2026-03-04 コメント投稿する ▼
古川元久国対委員長が予算案反対示唆、プロセスむちゃくちゃなら賛成できないと与党批判
国民民主党の古川元久国対委員長は2026年3月4日、新年度予算案の審議について与党側の強硬な姿勢をあらためて批判し、採決では反対する可能性を示唆しました。古川国対委員長は「予算審議がこのようにもう本当にないがしろにされるような状況というのは極めて遺憾」と述べ、中身が賛同できるものであっても、決めるプロセスがむちゃくちゃだったら良いとは言えないとの認識を示しました。
「極めて異常な形で委員会が進められている」
国民民主党の古川元久国対委員長は2026年3月4日の記者会見で、新年度予算案の審議について与党側の強硬な姿勢を批判しました。
古川国対委員長は「予算審議がこのようにもう本当にないがしろにされるような状況というのは極めて遺憾。中身が我々も賛同できるものであっても、あまりに決めるプロセスがむちゃくちゃだったら、それを良いとは言えないんじゃないか」と述べました。
国民民主党の古川国対委員長は、新年度予算案の審議について「極めて異常な形で委員会が進められている」などと与党側を批判し、新年度予算案の採決では反対に回る可能性を示唆しました。
「予算審議がこのようにもう本当にないがしろにされるような状況というのは極めて遺憾」
「中身が我々も賛同できるものであっても、あまりに決めるプロセスがむちゃくちゃだったら、それを良いとは言えないんじゃないか」
昨年12月に自民党と合意していたが
国民民主党は2025年12月、新年度予算案を年度内の早期に成立させることで自民党と合意していました。この合意は、年収の壁を178万円に引き上げることなどを盛り込んだ税制改正と併せて行われたものでした。
2025年12月18日、高市早苗首相と玉木雄一郎代表が国会内で会談し、年収の壁の引き上げなどで正式合意しました。この合意には、2026年度税制改正法案及び2026年度予算について年度内の早期に成立させることが明記されていました。
国民民主党は、この合意に基づき、2026年度予算案の成立に協力する姿勢を示していました。玉木代表は合意後「成立に向けて協力する」と述べていました。
高市首相の解散で「前提が変わった」
しかし、高市早苗首相が衆議院を解散したため、国民民主党は「前提が変わった」などと態度を硬化させています。
高市首相は2026年1月に衆議院を解散し、2月8日に投開票が行われました。この解散により、予算審議が大幅に遅れることになりました。
国民民主党は、昨年12月の合意は衆議院解散前の状況を前提としたものであり、解散により前提が変わったと主張しています。予算審議が遅れ、年度内成立が危ぶまれる状況になったことで、国民民主党は与党側の姿勢を批判しています。
「極めて異常な形で委員会が進められている」
プロセスを重視する姿勢
古川国対委員長の発言は、民主主義におけるプロセスの重要性を強調するものです。中身が良ければプロセスはどうでもいいということではなく、適切なプロセスを経ることが民主主義の根幹だという認識を示しています。
これは、2026年3月4日の衆議院予算委員会で玉木雄一郎代表が行った質問とも共通する姿勢です。玉木代表は、高市首相に対し「300キロのスーパーカーを運転する首相に、私たちはカローラで200キロで追いかけても追いつけない」と車に例えて、予算審議の速さを批判しました。
国民民主党は、プロセスを重視し、丁寧な審議を求める姿勢を貫いています。これは、数の力で押し切ろうとする与党側への批判であり、民主主義の健全性を守るための主張です。
与党側の強硬姿勢
与党側は、2026年度予算案を早期に成立させるため、審議時間を短縮しようとしています。自民党と日本維新の会は、衆議院で3分の2以上の議席を持っており、参議院が否決した法案を衆議院で再可決することが可能です。
この圧倒的な議席数を背景に、与党側は予算審議を急いでいます。しかし、野党側は「十分な審議時間が必要」と主張しており、与党側の姿勢を「強硬」だと批判しています。
国民民主党の古川国対委員長の発言は、与党側の強硬姿勢に対する警告です。予算案の中身には賛同できる部分があっても、プロセスがむちゃくちゃであれば賛成できないという姿勢を示すことで、与党側に丁寧な審議を求めています。
「あまりに決めるプロセスがむちゃくちゃだったら、それを良いとは言えないんじゃないか」
今後の展開
国民民主党が実際に2026年度予算案に反対するかどうかは、今後の審議の進め方次第です。古川国対委員長は「可能性を示唆」したにとどまっており、最終的な判断はまだ行っていません。
与党側が国民民主党の主張に耳を傾け、丁寧な審議を行えば、国民民主党は予算案に賛成する可能性もあります。逆に、与党側が強硬姿勢を崩さず、審議を打ち切って採決に持ち込めば、国民民主党は反対に回る可能性が高まります。
国民民主党の対応は、今後の予算審議の進め方によって変わるでしょう。民主主義のプロセスを重視する国民民主党の姿勢が、与党側にどのような影響を与えるか注目されます。