藤田文武の活動・発言など - 1ページ目
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活動報告・発言
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藤田文武維新共同代表が謝罪も責任逃れ、公金還流疑惑で赤旗記者攻撃を訂正
日本維新の会の藤田文武共同代表は2025年11月6日夜、ネットメディア「ReHacQ(リハック)」に出演し、公金還流疑惑を報じた共産党機関紙「しんぶん赤旗日曜版」への反論会見で行った発言の一部を訂正し謝罪した。赤旗記者の取材活動について、マンション侵入を行ったかのような発言をしたことを「ごめんなさい」と謝罪し、混同があったことを認めた。 藤田氏は11月4日の反論会見で「マンションの中に入ってくるとか、電話しまくるとか。共産党の党員なんでしょ、『しんぶん赤旗』は。そういう人らがピンポンピンポンやっている」などと発言していた。しかし実際には赤旗記者の取材は「会社の営業時間内に電話で行った」ものであり、マンション内での撮影を行ったのは別のフリージャーナリストだった。 高圧的態度への批判が集中 藤田氏の一連の対応には厳しい批判が集まっている。特に記者の名刺をSNSで公開したことについて「正当な取材活動を萎縮させる」との声が上がっているが、藤田氏は削除に応じていない。 藤田氏はリハックで「大手のメディアを含めて電話やピンポンはたくさん来ている」と述べ、混同発言の背景について「メディアの人に向けた文脈で言っており、総合体でいえば、秘書の家族からすればうっとうしい。日本語の話だと思うが、ひもづいていたら、ごめんなさい」と重ねて謝罪した。 しかし、この謝罪も曖昧で責任逃れとも取れる内容であり、報道機関や市民からは「誠意が感じられない」との批判が続いている。藤田氏は赤旗について「報道機関ではない。共産党の主張だ」と決めつけ、「今後は共産党および『しんぶん赤旗』の質問には一切返答しない」と宣言している。 >「藤田さんの謝罪って全然反省してない感じ」 >「記者の名刺晒すとか完全に嫌がらせじゃん」 >「身を切る改革の維新がこんなことするの?」 >「公金を身内に回して指摘されたら逆ギレって最悪」 >「橋下さんも公金マネロンって批判してるよね」 公金還流疑惑の深刻さ 問題の発端となった公金還流疑惑は深刻だ。赤旗日曜版が報じたところによると、藤田氏側は2017年6月から2024年11月にかけて、自身の公設第1秘書が代表を務める「株式会社リ・コネクト」に約2100万円を支出していた。そのうち約1965万円、実に94パーセントが政党助成金などの公金からの支出だった。 公設第1秘書はリ社から年720万円の報酬を受け取っており、まさに税金を使った身内への利益供与の構図が浮き彫りになった。藤田氏側がリ社に支出した費用の大半はビラやポスターなどのデザイン代や印刷代だったが、編集部の取材に公設第1秘書は「リ社には印刷機がない。デザインを担当し、印刷は外注した」と答えており、中間搾取の疑いも指摘されている。 維新の創設者である橋下徹元大阪市長は、この問題について「まさに政治家による公金マネーロンダリングだ」「身を切る改革は大虚構になる」とX(旧ツイッター)で厳しく批判している。橋下氏は「赤旗記事がなければ藤田氏は引き続き身内企業に発注していた」とも指摘し、発覚しなければ続けていたであろうことへの問題意識を示した。 メディア威圧の危険性 藤田氏が記者の名刺をSNSで公開した行為は、報道の自由に対する深刻な脅威として受け止められている。名刺には記者名、所属部署、直通電話番号とファクス番号がそのまま記載されており、藤田氏は携帯電話とメールアドレスの一部しか隠していなかった。 赤旗日曜版編集部によると、取材部門の電話やファクス番号は一般には非公表だという。藤田氏は「それ以外は住所も含めて公開情報だ」と主張しているが、これは明らかに詭弁である。担当記者を名指しした電話があり、なりすましが疑われる迷惑メールが大量に送信されるなど、実際に被害も発生している。 このような行為は、政治家が気に入らない報道に対してメディアを威圧し、取材活動を萎縮させる狙いがあると見られる。民主主義の根幹である報道の自由を脅かす極めて問題のある行為だ。 「身を切る改革」の看板に偽り 維新は「身を切る改革」を看板に掲げてきたが、今回の問題はその看板に偽りがあることを示している。政治家の報酬削減や議員定数削減を訴えながら、実際には公金を身内企業に流し、年間720万円もの利益を得させていたのでは、有権者を欺く行為と言わざるを得ない。 藤田氏は4日の会見で「今後は当該企業には発注しない」と表明したが、これは疑惑が発覚したから止めるだけで、発覚しなければ継続していたことを意味する。維新が本当に改革政党なら、こうした問題が起こる前に自ら襟を正すべきだった。 国民民主党の榛葉賀津也幹事長も「藤田氏がしっかりと説明すればいい」と述べているが、藤田氏の説明は不十分で、むしろメディア攻撃に終始している。立憲民主党の野田佳彦代表は「マネーロンダリングを疑われるケースではないか」と指摘しており、野党各党も注視している状況だ。 今回の藤田氏の謝罪は、問題の本質から逸らそうとする意図が見え透いており、国民の政治不信をさらに深める結果となっている。維新が真の改革政党として認められるには、藤田氏の辞任を含む抜本的な責任の取り方が求められる。
