2025-09-05 コメント投稿する ▼
小沢一郎氏が自民党を痛烈批判「いつもの大嘘」総裁選前倒し論争よりも国民生活優先を
小沢一郎氏が自民党を痛烈批判
立憲民主党の小沢一郎衆院議員は5日、自民党の総裁選前倒し論をめぐり、自身のSNSで強い言葉を投げかけた。石破茂総理が掲げる「新しい自民党」像に対し、「自民党は変わる→何も変わらなかった。いつもの大嘘」と指摘し、党の体質を厳しく批判した。
小沢氏は、昨年10月に自民党広報が公式に発信した「石破茂自民党総裁決意」の動画投稿を引用。その上で「選挙の時だけ反省したふりして適当なことを言っとけばいい、それが自民党。だから物価高も人口減少もここまで酷い状況になった」と語り、与党の責任を強調した。
「自民党は変わると言い続けて数十年、国民はもう騙されない」
「生活苦が深刻なのに、党内の都合ばかり」
「総裁選の前倒し論争は国民に無関係だ」
「減税や物価対策こそ優先されるべき」
「泥舟内での争いにしか見えない」
総裁選前倒し論争よりも政策論争を
自民党内では、麻生太郎最高顧問をはじめとする有力者が総裁選前倒しを主張し、派閥政治の復活を懸念する声が広がっている。平将明デジタル担当大臣が「派閥の領袖が流れをつくるのは先祖返り」と批判したように、今回の論争は単なるスケジュールの話ではなく、党の体質を問う根源的問題となっている。
一方で、国民世論は冷ややかだ。物価高や人口減少といった課題は依然として深刻であり、総裁選の時期をめぐる議論は生活に直結しない。小沢氏の発言は、こうした世論の代弁とも映る。特に地方や若年層からは「国民生活を置き去りにした内輪の権力闘争」という見方が強い。
自民党体質への根深い不信感
小沢氏が「いつもの大嘘」と表現した背景には、自民党が長年「反省と改革」を繰り返し掲げながら、根本的な体質を変えられなかった現実がある。選挙のたびに「国民のため」「変わる自民党」とアピールしてきたものの、派閥の力学や既得権益に支えられた構造は温存され続けた。
この構造的な問題が、物価高への対応の遅れや人口減少対策の不徹底につながったとする批判は根強い。小沢氏の発言はその不信を再確認させる形となり、総裁選前倒しをめぐる党内の動きは「泥舟内での争い」と揶揄されても仕方がない状況にある。
自民党解散論と国民の選択
小沢氏は「総裁選前倒しなどどうでもよい。自民党そのものの解散こそ日本の未来のために必要」とまで言及した。これは単なる挑発的発言ではなく、長期政権に対する根源的な疑問の表明だ。国民にとって重要なのは、総裁選のタイミングではなく、減税や経済対策、安全保障や社会保障制度の持続可能性といった実質的な政策である。
石破政権が改革の継続を訴えても、党内の覇権争いが先鋭化すれば、結局は「泥舟政権」として国民の支持を失う恐れがある。小沢氏の指摘は、国民が何を求め、どのような政治に期待しているのかを浮き彫りにしている。
自民党「いつもの大嘘」と泥舟政権批判
総裁選前倒しをめぐる騒動は、派閥政治の復活と党内抗争の象徴だ。小沢一郎氏の批判が示すように、国民が求めているのは政局ではなく、生活と未来を守る確かな政策である。自民党が変わらない限り「いつもの大嘘」と受け止められ、泥舟政権との批判を免れることはできないだろう。