背景には、教育現場でのいじめや暴力行為に対する対応の遅れや、学校側の隠蔽体質への不信感があると指摘されています。被害者が学校に相談しても適切な対応が取られないため、最後の手段として動画を拡散せざるを得ない状況に追い込まれているという見方もあります。 一方で、加害者とされる生徒の個人情報が特定され、家族の写真や住所まで晒されるネット私刑が横行している問題も深刻です。過剰な私刑は新たな人権侵害を生み出し、問題をさらに複雑化させています。 今回の大阪市の事案でも、動画が2026年1月17日頃から交流サイト上で急速に拡散し、瞬く間に数百万回以上再生されました。撮影時期は2025年11月頃の寒い時期とされ、被害児童は溺死や低体温症の危険にさらされていたと考えられます。 大阪市教委は「いじめは決して許されないと認識しており、加害児童・生徒に指導をしています。今後もきちんと指導して参ります」としていますが、具体的な指導内容は個人のプライバシーとして明らかにしていません。 被害児童の安全確保と心のケア、加害生徒への適切な指導、そして再発防止に向けた学校現場の体質改善が急務となっています。動画拡散という症状を抑えるだけでなく、いじめや暴力を生み出す構造的な問題に正面から向き合う必要があるでしょう。
大阪市路上喫煙禁止1年、喫煙所不足で月10万円維持費に悲鳴
喫煙所不足で路上喫煙が続発 大阪市は路上喫煙違反者から過料1000円を徴収し、指導員を17人から92人に増員して取り締まりを強化しました。市の調査では路上喫煙率は4割減ったとしていますが、取材では1時間で18人の違反を確認するなど、依然として路上喫煙は後を絶ちません。 大阪市北区のオフィス街では、喫煙禁止の場所で吸う人の姿が多く見られます。理由を聞くと喫煙所が圧倒的に少ないという声が相次ぎました。周りがみんな吸ってるし税金払ってるねん。もうちょっと温かい目でといった不満の声も聞かれます。 大阪市は約400カ所の喫煙所を確保したとしていますが、条例施行後に喫煙所の増設などを求める陳情書が71件も寄せられています。堂島エリアでは喫煙所が2カ所しかなく、中は人がぎゅうぎゅうの状態で、外に人があふれ出ている状況です。 >「足りません、全然、喫煙所たくさん作ってください」 >「この辺りに喫煙所がないから、周りに流されて吸ってまうっすね」 >「喫煙所が目の前にあるけど、外で吸ってる人いるでしょ」 >「マナーを守ってもらわないとね、貼り紙してても一緒」 >「取り締まりけーへんわ思ってるんちゃう」 月10万円の維持費で初の赤字に 喫煙所を増やすことは簡単ではありません。大阪市の補助金で喫煙所を設置している入江たばこ店の入江哲治氏は、創業50年になりますけど、初めて赤字出しましたと語ります。 冷暖房の費用に加え、1人では掃除に限界があるため清掃業者も雇っており、月に維持費だけで10万円ほどかかっています。市の補助金が支払われるのは来年度のため、こんな状態ではやっていけないと訴えています。 入江氏には5年間の設置義務があり、そこまでは頑張ろうと思っているものの、継続を求められたらもう嫌です。もう閉めます完全にと限界を吐露しました。増設どころか、今ある喫煙所すら維持できない状況が明らかになっています。 ポイ捨て増加で火災の危険も 道頓堀商店会では、路上喫煙禁止に合わせて道端の灰皿を撤去しましたが、逆に花壇などへの吸い殻のポイ捨てが増え、地元の人たちが清掃に追われています。 谷内光拾事務局長は商店街から一本それたら、こそっと吸うんですねと説明します。さらに深刻なのは、火を消さないままタバコをポイ捨てする人がいることです。紙と混在しているので、火が出やすい。実際、道頓堀商店街もボヤがありましたと語り、どこも吸うところがこの辺にないので、非常に怖いと危機感を示しています。 3000カ所の喫煙所が必要との試算 近畿大学経済学部の村中洋介准教授は、取り締まりや罰則によって、やってはいけないということが浸透していかないと、喫煙所で吸うという行為にはつながらないと指摘します。過料の金額だけでなく、実際の取り締まりの強化が重要だと述べています。 また、村中准教授は大阪市だけで今、300億円以上のたばこ税収があることを挙げ、環境整備のためにたばこ税を活用すべきだと主張しています。現在の約400カ所に対し、人流データに基づく計算では約3000カ所の喫煙所が必要だと指摘されています。 大阪市は路上喫煙やポイ捨てが多い63のエリアで喫煙所を増やすことにし、補助金を出して民間企業などにも協力を求める方針です。しかし、受動喫煙を望まない人もいるため、対策は難しいのが現状です。 吸う人も吸わない人も過ごしやすい街にするために、行政のさらなる努力が求められています。特にたばこ税300億円の有効活用と、維持費負担の軽減策が急務です。
大阪都構想は地理的リスクを無視?南海トラフ地震の危険を考慮すべき
大阪都構想にはリスクが大きすぎる、横山英幸市長の提案に反対の声 大阪市長の横山英幸氏が、都構想の設計図作りを目指して出直し選挙に臨む意向を表明し、府市一体の成長と統治機構改革を訴えています。しかし、都構想には明らかなリスクが伴い、その実現には慎重な議論と再考が必要です。特に、地理的なリスクを考慮した場合、現在の大阪には都構想を進めるには向いていないという意見が多くあります。 南海トラフ地震リスクの現実 大阪府を含む南海トラフ地震の影響範囲に位置する地域では、将来的に大規模な地震が発生する可能性があります。このリスクは、都構想を進める上での最も重要な問題の一つです。大阪は南海トラフ地震の影響を受ける可能性が高い地域に位置しており、これに対する備えや対応策が十分でない現状で、都市機能の再編成を進めることは非常に危険です。 都構想を実現するためには、大阪府と大阪市が一体化して新たな統治機構を構築する必要がありますが、これにより行政機能やインフラが一元化されると、緊急時の対応が遅れる恐れもあります。特に、南海トラフ地震のような大規模災害が発生した場合、迅速かつ効果的な対応が求められます。統治機構の再編成がこの対応を妨げる可能性があるため、都構想を進めることには大きなリスクが伴います。 地理的リスクと都市再編 また、大阪は地理的にもリスクを抱えた地域です。南海トラフ地震が発生した場合、津波や土砂災害が予想されるエリアであることから、都市構造の再編成には特に慎重さが必要です。都構想が実現すると、行政機能が大阪市に集中する形となり、周辺地域との連携が難しくなる可能性もあります。災害時に迅速に対応できる体制が維持できないリスクが高まるため、今の行政体制を見直す前に、まずは災害対策を十分に整備することが求められます。 > 「大阪都構想はリスクが大きすぎる。今の状況で都市再編を進めるのは非常に危険。」 > 「地理的リスクを無視した都構想は、大阪にとって逆効果。」 > 「南海トラフのリスクが高い地域で統治機構改革を進めるのは、災害時に致命的な影響を及ぼす。」 > 「都構想よりも、災害対策にもっと予算を使うべきだ。」 > 「地理的な特性を無視して都市再編成を進めるのは無謀だ。」 大阪都構想の議論は今後も続く 横山市長が掲げる都構想は、府市一体の成長を目指すものではありますが、その実現に向けては慎重な議論が必要です。地理的リスクや災害対策が不十分なまま、都構想を進めることは、大阪の未来にとって大きな危険を招くことになりかねません。今後、政治家や市民による議論が深まる中で、より現実的な対策と成長戦略が必要とされるでしょう。
