2026-03-05 コメント投稿する ▼
泉健太議員がエプスタイン文書で伊藤穰一氏追及も議場に野次が飛び交う事態
中道改革連合の泉健太議員は2026年3月5日の衆議院予算委員会で、エプスタイン文書に名前が登場した伊藤穰一氏について政府を追及しました。一方で、議場からは副大臣に対して野次が飛び交う場面もあり、国会審議のあり方が改めて問われる事態となりました。
エプスタイン文書と伊藤穰一氏の問題を追及
泉議員は予算委員会で、デジタル社会構想会議の構成員でありステアリングコミッティのメンバーである伊藤穰一氏について質問しました。伊藤氏の名前は、性的人身売買などの罪で起訴され自殺した米富豪ジェフリー・エプスタイン氏の捜査資料に再三登場しています。
小野田紀美科学技術政策担当大臣は予算委員会を欠席し、代わりに鈴木隼人内閣府副大臣が答弁に立ちました。泉議員が小野田大臣の記者会見での発言について事実確認を求めたところ、鈴木副大臣は伊藤氏が退任を表明したため政府として調査や聞き取りをする予定はないと回答しました。
泉議員は驚きの声を上げ、調査も聞き取りもしないのかと詰め寄りました。エプスタイン文書にはMITでの資金調達の在り方が記されており、かなり特殊な資金調達や関係性の構築が明らかになっていると指摘しました。
「政府は本当に調査しないつもりなのか」
「これで透明性が保たれていると言えるのか」
議場から副大臣への野次が飛び交う
泉議員が伊藤氏のこれまでの関与や具体的な内容の確認を求めると、鈴木副大臣は手元の書類に目を落としました。すると議場からは「紙読んでばっかりはダメだよ」「自分で考えないとね」「自分の頭で」などの野次や指摘が飛びました。
鈴木副大臣は、伊藤氏がこれまでグローバルスタートアップキャンパスの運営に重要な助言をしてきたとし、声明で事実関係を説明しているため政府として評価する立場にはないと答弁しました。これに対して議場では「へー はー かー」と呆れたような声が響きました。
衆議院での野次は、これまでも国民の権利を侵害する行為として批判されてきました。2026年現在も予算委員会の審議中に野次が飛び交う状況が続いており、国会審議の品位が問われています。
「国会で野次とか恥ずかしくないのか」
「文明国家の議会とは思えない光景だ」
腹を切ったから聞かないは日本的すぎる
泉議員は副大臣の答弁を受けて、極めて日本的で良くない考え方だと批判しました。腹を切ったからそれ以上は何も聞かない、問わないという姿勢は、政府として事業の成否に関わる問題だと指摘しました。
誰がこの構想に関わっているのかということで対外的な評価も受けてきた経緯があると述べ、そういうものを認めないのでは話にならないと厳しく批判しました。グローバルスタートアップキャンパス構想では法案が出される予定ですが、前年も法案が出されようとして結局実現しなかった経緯があります。
泉議員は、対外的な資金を得なければいけない構想であれば、世の中に対して問題のない構想であることを証明しなければいけないと強調しました。人権デューデリジェンスという言葉を引き合いに出し、欧米で進む基準を政府が踏まえないと内向きな考え方で対処していることになると警告しました。
グローバルスタートアップキャンパス構想の課題
グローバルスタートアップキャンパス構想は、2022年に岸田政権が立ち上げた事業です。国内外から優秀な研究者やスタートアップを集め、新興企業を育成するのが狙いでした。伊藤氏は2024年7月までエグゼクティブアドバイザーを務め、現在はステアリングコミッティのメンバーです。
これまで関連基金に2022年度と2023年度の補正予算で636億円を計上しましたが、2025年末までに執行されたのは約2億円にとどまり、約634億円が未執行となっています。海外の大学や研究機関から、伊藤氏の関与を理由に協力が困難だと言われていたとの指摘もあります。
木原稔官房長官は3月2日の記者会見で、伊藤氏の人選に問題があったとは考えていないと述べています。ただし、伊藤氏は3月末でデジタル社会構想会議の構成員とグローバルスタートアップキャンパス構想のステアリングコミッティを退任する意向を示しています。