藤田文武共同代表の記者名刺晒しが「卑劣な犬笛」と炎上 政治家による言論弾圧に批判殺到
維新・藤田共同代表が記者の名刺を晒した「卑劣な犬笛」で炎上 政治家による言論弾圧に批判殺到 日本維新の会の藤田文武共同代表氏が、取材した記者の名刺をSNSで公開し「犬笛」行為として厳しく批判されています。公金還流疑惑を報じた共産党機関紙に対する報復として行われたこの行為は、政治家による露骨な言論弾圧として大きな問題となっています。 記者の名刺を晒した「犬笛」行為 問題となったのは、藤田氏が2025年10月30日に自身のXで、共産党機関紙「しんぶん赤旗」からの質問に対する回答と共に、取材した記者の名刺画像を公開したことです。名刺には記者の本名、所属、住所などが見える形で投稿されており、携帯番号やメールアドレスの一部は伏せられていたものの、個人を特定できる情報が晒されました。 この行為について、ITジャーナリストは「犬笛」と指摘しています。「SNSアカウントで気持ちを表明することで、フォロワーに攻撃対象をほのめかす行為が犬笛と呼ばれている」と説明し、「編集部に抗議の電話などが相次いだ場合、業務の妨げとなってしまうので、推奨される行為ではない」と批判しました。 実際に藤田氏の投稿後、担当記者を名指しする嫌がらせ電話や、なりすましが疑われる迷惑メールが大量に送信される事態が発生しています。 ネットで批判殺到「卑劣な犬笛吹き」 藤田氏の行為に対してネット上では激しい批判が相次ぎました。 >「もらった名刺をネットに晒す行為を普通の社会人はどう見るやろか」 >「議員として以前に社会人としての信用に関わる事」 >「一社員に過ぎない取材記者の名前を晒した維新藤田 連立与党の党首とは思えない卑劣な犬笛吹きだ」 >「公人が記者に報復するなんて民主主義の根幹に関わる問題」 >「これが連立与党の幹部のやることか」 多くの人が「社会人として信用に関わる」「卑劣な犬笛吹き」として藤田氏の行為を厳しく批判しています。特に、連立与党の共同代表という立場にある政治家が、取材記者に対してこのような報復行為を行うことは、言論の自由や報道の自由を脅かす深刻な問題として受け止められています。 「犬笛」の危険性と政治家の責任 「犬笛」とは、直接的な攻撃指示をせずに、SNSで特定の対象への敵意を示すことで、フォロワーに攻撃を促す行為です。政治家のような影響力のある人物が行うと、その効果は非常に大きくなります。 ITジャーナリストは「犬笛は個人に向けられる場合も少なくなく、ターゲットとなった人への影響はかなり深刻なものになる場合もある」と警鐘を鳴らしています。特に今回のケースでは、AIによるディープフェイクなども横行する現代において、事実でない情報が拡散される懸念もあります。 藤田氏は記者会見で「携帯電話やメールアドレスのドメインも消している。それ以外は公開情報だ」と問題ないとの認識を示しましたが、この発言自体が批判を呼んでいます。名刺に記載された情報は取材のために交換されたものであり、SNSで不特定多数に公開することを前提としたものではありません。 言論弾圧への組織的対応 共産党機関紙側は藤田氏の行為を「政権与党幹部によるジャーナリズムの取材活動への重大な妨害、威嚇行為」として強く抗議し、削除と謝罪を求める申し入れを行いました。 また、藤田氏は記者会見で「赤旗は公平性を重視するような報道機関ではない。共産党のプロパガンダ紙だ。今後は、共産党およびしんぶん赤旗の質問状には一切返答しない」と宣言しており、特定メディアを排除する露骨な言論弾圧の姿勢を示しています。 このような政治家による報道機関への圧力は、民主主義の根幹である言論の自由を脅かすものとして、メディア関係者からも強い懸念の声が上がっています。 公人としての責任を問う声 ジャーナリストの安藤優子氏も「疑義が生じているのに、会見のときに『君たちは何も知らない』っていう態度、あれはないと思いますよ」と藤田氏の姿勢を批判しています。 少なくとも公人たる国会議員であり、公党の共同代表を務める人物が行う行為ではないことは確かです。政治家には権力を持つ者としての責任があり、その権力を使って報道機関や記者個人を威嚇することは、民主的な社会の基盤を揺るがす行為として厳しく批判されて当然です。 維新は「身を切る改革」を掲げながら、その共同代表が記者への嫌がらせという形で「言論を切る」行為に及んだことで、党のイメージにも深刻な影響を与えています。藤田氏の一連の行動は、政治家としての資質だけでなく、人としての品格をも問われる事態となっています。