横山英幸大阪市長が出直し選挙へ辞職意向、3度目の都構想挑戦に税金の無駄遣い批判
大阪市の横山英幸市長が2026年1月13日、吉村洋文大阪府知事とともに辞職する意向を固めたことが分かりました。日本維新の会副代表である横山氏は、44歳という若さで次期衆院選に合わせた出直しダブル選挙に臨むと表明しました。その目的は、2度にわたり住民投票で否決された大阪都構想に再び挑戦するための民意を問うというものです。 横山氏は同日、報道陣の取材に対し、検討している選択肢として「ダブル選が一番大きいのではないか」と述べました。2023年4月の市長選で初当選したばかりの横山氏ですが、任期途中での辞職となれば、わずか3年足らずで市民に信を問い直すことになります。 2度の否決を無視する構図 大阪都構想は2015年と2020年の2回、住民投票で否決されています。2015年は約1万票差、2020年は約1万7000票差と、いずれも僅差ではありましたが、大阪市民は明確に「ノー」の判断を下しました。2020年の否決時には、吉村氏自身が「僕が再挑戦することはない」と明言していたにもかかわらず、わずか数年で方針を転換しました。 大阪維新の会代表代行を務める横山氏は、2011年に大阪府議会議員に初当選し、大阪維新の会幹事長などを歴任してきました。香川県三豊市出身で、父親も地方政治家という政治家一家に育ちました。2023年の市長選では、前市長の松井一郎氏の後継候補として擁立され、初当選を果たしています。 しかし、就任からわずか3年足らずで辞職し、出直し選挙を行うことには、市民からも疑問の声が上がっています。 >「また選挙で税金を使うのか。市民生活が苦しいのに」 >「2回も否決されたのになぜまたやるんだ」 >「任期途中で辞めるなら最初から4年の公約を守れ」 >「都構想より物価対策をしてほしい」 >「選挙費用を福祉に回してほしい」 税金の無駄遣いという批判 出直し選挙をめぐっては、過去にも税金の無駄遣いという批判が相次いでいます。2014年に橋下徹氏が行った大阪市長の出直し選挙では、約5億円の選挙費用がかかり、市民団体が訴訟を起こす事態にまで発展しました。 2019年には吉村氏と松井氏が知事と市長のポストを入れ替える「クロス選挙」を実施しましたが、この際も公明党や共産党から「大義なき選挙」「税金の無駄遣い」との批判が噴出しました。公明党は当時、「ポストを私物化し、市長の立場より政治的課題を優先するのは党利党略だ」と厳しく非難しています。 今回の出直しダブル選挙も、衆院選と同日に実施することで選挙費用を抑える狙いがあるとされていますが、それでも数億円規模の公費負担が発生します。横山氏と吉村氏がたとえ当選しても、任期は現在の残り任期である2027年4月8日までで変わりません。つまり、わずか1年余りの任期のために巨額の税金を投入することになるのです。 傍若無人な政治手法への疑問 日本維新の会と大阪維新の会の政治手法には、以前から傍若無人という批判がつきまといます。住民投票で2度否決された政策を、看板を変えながら何度も蒸し返す姿勢は、民主主義のルールを軽視しているとの指摘もあります。 横山氏は就任以来、吉村知事との府市一体の成長戦略を掲げてきましたが、その実態は大阪都構想の実現に向けた布石に過ぎなかったという見方も広がっています。市民生活に直結する物価対策や福祉の充実よりも、党の悲願である都構想を優先する姿勢には、多くの市民が疑問を感じています。 高市早苗首相が2026年1月23日召集の通常国会冒頭で衆院解散を検討していることを受け、横山氏と吉村氏は15日夕方までに最終的な結論を出し、同日にも記者会見を開く見通しです。 大阪市民の真の民意はどこにあるのか。出直し選挙という手法で再び問われることになりますが、その前に問われるべきは、維新の政治姿勢そのものではないでしょうか。
大阪市消防局職員が小学生に暴行疑い
大阪市消防局職員の書類送検、何が起きたのか 大阪市の大阪市消防局は2025年12月26日、東淀川消防署に勤務する37歳の職員が、児童への暴行による傷害の疑いで検察に送致されたと発表しました。 発表によると職員の階級は消防司令補で、2025年11月8日に自宅敷地内へ立ち入った児童に暴行したとして、大阪府警の高槻警察署から事情聴取を受けていました。 消防は火災や救急の最前線で、住民が非常時に頼る公的機関です。だからこそ勤務外の行為であっても、信頼を損なう問題として厳しく見られます。 2025年12月26日の送致は、警察が捜査内容をまとめて検察に送る手続きです。今後、起訴するかどうかなどの判断は検察が行い、刑事事件としての扱いが決まります。 一方で、自治体の職員には別に服務規律があり、刑事手続きとは別に内部の調査と処分が進むのが一般的です。市民の安全を担う組織だけに、法的な結論と同時に組織としての説明が問われます。 被害者側が語る状況と広がる波紋 児童の父親は、子どもが公園で友人とボール遊びをしていて、ボールが近くの自宅敷地内に入ったため取りに行ったと説明しています。 父親は、子どもが職員に首を絞められたうえで倒され、正座をさせられて平手で複数回たたかれたと話します。子どもはインターホンを鳴らさずに敷地へ入ったという点も父親が語っています。 父親によると、子どもは脳しんとうや頸椎ねんざなどで全治2週間のけがを負い、出来事の後は不眠や恐怖感などが続いているといいます。知らない大人が近づくだけで強い不安を訴え、急に泣き出すこともあるとしています。 > 「ボールを取りに行っただけで、ここまでされるのは怖すぎる」 > 「子ども相手に手が出るのは一線を越えていると思う」 > 「敷地に入ったのは悪いけど、暴力で返すのは違う」 > 「公務員は信頼が仕事なのに、裏切られた気持ちになる」 > 「子どもの夢まで奪われたのがつらい」 父親は、相手が消防職員だと分かった瞬間に、子どもが抱いていた消防士への憧れが崩れたと訴えています。公務員の行為が、子どもの将来像に直接影響したという点は重いです。 捜査と処分、消防局に問われる説明責任 大阪市消防局は聞き取りで職員が容疑を認め、「許されない行為であった」と反省の趣旨を述べたとしています。 同局は、事実関係を確認したうえで厳正に対処し、服務規律の確保を重ねて徹底して信頼回復に努めるとしています。被害者側は厳重な処分を求めています。 処分は、行為の悪質性だけでなく、被害の程度、本人の認否、再発の恐れ、組織への影響などを踏まえて決まります。市民に納得してもらうには、結論だけでなく判断の筋道を示す必要があります。 焦点は、刑事手続きの結論だけではありません。組織がどの段階で相談や通報を受け、何を把握し、被害者支援と再発防止のために何を即時に実行したのかが問われます。 とくに地域の子どもが関わる近隣トラブルは、初動の対応で被害が拡大することがあります。職員が勤務外であっても、公務員としての倫理と自制が欠かせないのは当然です。 子どもの安全と「境界線」の作り方 他人の敷地に無断で入る行為は正当化できませんが、子どもが関わる場面では、注意の仕方そのものが子どもの安全に直結します。 家庭や学校では「勝手に入らない」と教えていても、ボール遊びのような場面では子どもがとっさに動いてしまうことがあります。大人はそれを前提に、声かけの順序と距離感を守り、暴力に頼らない線引きを徹底する必要があります。 例えば「まずインターホンで呼ぶ」「門の外で待つ」「大人が一緒に取りに行く」など、子ども側にも実行できる行動を共有しておくと、衝突の芽を減らせます。 自治体側も、処分結果の公表だけで終わらせず、同様の場面で職員がとるべき対応を具体化し、地域にも伝えるなど再発防止を形にすることが求められます。 被害者の回復と地域の安心を両立させるには、事案の経緯、判断の根拠、組織としての改善策を丁寧に示すしかありません。信頼は手続きの透明性からしか戻りません。
大阪市路上喫煙防止条例、喫煙者59%が喫煙所不足と回答、26年度に65カ所整備へ
過料1万925件、認知度は80%に 大阪市は2025年1月27日、4月からの万博開催を見据えて路上喫煙防止条例を施行しました。これまでは梅田や心斎橋など6地区に限定していた規制を市内全域に拡大し、違反者から過料1000円を徴収する行政処分を開始しました。紙巻きたばこに加え、加熱式たばこも規制対象に含めたのが特徴です。 施行後の過料処分件数は1万925件に達しました。市内居住者を対象にしたアンケートでは、路上喫煙禁止の認知度は約80%に上りました。条例の周知は一定程度進んだといえますが、実態調査では課題も浮き彫りになりました。 繁華街の喫煙率は全体の2倍 市内全体の路上喫煙率は0.15%でしたが、繁華街など対策の優先度が高いエリアでは0.31%と約2倍の高さを記録しました。特に中央区の宗右衛門町通周辺や千日前商店街周辺が最も路上喫煙率が高く、吸い殻も多い地点と判断されました。 これらのエリアは、飲食店や娯楽施設が集中する歓楽街であり、夜間の人通りも多い場所です。喫煙者が多く集まる一方で、喫煙所の整備が追いついていない状況が明らかになりました。 >「喫煙所が少なすぎて困る。吸える場所がないから結局路上で吸っちゃう人が出る」 >「過料1000円取るなら、もっと喫煙所を増やすべきでしょ。これじゃただの罰金稼ぎ」 >「繁華街は特にひどい。喫煙所探すのに時間かかりすぎ」 >「59%が不十分って答えてるのに188カ所も作ってるって、どこに作ってるの?」 >「万博で外国人が来るんだから、もっと計画的に整備すべきだった」 喫煙者の6割が不満を表明 市はこれまでに188カ所の喫煙所を整備しましたが、喫煙者の約59%が喫煙できる場所の確保が不十分だと回答しました。この数字は、条例施行前の準備が不十分だったことを示しています。 大阪市は、条例施行と同時に指定喫煙所として120カ所を新設し、既存の20カ所も改修する計画でした。また、民間事業者が喫煙所を整備する場合には設置経費を補助する制度も創設しました。しかし、実際には喫煙者のニーズに応えきれていない状況です。 喫煙所が都心部に偏っており、周辺地域では十分に確保されていないという課題も指摘されています。梅田やなんば、天王寺などの主要ターミナルには喫煙ブースが設置されていますが、住宅街や郊外では喫煙所を見つけるのが困難な状況です。 2026年度以降に65カ所を新設 最終報告では、路上喫煙者を多く確認した市内63エリアで、2026年度以降に新たな喫煙所を65カ所整備する方針を示しました。繁華街を中心に、喫煙率の高いエリアに重点的に配置する計画です。 また、啓発・指導体制の強化も打ち出しました。現在も指導員が巡回して違反者に注意していますが、繁華街では夜間の路上喫煙が目立つため、巡回時間の延長や人員増加が検討されています。 市環境局の担当者は「次年度以降に本格的な対策を講じ、路上喫煙のない美しいまちづくりを進めたい」と話しました。万博開催中の2025年4月から10月にかけては、世界各国から来場者が訪れるため、国際観光都市としての環境整備が急務となっています。 罰則だけでは解決しない 路上喫煙防止条例の課題は、罰則強化だけでは解決しないことです。喫煙者が合法的にたばこを吸える場所を十分に確保しなければ、路上喫煙は減りません。過料1000円の徴収は抑止力にはなりますが、喫煙所がなければ違反せざるを得ない状況が生まれます。 2020年4月に改正健康増進法が全面施行され、屋内が原則禁煙となりました。この法改正により、喫煙可能な場所が大幅に減少し、一部の喫煙所に人が集中するようになりました。その混雑を避けるために路上で喫煙する人が増えたという指摘もあります。 大阪府は2025年4月1日から大阪府受動喫煙防止条例を全面施行しており、客席面積30平方メートルを超える飲食店は原則屋内禁煙となりました。府としても、法・条例に起因する路上喫煙対策として、市町村や民間事業者と連携しながら屋外分煙所の整備を進めています。 万博までに間に合うのか 2025年4月13日から10月13日まで開催される大阪・関西万博まで、残された時間はわずかです。2026年度以降に65カ所の喫煙所を整備するという計画は、万博期間中には間に合いません。万博開催中に路上喫煙が多発すれば、国際観光都市としてのイメージダウンは避けられません。 大阪市は、民間企業との連携を強化し、短期間で喫煙所を増やす必要があります。また、既存の喫煙所の場所を外国人観光客にも分かりやすく案内する多言語対応も求められます。喫煙所マップの充実や、スマートフォンアプリでの情報提供なども有効でしょう。 路上喫煙防止条例の実効性を高めるには、罰則と喫煙所整備の両輪が不可欠です。大阪市の取り組みは、全国の自治体が注目しています。万博を成功させるためにも、喫煙者と非喫煙者が共存できる環境づくりが急務です。
