2025-06-25 コメント投稿する ▼
泉健太氏「3連休中日の投票は国民無視」 参院選日程に制度的公平性を問う
泉健太氏「三連休中日の投票は国民不在」 参院選日程に異議
政府は6月24日の閣議で、次期参議院選挙の日程を「7月3日公示・7月20日投開票」と正式決定した。問題視されているのは、投票日が「3連休の中日」に当たる点である。これは現行憲法下の国政通常選挙としては初のケースだ。
この異例の日程に対して、立憲民主党の泉健太前代表が真っ先に苦言を呈した。「三連休の中日! 困る国民が多いことを、政府はどう思っているのか。投票率もどうなるか」と、自身のSNSで疑問を投げかけた。
泉氏はさらに、投開票事務に従事する公務員や立会人らの三連休が潰れてしまうことにも触れ、「彼らの休日を無視した決定ではないか」と、制度的配慮の欠如にも警鐘を鳴らしている。
「泉さんの指摘は的確。選挙を“イベント”として軽視してるのは政府の方だ」
「投票日が連休の真ん中ってどう考えても人が動く日でしょ。泉さんよく言った」
「投票に行けない国民が続出する」懸念
泉氏が問題提起したのは、ただの苦情ではない。3連休の中日という日程設定が、結果的に多くの有権者を投票所から遠ざけ、特に無党派層や都市部の若年層に打撃を与えることを見越した“意図的な仕掛け”ではないかとの疑念があるからだ。
泉氏は、「公正な選挙を実現するには、有権者が投票しやすい日程にすることが前提だ」と述べ、「わざわざ休暇中に出かけている人が多い日にぶつけるのは、投票率を下げる狙いと受け取られても仕方ない」と警告した。
ネット上ではこの主張に賛同する声が多く見られる。
「まさにその通り。期日前があるって言っても、忘れる人や無理な人も多い」
「連休中って家族旅行とか法事も多いよ。そこに投票日ぶつけるって…」
与党に有利な日程か? 不公平感に広がる疑念
今回のように、3連休中日に選挙日程が設定された背景について、総務省側は「法律に基づいて適正に決定された」との説明を繰り返す。だが、実質的には組織票を固めやすい与党側に有利に働く可能性が高い。
泉氏はこの点にも注目しており、「国民の投票機会を狭めるような政治の進め方は、民主主義の根幹を揺るがす」と強調した。つまり、形式的には合法であっても、実質的に公平でない選挙制度運用に対しては厳しく見直す必要があるという立場を取っている。
「選挙に関心を持ってほしいとか言いながら、やってることが逆」
「自民党が勝ちやすい日を選んだとしか思えない」
有権者の一票を守る政治家として
泉健太氏は、立憲民主党の代表を務めた経歴を持ち、野党内でも特に「制度の公平性」に敏感な政治家として知られている。今回の投稿でも、単に与党批判に終始するのではなく、「公務員や投票所関係者の労働環境」「無党派層の投票しづらさ」など多角的な視点から問題提起をしている点が目立った。
泉氏は、「投票率の低下を放置すれば、それは政権に対する白紙委任状と同じことになる」と訴える。そして「政治の信頼を取り戻すには、有権者一人ひとりの声が確実に届く仕組みを守るべきだ」と強調している。
実際、昨今の選挙では、与党が組織力を駆使して着実に票を固める一方で、無党派層の投票率は軒並み下がっている。その傾向が今回さらに助長されるとすれば、結果として政権の安定にはつながるが、「民意の多様性」は著しく損なわれる。
選挙は、誰かに勝たせるための道具ではなく、有権者が持つ最も基本的な権利の行使である。泉氏の発言は、それを取り戻そうとする正攻法の警鐘と言えるだろう。