藤田文武共同代表の記者会見「横柄な態度」に国民激怒 橋下徹氏も「権力者として駄目」と批判
維新・藤田共同代表に公金2000万円還流疑惑 記者会見での「横柄な態度」に国民が怒り 橋下氏も「公金マネーロンダリング」と厳しく批判 日本維新の会の藤田文武共同代表氏が、2017年から2024年にかけて自身の公設第1秘書が代表を務める会社に約2000万円を発注していた疑惑が浮上し、政界に大きな波紋を広げています。この疑惑を報じた記者会見での藤田氏の態度が物議を醸し、維新創設者の橋下徹氏からも厳しい批判を受ける事態となっています。 身内企業への巨額発注が発覚 疑惑の詳細は、藤田氏側が計約2100万円を株式会社リ・コネクトに支出し、そのうち約1965万円が政党交付金や調査研究広報滞在費など公金による支出だったというものです。さらに問題視されているのは、この会社の代表が藤田氏の公設第1秘書で、年収720万円の報酬を受け取っていたという点です。 公設秘書は特別職の国家公務員で、年齢や勤続年数に応じて月30万円から60万円程度の給与が公費で賄われており、この秘書の兼職届には同社から年720万円の報酬を受領していると記載されていることが明らかになっています。 炎上した記者会見での態度 2024年11月4日に行われた記者会見で、藤田氏の対応が大きな批判を呼びました。会見では「それは自由じゃないですか」「何がおかしいんですか」「それはあなたの感想であって、一般的な商習慣というのを全く知らないだけだと思います」など、記者への反発を隠さない発言が相次ぎました。 SNS上では国民の怒りの声が殺到し、「会見内容が飛ぶくらい態度が悪い」「終始不機嫌そうで、国民に説明しようという姿勢が全く感じられない」「あの逆ギレ、乱暴な物言い、政治家として丁寧な会見ではなかった」などの厳しい批判が相次ぎました。また、「維新のクリーンなイメージが崩れました」という失望の声も多く見られました。 >「あの開き直り、人として信用できない」 >「何さまという印象しかない」 >「会見での態度があまりにもふてぶてしい」 >「国民に対する説明責任を果たす気がない」 >「維新の改革イメージが完全に失われた」 創設者・橋下氏が痛烈批判 この疑惑に対して最も厳しく反応したのが、維新創設者の橋下徹氏でした。橋下氏はテレビ番組で「維新・国会議員団の公金に対してのぬるぬるの感覚の象徴」と述べ、道義的にはアウトと断罪しました。 さらに橋下氏は自身のXで「まさに政治家による公金マネーロンダリングだ」と指摘し、「外形的公正性はない。大阪維新改革では完全にアウト」「適法・違法の問題ではない。国民負担を求める改革政治家の身だしなみ」と痛烈に批判しました。 橋下氏は別の番組でも「ああいう態度が今の一種の国会議員の姿なんだってことを有権者はしっかり見てもらいたい」と、藤田氏の会見での態度についても言及し、政治家としての資質を問う発言を行いました。 報道への逆ギレと記者への嫌がらせ 藤田氏は記者会見をニュースとして扱った報道番組について、「昨夜のいくつかのテレビ局の編集は偏向報道そのもの」とSNSで批判し、「赤旗は公平性を重視するような報道機関ではない。共産党のプロパガンダ紙だ」と反論しました。 さらに問題となったのは、藤田氏が取材した記者の名刺画像をSNSに公開し、氏名や所属、住所などを見える形で投稿したことです。この行為について共産党機関紙側は「政権与党幹部による記者への圧力」「言論弾圧」として削除と謝罪を求めましたが、藤田氏は「携帯電話やメールアドレスのドメインも消している。それ以外は公開情報だ」と問題ないとの認識を示しました。 新たな証拠で追い打ち 11月5日には共産党の公式Xが「スクープ第2弾」として「弁明覆す新証拠」との見出しで追加報道を行ったことが明らかになっています。藤田氏が「適法」と主張していたにもかかわらず、新たな証拠が浮上したことで疑惑はさらに深まっています。 藤田氏は結局、「誤解や疑念を招くという指摘や批判は真摯に受け止め、今後は発注しない」と表明せざるを得なくなりました。しかし、この表明自体が疑惑の構図を認めたものと受け取られています。 連立政権への影響 この疑惑は、2024年10月20日に自民党と維新が連立政権樹立で合意したばかりのタイミングで発覚し、高市早苗政権にとって大きな打撃となっています。維新は「身を切る改革」を党是としながら、その共同代表がこのような疑惑に巻き込まれたことで、党のクリーンなイメージに深刻な傷がついています。 政治とカネの問題が続く中、国民の政治不信がさらに深まることは避けられず、維新および連立政権全体への影響が懸念されています。藤田氏の一連の対応は、単なる公金支出の問題を超えて、政治家としての資質や国民への向き合い方が問われる重大な事態へと発展しています。