大阪市中央卸売市場にヒトの内臓のようなものが入った大量の瓶が不法投棄
食の安全に黒い影 大阪市中央卸売市場にヒトの内臓か「大量の瓶」不法投棄 医療廃棄物処理法違反で府警捜査 大阪市福島区の中央卸売市場で2024年9月18日、ヒトの内臓のようなものが入った大量の瓶が捨てられているのが発見され、大阪府警が廃棄物処理法違反の疑いで捜査していることが12月19日明らかになりました。食品の安全性を担保すべき市場への医療廃棄物の不法投棄は、食の安全に対する重大な脅威となる可能性があり、関係者に衝撃を与えています。 関係者によると、2024年9月18日午前中、大阪市福島区の中央卸売市場のごみ置き場周辺で清掃作業を行っていた男性が、複数の段ボールに入った大量の瓶を発見しました。瓶の中には、切り取られた人の臓器のようなものが入っており、市場関係者が警察に通報しました。 発見者である清掃作業員の男性は「明らかに臓器という感じではなくて、何か切り取られたものやなあと思った。手術して取ったものみたいな。普通に処理したらまずいと思って」と証言しています。瓶の蓋には名前のような文字が書かれていたことも判明しており、病院などから出た医療廃棄物である可能性が極めて高いとみられています。 >「市場に医療廃棄物って衛生的に大丈夫なのか心配」 >「食べ物を扱う場所に内臓とか本当にやめてほしい」 >「医療廃棄物の処理費をケチったんじゃないか」 >「大阪の台所が汚染されるなんて許せない」 >「処理業者の責任も追及してほしい」 大阪市中央卸売市場の重要性 大阪市中央卸売市場本場は、1931年に開設された日本最大級の卸売市場で、東京都の豊洲市場に次いで全国第2位の取扱高を誇ります。敷地面積は約18万平方メートル、延床面積約31万平方メートルという甲子園球場約8倍の広大な施設で、青果、水産物、加工食料品を扱っています。 毎日約2900トン、年間約70万トン以上の鮮魚や野菜、果物、乾物類などが日本や世界各地から集まる関西の食の中枢拠点です。午前3時から荷の搬入が始まり、マグロの競りは午前4時15分、青果の競りは午前5時から開始される、24時間稼働する巨大な食料流通基地となっています。 このような重要な食品流通拠点への医療廃棄物の投棄は、食品安全性への深刻な脅威となる可能性があり、関西圏の食料供給に対する信頼性を損なう恐れがあります。 医療廃棄物処理の法的規制と罰則 医療廃棄物は廃棄物処理法により「感染性廃棄物」として特別管理廃棄物に分類され、厳格な処理が義務付けられています。医療機関から排出される血液や内臓などの廃棄物は、感染症の危険性があるため、許可を受けた専門業者による適正処理が法律で定められています。 廃棄物処理法違反の罰則は非常に厳しく、不法投棄の場合は5年以下の懲役もしくは1000万円以下の罰金、またはこれらの併科が科せられます。法人が関与した場合は3億円以下の罰金が課される場合もあります。 医療機関には「排出事業者責任」があり、委託業者が不適正処理を行った場合でも医療機関側に責任が問われることになります。過去には、適切な許可を持たない業者に医療廃棄物を委託した医療機関が摘発され、逮捕・書類送検された事例もあります。 医療廃棄物を適正に処理せず一般ゴミとして排出したり、許可のない業者に委託したりすることは、深刻な法律違反行為となり、社会的制裁と刑事責任の両面で厳しく処罰されます。 今後の捜査と対策の必要性 大阪府警は廃棄物処理法違反の疑いを視野に、投棄の経緯や関係者の特定を進めています。瓶の蓋に記載された名前から、廃棄物の排出元医療機関や処理委託業者の特定が可能とみられ、捜査の進展が期待されます。 今回の事件は、医療廃棄物処理システムの不備や監視体制の甘さを露呈するものです。食の安全を守るべき市場への不法投棄を防ぐためには、医療機関の排出事業者責任の徹底、処理業者の監督強化、市場周辺の警備体制見直しなど、包括的な対策が必要です。 また、市場関係者や消費者の信頼回復のため、大阪市や市場管理者による再発防止策の策定と公表が求められています。関西の食を支える重要拠点である大阪市中央卸売市場の安全性確保は、広域の食品安全保障に直結する重大課題として、今後の動向が注目されます。
大阪市議会が障害者就労支援制度見直し意見書可決、絆HD27億円不正で制度改善要求
意見書案で制度の抜け穴封じを要求 大阪維新の会ら4会派が共同提案した意見書案では、絆ホールディングスの問題について「障害福祉制度の根幹を揺るがしかねない重大な問題」と厳しく指摘しています。制度上の抜け穴を塞ぐ観点から、一刻も早い見直しを講じることを強く要望しました。 絆ホールディングスは、障害者に働く場や訓練を提供する「就労継続支援A型事業所」を複数運営していました。A型事業所では、利用者が一般企業に移り半年以上働くと就労定着を評価する形で、人数に応じた給付金が市町村から加算される仕組みがあります。 >「制度を悪用して税金を食い物にする行為は許せない」 >「障害者支援の理念を踏みにじる卑劣な手口だ」 >「このような抜け穴があること自体が問題」 >「青天井で加算されるシステムがおかしい」 >「国はもっと厳格な監査体制を整備すべき」 巧妙な制度悪用の手口が判明 関係者によると、同社は利用者をグループ企業内でデータ入力などに携わらせて一般就労として扱い、半年経過すると事業所に戻す手法を繰り返していました。実際の作業内容はほとんど変わらないにも関わらず、雇用形態を切り替えることで何度も加算金を受け取っていた疑いがあります。 元利用者の証言では、「支援はほとんど受けられなかった」との声もあり、制度の趣旨である就労支援ではなく、給付金の水増しが目的になっていたとみられます。元職員も「本当だったらもっと頑張れる人だとしても、あそこにいれば、こんなので給料をもらえるんだとダメになっていく」と実態を証言しています。 