2025-05-03 コメント投稿する ▼
岸田前首相がインドネシア・マレーシア訪問へ 脱炭素と経済成長の両立構想を提案
岸田前首相、インドネシア・マレーシア訪問へ 脱炭素と成長の両立を模索
自民党の岸田文雄前総理大臣が5月3日からインドネシアとマレーシアを訪問し、脱炭素社会の実現と経済成長を両立させるための取り組みについて、各国の首脳と意見交換を行う。滞在は5日間で、成田空港を出発する際、岸田氏は「地域とともに持続可能な未来をつくる議論がしたい」と語った。
この訪問は、首相時代に岸田氏が打ち出した「アジア・ゼロエミッション共同体(AZEC)」構想の具体化に向けたもの。インドネシアでは新大統領のプラボウォ氏、マレーシアではアンワル首相との会談を調整中で、いずれも構想の進展に向けたパートナーシップ強化を図る。
日本企業のアジア連携を後押し
岸田氏は、日本が強みを持つ水素やアンモニアといった脱炭素技術をアジアに展開することで、気候変動対策と経済発展を両立させる道筋を探る。現地では、再生可能エネルギーを取り入れたスマートシティーの開発現場を視察し、実際の取り組みを肌で感じる予定だ。
また、トランプ政権下で発動された自動車部品などへの関税措置が、現地で操業する日本企業にどう影響しているのか、関係者から直接話を聞く場も設けられる。
議員連盟メンバーも同行
今回の訪問には、岸田氏が退任後に設立したAZEC議連のメンバーである萩生田光一元政調会長や、木原誠二選対委員長、齋藤健前経産相など10人以上の自民党議員が同行。中堅から若手までが揃い、構想の次なるステップを探るチームとして注目を集めている。
SNSでは期待と疑問が交錯
岸田氏の動きに対して、ネット上ではさまざまな声が上がっている。
「現職でなくても外交に動けるのは日本にとってプラス」
「AZEC構想って具体的にどんな成果があったの?」
「ASEANとの連携は大事。民間企業も巻き込んで進めてほしい」
「スマートシティー視察って、単なるパフォーマンスにならなければいいけど」
「エネルギー安全保障の観点からもアジアとの協力は不可欠だよね」
岸田前首相のアジア訪問は、構想を空理空論で終わらせないための行動として注目されている。今後、日本の企業や政府がどのようにこの動きを具体化していくかが問われる。