維新大阪府総支部も政党交付金充当、藤田氏秘書会社に100万円支出で疑惑拡大
日本維新の会の藤田文武共同代表の公設秘書が代表を務める会社への「公金還流疑惑」が拡大し、維新の大阪府総支部も同社に政党交付金を充当していたことが11月5日に明らかになりました。同支部の代表は維新の吉村洋文代表(大阪府知事)が務めており、「身を切る改革」を掲げる維新の体質が厳しく問われる事態となっています。 維新創設者の橋下徹元大阪市長は連日にわたってSNSで党への批判を展開し、「公金マネーロンダリング」と厳しく指摘するなど、党内外から厳しい視線が注がれています。 大阪府総支部も100万円支出判明 毎日新聞の取材により、大阪府総支部の2024年分の「政党交付金使途等報告書」で、「ビラ作成費」として株式会社リ・コネクトに約100万円を支出した記録が確認されました。この資金は税金を原資とする政党交付金です。 吉村氏は11月5日の記者会見で「把握していないが、記録があるなら発注していると思う」と述べました。一方で「元々ルールがなく、線引きが難しい分野だ」としつつも、「公金の支出であり、適正な取引だったとしても、外形的に疑義が生じないようにするのが重要だ」と説明しました。 >「維新まで政治とカネの問題とは情けない」 >「身を切る改革はどこに行ったのか」 >「吉村知事も把握していないなんて無責任すぎる」 >「結局自民党と同じ体質じゃないか」 >「税金を身内で回しているだけでは」 維新には3親等内の親族への公金支出を禁じる内規があります。吉村氏は藤田氏の問題を受け、新たに政治家本人や秘書が代表を務める会社も禁止する形に改める方針を示していました。 橋下氏が連日厳しく批判 維新創設者の橋下徹元大阪市長は11月5日、自身のXで「やっぱり。こうなると維新議員も発注してるのでは?と疑ってしまう。いったいいくらの粗利が藤田さんの身内会社に発生したのか」と投稿し、疑問を呈しました。 橋下氏は連日にわたって藤田氏を厳しく批判しており、10月30日には「まさに政治家による公金マネーロンダリングだ」「実費分以上に利益が発生していたら政治家として完全にアウトだろう」と投稿していました。 さらに「違法・適法の問題ではない」「外形的公正性はない。大阪維新改革では完全にアウト」と断言し、「このような公金ロンダリング的な金の使い方をやる政治家たちから国民負担を求められても国民は断固拒否すべき」と強烈に批判しています。 藤田氏の疑惑の構図 共産党機関紙「しんぶん赤旗」日曜版が10月29日に報じた疑惑によると、藤田氏側は2017年6月から2024年11月にかけて、公設第1秘書が代表を務める株式会社リ・コネクトに計約2100万円を支出していました。 このうち約1965万円が政党交付金などの公金からの支出で、同社は公設第1秘書に年720万円の報酬を支払っていました。2024年の衆院選では、出納責任者である公設第1秘書が自身の会社に「ビラ印刷費」として約50万円を「公費負担」で支出していたことも判明しています。 藤田氏は「法的には適正だ」と主張していますが、「秘書の会社に発注した構図そのものが誤解や疑念を招くとの指摘は真摯に受け止める」として、今後は同社への発注を停止すると表明しています。 専門家「価格の精査を」 この問題について、日本大の岩井奉信名誉教授は「税金が原資の政治資金はできるだけコストを抑えるのが前提だ。政党にとって、国会議員の公設秘書は親族以上に内輪であり、なぜ秘書が代表を務める会社に業務を発注したのか、価格が安いなどの合理的な説明がなければ『還流』の疑いが出てくる」と指摘しています。 また、「維新は『政治とカネ』に厳しくやってきたはずだ。党は価格を精査し、いくら利益があったのかなどを明らかにすべきだ」と求めています。 神戸学院大の上脇博之教授は「維新内で他にも同じ会社に発注している可能性はあるだろう。政党交付金などは財源が税金だからこそ、その使途や目的が厳しくチェックされる。現状は価格が適正なのかや業務の実態が不透明だ」と問題視しています。 藤田氏は11月4日に記者会見を開きましたが、質問者に対して威圧的な態度を取るなど、説明責任を果たしているとは言い難い状況です。一方で維新は「身を切る改革」を党是としており、企業・団体献金への批判を強めてきた経緯があります。 今回の問題は、維新が掲げる改革姿勢と実際の資金運用に乖離があることを浮き彫りにしており、国民の信頼回復に向けた具体的な対応が急務となっています。吉村氏が示した内規改正だけでなく、過去の取引の透明性確保や利益の公開など、より踏み込んだ対応が求められています。
維新・藤田文武に公金2000万円還流疑惑 共産党が第2弾「弁明覆す新証拠」で追撃