大阪市も国に制度改善を要望 大阪市は12月3日付で、厚生労働省に制度改善を要望しました。市は加算金の上限がないことなどの問題点について伝えており、横山英幸市長氏は11日の記者会見で「障害者就労支援は重要な事業です。あるべき就労支援の姿に向け、国と協議を進めていきます」と述べました。 現在、大阪市は障害者総合支援法に基づく監査を実施中で、不適正な事業運営が判明した場合は認定取り消しや返還請求を検討しています。監査対象は絆ホールディングス傘下の5つの事業所で、過大受給額は約27億円に上るとされています。 全国的な制度見直しが急務 就労継続支援A型事業所は全国に約4300カ所あり、8万人以上が利用している重要な制度です。運営費の一部は国や自治体からの給付金でまかなわれており、障害のある人の「働く力」を支える大切な仕組みとして機能してきました。 しかし今回の事件により、制度の設計そのものに欠陥があることが明らかになりました。加算金に上限がない仕組みや、監査体制の不備が指摘されており、制度を悪用する事業者の参入を防ぐためのより厳格な仕組み作りが求められています。 意見書では「青天井の算定が生じない仕組み」の構築を求めており、国は障害福祉制度の信頼回復に向けた根本的な改革を迫られています。この問題は大阪だけの問題ではなく、全国の障害者就労支援制度の在り方を問う重大な事案として今後の動向が注目されます。
大阪市プレミアム商品券発行発表、横山英幸市長が物価高対策で440万口規模
大阪市、物価高対策にプレミアム商品券で市民支援 高市政権の交付金活用で前回同等規模 現在の物価高が市民生活に深刻な影響を与える中、大阪市は実効性の高い対策に乗り出します。横山英幸市長は2024年12月4日、高市早苗内閣の総合経済対策に盛り込まれた重点支援地方交付金を活用し、プレミアム付商品券を発行すると発表しました。この取り組みは市民の家計負担軽減と地域経済の活性化を両立させる施策として注目されています。 2023年の実績を上回る規模で展開 今回発行されるプレミアム商品券は、2023年に実施した前回と同等以上の規模となる見通しです。前回は1万円で1万3千円分の買い物ができる商品券を440万口販売し、総額約570億円という大規模な事業となりました。前回事業では1次申込で全員当選となるなど、市民にとって利用しやすい制度設計が評価されていました。 横山市長は記者団に対し「多くの市民がやってくれてよかったと実感できるような事業とした」と述べ、市民の実生活に直接的な効果をもたらす政策を重視する姿勢を明確にしました。価格や実施時期については市議会での議論を経てから公表するとしており、市民の声を反映した制度設計を目指しています。 >「前回のプレミアム商品券、本当に助かりました。今回もぜひ利用したい」 >「物価が上がって日用品の買い物が大変。商品券があれば少しでも家計が楽になる」 >「大阪市の取り組みは素早いですね。他の自治体も参考にしてほしい」 >「スーパーでも百貨店でも使えるから、普段の生活で活用できるのがいい」 >「年末年始の出費が増える時期だから、今回の発表はタイミングが良い」 前回の商品券は大阪市内の百貨店、飲食店、スーパー、コンビニ、ドラッグストア、家電量販店、美容院、宿泊施設など幅広い業種で利用可能でした。今回も同様の利用範囲が想定されており、市民の日常生活に密着した支援策となることが期待されています。 国の交付金制度を有効活用 大阪市の取り組みの背景には、高市早苗内閣が推進する重点支援地方交付金の活用があります。この制度は各自治体が地域の実情に応じて物価高対策を実施できるよう設計されており、自治体の裁量に委ねられています。 政府は当初、おこめ券の配布を推奨事業として後押ししていましたが、一部自治体からは「事務経費の負担が大きい」との反発の声も上がっていました。これに対して大阪市は独自の判断でプレミアム商品券を選択し、過去の実績とノウハウを活かした効率的な事業運営を目指しています。 重点支援地方交付金は全国で約2兆円の規模となっており、各自治体がそれぞれの地域特性を活かした施策を展開することが想定されています。大阪市の決定は他の自治体にとっても参考事例となる可能性があり、全国的な物価高対策の方向性に影響を与える可能性があります。 地域経済活性化への期待 プレミアム商品券の効果は単なる家計支援にとどまりません。前回の事業では、商品券を利用した消費活動により大阪市内の小売業や飲食業の売上増加に寄与しました。特に中小規模の事業者にとっては、消費者の来店機会増加や客単価向上など、直接的な経営改善効果が確認されています。 また、商品券事業は市外からの流出を防ぐ効果も期待できます。大阪市民が市外で消費する機会を市内に振り向けることで、地域内での経済循環が促進されます。これは地域経済の自立性を高める重要な要素でもあります。 今回の事業規模が前回同等以上となることで、より多くの市民が恩恵を受けるとともに、地域経済への波及効果も拡大することが見込まれています。年末年始という消費が活発化する時期に合わせた実施により、地域経済の底上げ効果も期待できます。市民生活の安定と地域経済の発展を同時に実現する大阪市の取り組みは、効果的な物価高対策のモデルケースとして注目されます。
大阪市特区民泊全件調査開始、迷惑民泊根絶へ約7000施設対象 苦情399件急増で監視強化
大阪市特区民泊に全件調査開始 迷惑民泊根絶へ約7000施設対象、苦情急増受け監視強化 大阪市は2025年11月26日、全国の約9割が集中する「特区民泊」約7000施設を対象とした実態調査を開始した。騒音やゴミ処理などの住民トラブルが急増していることを受け、市保健所に新設した「迷惑民泊根絶チーム」が調査を担当し、悪質事業者には認定取り消しも視野に入れた厳格な監視指導を行う方針だ。 苦情件数が3年で4倍に急増 大阪市内の特区民泊をめぐる問題は深刻化の一途をたどっている。市が2024年度に受け付けた特区民泊に関する苦情は399件に達し、最も少なかった2021年度の4倍以上に増加した。施設数も2023年3月の3272施設から2025年7月には6696施設へと倍増し、トラブルの増加に拍車をかけている。 >「夜中に外国人観光客が大声で騒いでいる」 >「ゴミの分別がされずに放置されている」 >「管理者と連絡が取れずに困っている」 >「民泊利用者の荷物が共用部に置きっぱなし」 >「住宅街なのに毎日違う人が出入りして不安」 横山英幸市長は記者会見で「適正な運営をしていない事業者に徹底した指導をするためにも全件調査を行う。