日本維新の会の藤田文武共同代表に対する公金2000万円還流疑惑が泥沼化している。共産党機関紙「しんぶん赤旗」が報じた第1弾に続き、2024年11月5日には「弁明覆す新証拠」として第2弾の報道を展開し、藤田氏との間で全面戦争の様相を呈している。連立与党代表が政治とカネをめぐって激突する前代未聞の事態となっている。 疑惑の構図が明らかに 赤旗日曜版が10月29日に報じた疑惑の核心は、藤田氏側が2017年6月から2024年11月まで約8年間にわたって、自身の公設第1秘書が代表を務める兵庫県の「株式会社リ・コネクト」に計約2100万円を支出していたことだ。このうち約1965万円、実に94%が政党交付金などの公金からの支出だった。 一方で、同社は藤田氏の公設第1秘書に年720万円の報酬を支払っており、税金が秘書の懐に還流する構図が浮かび上がった。支出名目は「機関紙ビラ印刷費」「デザイン費」「選挙運動費」などとされているが、法人登記簿の目的欄に印刷業の記載がないことも疑念を深めている。 公設秘書は特別職の国家公務員で、月30万円から60万円程度の給与が公費で賄われている。「身を切る改革」を掲げる維新の共同代表による身内への税金還流との批判は避けられない状況だ。 共産党が第2弾で攻勢 共産党の公式Xは11月5日、「維新・藤田共同代表の税金ロンダリング疑惑に新証拠!」「それでも『適法』なんですか?」と投稿し、追撃の姿勢を鮮明にした。赤旗日曜版も「スクープ第2弾」として「弁明覆す新証拠」の見出しで紙面を構成し、藤田氏の反論を打ち砕く新たな材料を提示した。 >「維新も結局は裏金自民党と同じじゃないか」 >「身を切るどころか身内に税金を流してるとは呆れた」 >「これで連立組むなんて国民をバカにしてる」 >「赤旗頑張れ、政治家の嘘を暴け」 >「高市政権も藤田問題で早くもピンチだな」 ネット上では維新への失望と批判の声が相次いでおり、政権与党としての信頼失墜は避けられない状況となっている。 記者名刺公開で言論弾圧との批判 問題をさらに深刻化させているのが、藤田氏が10月30日未明に自身のXで赤旗記者の名刺画像を無断公開したことだ。名刺には記者の氏名、所属部署、電話番号、住所、メールアドレスなどの個人情報が記載されており、与党幹部による明らかな言論弾圧行為との批判が噴出している。 赤旗編集局は11月4日、藤田氏に対して名刺画像の削除と謝罪を求める申し入れを行った。申し入れ書では「政権与党の維新の共同代表である貴殿が自身に批判的な取材をしている記者の名刺をネット上に公表することは、権力監視の報道を妨害し、威嚇するもの」と厳しく指摘している。 藤田氏は記者会見で「公開しないでくれという問い合わせをいただいていないので公開した」と開き直りの姿勢を見せているが、ジャーナリズムに対する威嚇行為として各方面から強い批判を浴びている。 橋下徹氏が激怒で党内分裂 維新創設者の橋下徹氏は一連の疑惑に激怒し、Xで藤田氏を痛烈に批判している。「まさに政治家による公金マネーロンダリングだ」「適法・違法の問題ではない。外形的公正性の問題」と断罪し、維新の理念からの逸脱を厳しく指摘した。 橋下氏は「実費分以上に利益が発生していたら政治家として完全にアウト」「維新には外形的公正性の概念を藤田氏に教えることができる人材はいなくなったのか」と嘆きの声を上げている。さらに「赤旗は藤田氏側の会社の利益関係に関する資料をなんとか入手して欲しい」と、共産党による追及を後押しする異例の発言まで行っている。 維新内部では橋下氏の批判に同調する声も出ており、党の結束に深刻な亀裂が生じている。吉村洋文代表は「連休明けに藤田氏本人が丁寧に説明する」と釈明に追われているが、党是である「身を切る改革」の根幹が揺らぐ事態となっている。 11月4日の記者会見で藤田氏は「今後は当該企業には発注しない」と表明したものの、「疑問感じていたらやめていた」と開き直りの姿勢を崩さず、国民の理解を得るのは困難な状況だ。維新が掲げてきたクリーンなイメージは完全に失墜し、高市政権の連立パートナーとしての適格性に重大な疑問符が付いている。 藤田文武共同代表の公金2000万円還流疑惑は、維新の政治理念と高市政権の信頼性を根底から揺るがす政治スキャンダルとして今後も注目が集まりそうだ。
赤旗「事実ではない」維新藤田氏の会見発言を厳しく反論、記者侵入は別のフリー
共産党機関紙「しんぶん赤旗日曜版」が11月4日、日本維新の会の藤田文武共同代表の記者会見での発言について「事実ではない」と厳しく反論しました。藤田氏が会見で「赤旗記者がマンションに不法侵入し、呼び鈴を鳴らした」かのような発言をしたためです。 実際には、藤田氏が問題視していたのは別のフリージャーナリストによるマンションへの侵入行為で、赤旗記者は電話による取材のみを行っていました。しかし藤田氏の発言は両者を混同させかねない内容となっており、報道の自由を巡る新たな論争が勃発しています。 藤田氏「ピンポンピンポン」発言の真相 藤田氏は11月4日の記者会見で、公設秘書が経営する企業の登記先である秘書の自宅マンションにフリージャーナリストが訪れ、撮影したことを問題視しました。「犯罪行為ですからね」と述べ、秘書側の通報で警察が現場に駆け付けたことを明らかにしています。 その上で、「マンションの中に入ってくるとか、電話しまくるとか。共産党の党員なんでしょ、『しんぶん赤旗』は。そういう人らがピンポンピンポンやっているのは、身体に危害が及ぶのではないか」と語りました。 >「藤田氏の発言は事実をねじ曲げている」 >「赤旗記者とフリー記者を意図的に混同させている」 >「これでは報道の自由が脅かされる」 >「与党代表の権力で記者を威嚇している」 >「まともな説明責任を果たしていない」 この発言は、フリージャーナリストがマンションに押し掛けた行為と赤旗記者が電話をかけた行為を混同させかねないものです。赤旗日曜版も「赤旗記者が行ったかのような発言」にとどめ、断定はしていませんが、事実関係の明確化を求めています。 赤旗「会社の営業時間内に電話で取材」 赤旗日曜版は自身のXで赤旗の取材活動について「会社の営業時間内に電話で行った」と説明しました。藤田氏に対しては「会見という公の場では、思い込みで発言するのではなく、事実だというのであれば具体的に証拠を示して主張するのが当然のルールではないでしょうか」と訴えています。 実際、赤旗記者は衆院議員会館の藤田事務所を訪れ、政策秘書に質問状を渡した際に身分を明かすために名刺を渡したのみで、秘書の自宅マンションには行っていません。 一方で、藤田氏は会見でフリージャーナリストによる取材行為について「メディアの知る権利を超えている」と主張し、「(秘書の)子供は怖いから怖がっている。この中にも行った人がいるかもしれないが、そういうことはやめて。問い合わせは僕にしてください」と語っています。 記者名刺公開問題で法的措置も この問題の背景には、藤田氏が10月30日に自身のXで赤旗記者の名刺画像を公開した事件があります。名刺には記者の氏名、所属、電話番号、住所、メールアドレスなどの個人情報が記載されていました。 赤旗は11月4日、藤田氏に対して名刺画像の削除と謝罪を求める申し入れを行いました。申し入れでは「政権与党の維新の共同代表である貴殿が自身に批判的な取材をしている記者の名刺をネット上に公表することは、権力監視の報道を妨害し、威嚇するものです」と批判しています。 記者個人への攻撃や嫌がらせを誘発する危険性があり、正当な取材活動を萎縮させる効果をもたらすとして、指定期日までに対応がない場合は「法的な検討に入る」としています。 嫌がらせ電話・メール攻撃が発生 藤田氏が記者の名刺を公表して以降、実際に深刻な問題が発生しています。日曜版編集部の直通番号に「○○記者を出せ」という電話が複数かかっているほか、近畿地方の事業者の相談受付フォームから記者のメールアカウントに1800件超(11月1日午後9時現在)の自動返信が送信され、正常な業務が妨害される事態も起きています。 これは、与党幹部による権力を使った報道機関への威嚇行為が実際に記者個人への攻撃につながった深刻な事例といえます。 藤田氏「公開しないでくれという要請なかった」 藤田氏は11月4日の記者会見で、記者の名刺を公開した理由について「『公開しないでくれ』という問い合わせもいただいていないので、公開させてもらった」と主張しました。 また、「携帯電話番号は消しているし、メールアドレスのドメインも消している。それ以外は住所も含めて公開情報だ」として問題ないとの認識を示しました。しかし、名刺は身分証明のために渡されたものであり、本人の了解なく公表することは明確な目的外使用です。 藤田氏はさらに赤旗に対して「赤旗は公平性を重視するような報道機関ではない。共産党のプロパガンダ紙だ。今後は、共産党およびしんぶん赤旗の質問状には一切返答しない」と宣言しており、メディアとの対決姿勢を鮮明にしています。 今回の問題は、政権与党幹部による報道機関への威嚇行為として、報道の自由を巡る重要な論点を提起しています。企業・団体献金への批判を強めてきた維新が、自らの疑惑報道に対してどのような姿勢を示すのか、国民の注視が集まっています。 公金を扱う政治家の透明性確保と報道の自由の両立が、民主主義の根幹として問われる事態となっており、藤田氏の今後の対応が注目されています。
維新藤田文武共同代表「秘書はスーパーマン」発言で炎上 公金2000万円還流疑惑