しっかりチェックしたい」と強調した。特に重要なのは、トラブル発生時に適切な対応体制を整えている事業者かどうかの見極めだとして、これを「最低限のライン」と位置づけた。 迷惑民泊根絶チームが専従体制で調査 今回の全件調査は、市保健所に新設した専従の「迷惑民泊根絶チーム」の担当者5人が実施する。約4000の事業者宛てに調査票を発送し、各施設の宿泊実績や苦情件数、騒音やゴミ処理に関する宿泊者への注意喚起方法、苦情受付体制、収集運搬業者名などの詳細な情報を収集する。 事業者には年内の回答を求めており、調査結果をもとに重点的な指導が必要と判断した施設には2026年度以降、順次立ち入り調査を実施する方針だ。市保健所環境衛生監視課の井沢純課長は「現状の問題点を把握する基礎資料となる。事業者には速やかに回答してほしい」と話している。 新規申請停止と既存施設の監視強化 大阪市は既に特区民泊の新規申請受理を2025年5月29日で停止する方針を決定している。受理再開の時期は明らかにしておらず、当面は新規参入を認めない厳格な姿勢を示している。 既存施設についても監視指導を大幅に強化する。運営が不適切な施設に対しては、業務停止命令や認定取り消しまでの手順を明確化し、処分要領を策定する。苦情が発生した場合の違反事業者への指導を徹底し、従わない場合は改善命令や認定取り消しなどの処分を迅速に実施する体制を整える。 これまでは処分基準に曖昧さがあったが、今回の制度見直しにより明確な処分手順と厳格な監視体制を構築することで、問題事業者への対処を強化する。 全国の94%が大阪市に集中する異常事態 特区民泊は国家戦略特別区域法に基づく制度で、宿泊施設不足を解消するため規制を緩和している。通年営業が可能で、ホテルや旅館に比べて参入ハードルが低いため、利益を上げやすい仕組みとなっている。 しかし全国7091施設の94%に当たる6696施設が大阪市に集中している異常事態となっており、近隣住民との軋轢が深刻化している。多くの施設では外国人投資家による運営が行われ、管理体制が不十分な事例が続出している。 今回の全件調査は、こうした問題の全容を把握し、適切な指導監督により地域住民との共存を図る重要な取り組みとなる。大阪市の対応は他の自治体にとっても民泊規制のモデルケースとして注目される。
大阪市の福祉関連施設が過大請求した104市町村対象者の半数が市外居住で27億円の不正受給疑惑
全国規模の不正が発覚 大阪市の「絆ホールディングス」が2024年度以降、傘下の事業所で障害者就労支援の給付金を約27億円過大に受給していた疑いが明らかになりました。市への取材で、過大請求を受けた市町村が14都府県104市町村に上ることが判明し、就労定着者の約半数は市外に住んでいたことが分かりました。 絆ホールディングスの子会社などが大阪市内で運営する複数の「就労継続支援A型事業所」が、利用者が一般企業に移り半年以上働くと事業所への給付金が加算される制度を悪用していました。関係者によると、絆ホールディングスはA型で働く利用者をグループ内でデータ入力などに携わらせて「一般就労」の形に転換し、6カ月以上たったらA型に戻して再び一般就労に移行させることを繰り返していました。 >「こんな制度の悪用が許されるのか。障害者支援の制度が食い物にされている」 >「27億円って相当な額だよね。税金返してほしい」 >「就労支援と言いながら結局は金儲けの道具にしてるじゃないか」 >「これじゃあ本当に支援が必要な人達が困るよ。制度の見直しが必要」 >「大阪市はなぜもっと早く気づかなかったんだ。監査体制に問題がある」 組織的な不正スキームが判明 絆ホールディングスグループの元職員の証言により、「36カ月プロジェクト」という名前で6カ月ごとに一般雇用と利用者雇用を切り替えていく組織的な手法が明らかになりました。グループ内で使用されていた資料には「A型就労期間」と「一般就労期間」を繰り返すことを示す図が描かれており、制度を悪用するための具体的な仕組みが存在していました。 元職員の証言によると、利用者が就職したいから一般就職するわけではなく、期間が経てば自動的に一般就職という形に雇用が切り替えられ、また利用者に戻る仕組みでした。環境も仕事内容も一切変わらない中で、契約だけを変更することで加算条件を満たしていたとされています。 傘下の3事業所が昨年度申請した就労定着者数は616人と、前年度の298人から倍増していたことも判明しており、不正な水増しが急激に拡大していた実態が浮かび上がっています。 市の監査体制に重大な欠陥 大阪市が昨年度に就労継続支援A型事業所へ支払った給付金の総額は約136億円で、このうち絆ホールディングスのグループが4割近くを受け取っていたとみられています。一つの企業グループが市の給付金総額の4割を占めるという異常事態にも関わらず、長期間にわたって見過ごされていました。 横山英幸氏市長は11月6日、監査の結果で不適正な事業運営が判明した場合は「認定取り消しや返還請求も当然あり得る」と述べました。また、市内に1649ある福祉関連事業所に加算金に関する実態調査を始めており、横山氏市長は調査結果を月内に取りまとめる考えを明らかにしました。 横山氏市長は「監査対象の法人は広範にわたって運営されている。万が一にも適正でない処理や申請があった場合は、市として毅然とした対応をしなければならない」と述べており、制度の抜本的な見直しと監査体制の強化が急務となっています。 福祉制度への信頼失墜は深刻 今回の事件は、障害者支援という崇高な理念を掲げた福祉制度が、営利追求の道具として悪用されていた実態を浮き彫りにしました。真に支援を必要とする障害者の方々にとって、制度への信頼失墜は極めて深刻な問題です。 元利用者の証言によると「動画編集」や「ものづくり」ができるとうたっていたにも関わらず、実際には十分な支援が受けられなかったケースもあり、本来の就労支援機能が果たされていなかった疑いも強まっています。 制度の趣旨である就労支援ではなく、給付金の水増しが目的となっていた構図は、福祉制度の根本的な問題を示しています。国や自治体は監査体制の抜本的な見直しと、制度悪用を防ぐための厳格なルール作りを急がなければなりません。障害者の方々が真に必要とする支援が確実に届けられる制度への再構築が求められています。
大阪市特区民泊新規申請停止決定 迷惑民泊根絶チーム新設でヤミ営業処分強化
大阪市特区民泊新規停止でヤミ営業増加懸念 違法業者処分へ根絶チーム新設 政府は2025年11月17日、国家戦略特区における「特区民泊」について、2025年5月29日で新規申請の受理を停止するとした大阪市などの方針を了承しました。全国の特区民泊施設の94%が集中する大阪府内では住民トラブルが深刻化しており、自治体が相次いで新規申請停止に踏み切る異例の事態となっています。 大阪市は悪質事業者への対応を強化するため「迷惑民泊根絶チーム」を新設し、違法営業の撲滅に本格的に取り組む姿勢を鮮明にしました。 住民苦情が3年で4倍超に急増 大阪市が特区民泊の新規申請停止を決断した背景には、住民とのトラブルの急激な増加があります。2024年度の苦情件数は前年度比2倍以上の399件に達し、2021年度の4倍を超える深刻な状況となりました。 苦情の内容はごみ処理や騒音問題が中心ですが、特に目立つのが「2泊3日以上」という滞在日数ルールを守らない1泊滞在に関するものです。特区民泊は通年営業が可能で参入ハードルが低いため急速に普及しましたが、その一方で適切な管理を怠る事業者が増加したのが実情です。 民泊事業者らで構成する「民泊旅館簡易宿所業組合」の榊原啓祐代表は、新規申請停止について懸念を表明しています。「申請受理を停止することでヤミ民泊が増える恐れがある」として、制度の見直しが逆効果になる可能性を指摘しました。 市民からも様々な声が上がっています。 >「やっと住環境が改善されそうで安心した」 >「観光客は歓迎だけど、ルールを守らない民泊はもう限界」 >「正直な事業者まで巻き添えにならないか心配」 >「ヤミ民泊が増えたら本末転倒になってしまう」 >「根本的な解決には時間がかかりそうだね」 全施設7000件対象の実態調査を実施 今月発足した大阪市の迷惑民泊根絶チームは、特区民泊施設の営業実態を把握するため、市内全7000件超の施設を対象としたアンケート調査を準備中です。これまでの苦情内容と調査結果を組み合わせて重点監視施設を抽出し、効率的な指導・処分体制を構築する方針です。 市は11月中にも事業者の処分に関するマニュアルを策定し、重点監視施設への立ち入り調査を強化します。悪質事業者に対しては改善命令や認定取り消しといった厳格な処分を実施する予定で、これまでの曖昧な基準を明確化して実効性を高める狙いです。 大阪市では既に違法民泊撲滅チームが2018年から活動しており、4700件のヤミ民泊を確認して約9割に指導を実施した実績があります。しかし特区民泊の急増に伴い新たな問題が発生したため、追加的な対策が必要となりました。 地域共生への模索続く 大阪市生野区で町内会長を務める安藤公一さん(68歳)は、新規申請受理の停止について「現状を考えれば仕方ない」と理解を示しています。町内会エリアには5件の特区民泊施設があり、さらに1件が開業準備を進めている状況です。 安藤さんは「何とか事業者と地域が共生できる形を模索したい」と語り、全面的な排除ではなく適切なルール遵守による共存の道を探る考えを示しました。これは多くの住民の本音を代弁する発言と言えるでしょう。 大阪府では34自治体を対象とした意向調査を実施し、全域での新規受け付け停止を希望する自治体が7市町から27市町村に急増するなど、府内全体で規制強化の流れが加速しています。 一方で観光業界への影響も懸念されており、2024年に大阪府を訪れた外国人旅行者の消費額は1兆2935億円と2018年から7割増加している現状を考慮すれば、宿泊需要の受け皿確保も重要な課題です。 大阪市の今回の決断は、急成長した民泊市場に対する初の本格的な規制強化として注目されています。適正な運営を行う事業者と地域住民の双方が納得できる制度の構築が、今後の大きな課題となりそうです。
経営管理ビザ厳格化で浮き彫りの外国人移住問題:大阪市中国系ペーパーカンパニー急増
異名「移住ビザ」の悪用防止へ:経営管理ビザ厳格化で浮き彫りになる外国人移住問題 大阪市で確認された「駆け込み起業」 大阪市東住吉区にある8階建ての雑居ビルでは、厳格化の約1週間前に設立された中国系企業が多数確認されています。郵便受けには「410B○○株式会社」「605B××株式会社」「804B△△株式会社」といった中国系の名を冠した企業が並んでいますが、実際の活動実態は見当たりません。 阪南大国際学部の松村嘉久教授は「恐らく全て移住目的のペーパーカンパニーだ。厳格化を前に『駆け込み起業』をしたのだろう」と指摘しています。これらの企業の代表取締役の住所は中国と記されており、日本での実質的な事業活動を行っていない可能性が高いとされます。 制度悪用の背景と社会問題 経営管理ビザは異名を「移住ビザ」とも呼ばれており、日本の手厚い社会保障制度を享受する目的で取得する中国人が増加していました。必要な資本金は従来「500万円以上」で、諸外国と比べて格安だったため、制度悪用の温床となっていました。 一部の中国人は日本語をほぼ話すことができず、文化の違いなどもあり、大阪市内の一部地域では地元住民との摩擦も起きています。また、日本の公的医療保険制度を利用して高額な医療を受けた後、保険料を滞納したまま帰国するケースも報告されています。 SNSでは制度悪用への懸念が広がっています。 >「中国系企業の駆け込み設立ラッシュって、明らかに制度の抜け穴狙いでしょ。日本の税金にただ乗りするのは許せない」 >「移住ビザなんて言われるくらい簡単だったのが問題。500万円で日本の社会保障使い放題とか甘すぎる」 >「大阪のペーパーカンパニー問題、地域住民が迷惑してるのに放置してきた行政の責任は重い」 >「厳格化は遅すぎたくらい。3000万円でもまだ安いって専門家が言ってるし、もっと厳しくしてほしい」 >「真面目に日本で起業したい外国人には申し訳ないけど、制度悪用する人が多すぎた結果だから仕方ない」 2025年10月16日施行の厳格化内容 制度悪用を防ぐため、政府は経営管理ビザの要件を大幅に厳格化しました。主な変更点は以下の通りです。 資本金要件の6倍引き上げ 従来の500万円から3000万円以上へと大幅に増額されました。これは韓国(約3000万円)や米国(1500万円~3000万円)などの国際水準に合わせたものです。 常勤職員の雇用義務化 新たに常勤職員1名以上の雇用が必須となりました。対象は日本人、特別永住者、永住者などの身分系在留資格保有者に限定されます。 日本語能力要件の追加 申請者または常勤職員のいずれかに、日本語能力試験N2レベル相当以上の日本語能力が求められるようになりました。 学歴・経験要件の新設 経営・管理に関する3年以上の実務経験、または修士以上の学位が必要となりました。 