維新・藤田文武代表「秘書はスーパーマン」発言で炎上 公金2000万円還流疑惑を強気反論 日本維新の会の藤田文武共同代表が11月4日の記者会見で、公設秘書への公金支出疑惑を巡り「秘書はスーパーマン」と発言し、新たな波紋を呼んでいます。「身を切る改革」を掲げる政党トップの税金還流疑惑は、高市早苗政権との連立にも影を落としています。 公金2000万円還流疑惑の全貌 共産党機関紙「しんぶん赤旗日曜版」が10月29日に報じた疑惑は深刻です。藤田氏側が2017年6月から2024年11月まで、公設第1秘書が代表を務める「株式会社リ・コネクト」に計約2100万円を支出していました。 このうち約1965万円、実に9割以上が政党交付金や調査研究広報滞在費など公金からの支出でした。一方、この秘書は同社から年720万円の報酬を受け取っていたことも判明しています。 公設秘書は特別職の国家公務員で、税金から月30万円から60万円程度の給与が支払われています。その公設秘書が代表を務める会社に政治家が公金で発注し、その会社から秘書が報酬を得るという構図に、利益供与や税金還流の疑いが指摘されています。 「スーパーマン」発言で逆ギレ 藤田氏は記者会見で、フリー記者から「秘書業務として勤務実態がほとんどないのか、あるいは中抜き企業ではないか」「秘書はスーパーマンのような人か」と問われると、開き直るような姿勢を見せました。 藤田氏は「もともと友人で、徒手空拳で選挙に出たときに、業者がみんな断る中、ボランティアで手伝ってくれた」と説明した上で、「公選法に精通し、デザインができ、短納期でできる業者は当時思いつかなかった。スーパービジネスマンだからできただけで、幸運だった」と答えました。 この発言に対し、SNSでは批判の声が相次いでいます。 >「スーパーマンって何だよ、国民バカにしてるのか」 >「公金で身内企業を潤わせて何がスーパーマンだ」 >「維新の身を切る改革って結局これかよ」 >「税金で秘書給与もらってる人に別で報酬払うのおかしいでしょ」 >「適法だから何やってもいいって政治家の典型的な言い訳だな」 マンション撮影は「犯罪」と恫喝 記者会見では、取材活動への圧力も問題となりました。公設秘書の自宅兼会社所在地であるマンション内を撮影したジャーナリストに対し、藤田氏は「オートロックの中に勝手に入っている。建造物侵入だ。犯罪行為ですからね。許容されるのか」と強い調子で問題視しました。 さらに「マンションの写真や動画を出すのは言語道断だ。メディアの知る権利を超えている」と主張し、「秘書の家族は関係ないから。子供が怖がっているから一切やめてください。ほんま」と感情的になる場面もありました。 取材した記者が「取材範囲だ」と反論しましたが、藤田氏は取り合いませんでした。政治家の説明責任と報道の自由を巡る対立が鮮明になった形です。 橋下徹氏が激怒「完全にアウト」 この疑惑で最も厳しく批判しているのが、維新の創設者である橋下徹氏です。橋下氏はX(旧ツイッター)で連日にわたって藤田氏を厳しく批判しています。 橋下氏は「実費分以上に利益が発生していたら政治家として完全にアウトだろう」と指摘し、「実費のみで利益が上がっていなくても外形的公正性からアウト」と断言しました。 さらに「ついに維新もこのような公金マネーロンダリング的なものを許すようになったか。このような金の流れを血みどろの大阪改革で是正してきたのに。残念」と嘆きの声を上げています。 橋下氏は「適法・違法の問題ではない。国民負担を求める改革政治家の身だしなみ」として、維新が掲げる「身を切る改革」の理念と真っ向から対立する行為だと批判しています。 藤田氏の強気な反論と今後の対応 藤田氏は11月4日の記者会見で「弁護士にも相談し、法的には適正であるということは確認をしている」と主張し、共同代表の辞任は否定しました。しかし「疑念を持たれることはするな」という声を真摯に受け止め、今後は当該企業には発注しないと表明しています。 別のフリージャーナリストが、当該企業が大手印刷通販に外注している実態を問題視し、「なぜ藤田氏だけ間にはさんでいるのか」と追及すると、藤田氏は「やり方は違うだけで自由だ」と答えました。 記者が「自由だけどおかしい」と食い下がると、藤田氏は「それはあなたの感想であって、一般的な商慣習を知らないだけ」と語気を強めました。 会見では「秘書ならチラシ発注くらいできるという話は、デザイン業務なめすぎ。無形の付加価値を提供する業者をばかにした議論だ」と反論し、公設秘書の業務範囲を超えた専門性が必要だったと主張しています。 また、藤田氏が自身のXで赤旗記者の名刺の画像を、氏名や所属、住所などを見える形で公開したことについて、「携帯電話やメールアドレスのドメインも消している。それ以外は公開情報だ」と説明しました。 政治評論家は「法的に問題がないとしても、政治家としての道義的責任や説明責任が問われている。特に『身を切る改革』を掲げる政党のトップとしては、より高い倫理観が求められる」と指摘しています。 この疑惑は、高市早苗政権と維新の連立協定にも影響を与える可能性があります。企業献金禁止を連立条件として掲げていた維新にとって、身内への公金還流疑惑は大きなイメージダウンとなりそうです。