事業計画の専門家確認 公認会計士や中小企業診断士などによる事業計画の評価確認が原則義務化されました。 特区民泊との関連性 大阪市では特区民泊の約41%が中国人または中国系法人により運営されており、経営管理ビザ取得の手段として悪用されているケースが指摘されています。全国の特区民泊の約9割にあたる約6700施設が大阪市に集中しており、騒音やごみなどの苦情が地域住民から相次いでいました。 横山英幸大阪市長は2025年10月、「認定のルールから外れるような事業者は徹底的に指導を行い、必要に応じて許可の取り消しを行う」と述べ、新規申請の受け付けを来年5月末で停止することを決定しています。 厳格化の効果と今後の課題 松村教授によると、制度悪用者の多くは3000万円以上の資本金調達が困難とみられる中国の中間層であり、「一気に取得のハードルが上がり、従来のやり方はほぼできなくなるだろう」と効果を期待しています。 一方で、真面目に日本で起業を志す外国人への影響も懸念されており、「日本が好きで日本語を学び、日本社会に溶け込もうとしている中国人にまで影響が及ぶことが心配だ」との指摘もあります。政府は既に経営管理ビザで在留中の外国人については、施行から3年間は新基準に適合しなくても経営状況などを踏まえて更新を判断するとしています。
維新横山副代表が火消し発言「政治ごっこではない」藤田疑惑で党結束アピール
維新・横山副代表「われわれは政治ごっこではない」 藤田共同代表の公金疑惑で党内結束アピール 日本維新の会の藤田文武共同代表が自身の公設秘書が代表を務める企業に公金を支出したとする報道をめぐり、同党の横山英幸副代表(大阪市長)は2025年11月6日、記者団の取材に対し「われわれは政治ごっこをしているのではない」と述べ、問題点を修正しながら政策実現に注力する考えを示しました。 藤田氏の公金支出疑惑が浮上する中、党内の動揺を抑えて結束をアピールする狙いがあるとみられます。横山氏は「発注そのものに違法性はない」と藤田氏を擁護する一方で、「身を切る改革を掲げる維新だからこそ求められる水準がある」として、党内調査とルール作りを進める方針を明らかにしました。 2000万円の公金還流疑惑とは 問題となっているのは、共産党機関紙「しんぶん赤旗」日曜版が報じた疑惑です。藤田氏側が2017年6月から2024年11月まで、公設第1秘書が代表を務める「株式会社リ・コネクト」(兵庫県)に計約2,100万円を支出し、そのうち約1,965万円が政党交付金などの公金からの支出だったとされています。 同社は藤田氏の公設秘書に年720万円の報酬を支払っており、「身内への税金還流」との批判が上がっています。法人登記簿では同社の本店所在地は秘書の自宅となっており、目的欄に印刷業の記載もないことから、実態のない取引ではないかとの疑念も持たれています。 藤田氏は11月4日の記者会見で「全て実態のある正当な取引であり、専門家にも相談の上で適法に行っている」と反論し、「今後は当該企業には発注しない」と述べましたが、違法性は否定し続けています。 党内からも批判の声 深刻なのは、維新の創設者である橋下徹元大阪府知事からも厳しい批判が出ていることです。橋下氏はX(旧ツイッター)で「まさに政治家による公金マネーロンダリングだ」と指摘し、「実費分以上に利益が発生していたら政治家として完全にアウトだろう」と痛烈に批判しています。 また、「与党党首・権力者として対応を誤った」とも述べ、藤田氏の対応そのものも問題視しています。維新内部での対立が表面化し、党の求心力低下が懸念される状況となっています。 >「身を切る改革を掲げているのに、身内にお金を流すなんてあり得ない」 >「適法だから問題ないという態度が維新らしくない。説明責任を果たすべきだ」 >「政治とカネの問題で自民党を散々批判してきたのに、自分たちも同じことをしている」 >「橋下さんの批判は正論。藤田氏は辞任すべきだ」 >「高市政権との連立に水を差すような問題だ。党のイメージが悪化する」 横山氏の火消し発言の狙い こうした中での横山氏の発言は、党内の動揺を鎮めて結束を維持する狙いがあるとみられます。横山氏は藤田氏が4日に開いた会見について「一定の説明責任は果たした」と評価し、「発注そのものに違法性はなく、やり玉に挙げられて違法な取引だとされるのは違う」との見解を示しました。 一方で、維新が掲げる「身を切る改革」のイメージを守るため、「身を切る改革を掲げる維新だからこそ求められる水準がある」として、党内で同様の事案がないか調査し、ルールを作る方針を示しました。 「われわれは、政治ごっこのためではなく、政策実現のために集まっている集団。トラブルがあっても、その都度、課題を修正して前に進んでいく」との発言は、問題の矮小化を図りながらも、党の理念に立ち返ることで批判をかわそうとする意図がうかがえます。 高市政権への影響懸念も この問題は、維新が自民党の高市早苗政権と連立を組んだばかりのタイミングで浮上しており、政権運営への影響も懸念されています。維新は「企業・団体献金の禁止」を連立の条件として掲げていましたが、これを棚上げして連立入りした経緯があります。 そうした中で今回の疑惑が発覚したことで、「身を切る改革」という看板に疑念を持たれかねません。野党からは「政治とカネの問題で自民党を批判してきた維新が、同じ穴のムジナだった」との攻撃が予想されます。 共産党の田村智子委員長は藤田氏の反論を「疑惑に直接答えているだろうか」と疑問視しており、国会での追及も予想されます。 維新の体質問われる事態に 今回の問題は、維新の組織体質そのものを問う事態に発展する可能性があります。「非を認めない」姿勢や、問題が発覚しても「適法だから問題ない」として済ませようとする対応は、改革政党としてのイメージを大きく損なう恐れがあります。 横山氏の「政治ごっこではない」という発言も、問題の本質を矮小化しているとの批判を招く可能性があります。真の改革政党であれば、法的な適法性だけでなく、道義的・倫理的な責任についても厳しく向き合う姿勢が求められるからです。 維新は今後、党内調査の結果をどこまで公開し、どのようなルール作りを行うのかが注目されます。藤田氏の進退問題についても、党内の意見が分かれる可能性があり、維新の真価が問われる局面を迎えています。
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横山英幸
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