藤田文武、還流疑惑認めるも「赤旗」攻撃続行【維新】
維新・藤田共同代表、公金還流認めるも「赤旗」批判続ける 日本維新の会の藤田文武共同代表は、2023年11月4日に国会内で記者会見を開き、公金還流の事実を認めたものの、「今後は発注しない」と表明しました。一方で、「しんぶん赤旗」日曜版(11月2日号)で報じられた記事に対し、「恣意的に作られた」と攻撃を繰り返し、「共産党および『赤旗』からの質問には一切、返答しない」と強硬な姿勢を示しました。 公金還流認めるも徹底的な批判 藤田氏は、公設第1秘書が代表を務める会社への公金支出に関する疑惑に対し、疑惑を認めたうえで、「今後はその会社への発注を行わない」と表明しました。しかし、この説明の中で藤田氏は、記事が「恣意的に作られた」と指摘し、疑惑に対する説明を拒否する姿勢を強調。維新として「公金還流は認めない」という立場を維持しつつも、報道内容には強い反発を示しました。 記者名刺公開問題:藤田氏の対応 記者会見では、藤田氏が「しんぶん赤旗」日曜版記者の名刺画像をインターネット上に公開した問題についても触れられました。公開された名刺には担当記者の電話番号やメールアドレスの一部が露出し、結果として大量の迷惑メールが記者に送信される事態となりました。藤田氏はこれに対して、「携帯番号は消しているし、メールアドレスのドメインも消している。それ以外の番号は公開情報だ」とし、名刺の削除を行わない意向を示しました。 記者への威圧的な対応 また、記者から公設第1秘書の会社の実態について具体的な質問が相次ぎました。例えば、「冊子を7万部、315万円で発注したが、他社との原価比較はどうか?」と問われると、藤田氏は「原価を出した場合、訴えられる」「デザイン業務をなめすぎ」「それはあなたの感想だ」などと発言し、記者を威嚇するような態度を取る場面が見られました。 記者の質問に対しては、内容に対する具体的な回答を避け、議論を挑発的に引き伸ばす姿勢が目立ちました。このような態度に、記者会見に出席していた他の報道関係者からも疑問の声が上がったといいます。 今後の維新の対応と政治的影響 藤田氏の公金還流疑惑を巡る会見は、政治的な議論を呼ぶ結果となりました。維新内での対応は、「今後発注しない」という方針に留まっており、疑惑の本質的な解決には至っていないとの声が多いです。藤田氏の強気な態度や「赤旗」に対する攻撃的な反応が、今後の維新の政治活動にどう影響を与えるのか、注目されています。 維新が今後、疑惑の解明とともにどのように対応していくのか、また、記者会見での態度が政党内外に与える影響についても注目が集まります。
維新・藤田文武氏、公金2000万円支出疑惑で赤旗を「プロパガンダ紙」と猛批判
日本維新の会の藤田文武共同代表が11月4日の記者会見で、共産党機関紙「しんぶん赤旗日曜版」の報道に激しく反論しました。公設秘書の企業に公金2000万円を支出したとの報道について、「法的にどこを切り取っても適正だ」と潔白を主張する一方、構図への疑念は「真摯に受け止める」として当該企業への今後の発注中止を表明しました。維新創設者の橋下徹氏からも厳しい批判を受ける中、党の信頼性が問われています。 「プロパガンダ紙」と赤旗を厳しく批判 藤田文武氏は記者会見で、赤旗の報道について「悪質な印象操作」と厳しく非難しました。報道では、藤田氏の公設第1秘書が代表を務める企業に対し、2017年から2024年までの8年間で約2000万円の公金を支出し、企業側は公設秘書に年720万円の報酬を出していたと指摘されていました。 藤田氏は「通常の商流だ。いわゆる利益供与、不当に高額または不当に低額の設定でもない。適正手続きに基づいて発注している」と強調しました。さらに「当該企業や秘書から寄付を受けた事実もない」とも語り、違法性を全面否定しました。 >「藤田さんの説明では納得できない。やっぱり疑惑は深まった」 >「身を切る改革って言ってたのに、身内に税金回してたのか」 >「赤旗の報道、今度は正確だったんじゃないの?」 >「維新もこれで自民党と同じレベルになった感じ」 >「橋下さんが批判してるのが全てを物語ってる」 一方で藤田氏は、赤旗の取材手法についても激しく批判しました。質問状の回答期限が翌日に設定されていたことを「不誠実かつ一方的なやり方だ」と指摘し、「回答内容はほとんど反映されず、記事は恣意的に作られたものだ」と主張しました。 赤旗を「報道機関でなくプロパガンダ紙」 藤田氏の批判はさらにエスカレートし、「公平性を重視する報道機関ではなく、共産党のプロパガンダ紙だと認識している。報道でなく政治的主張だ」と断じました。その上で、今後は共産党や赤旗の同様の質問状に対して「一切返答しない」と宣言しました。 問題となったのは、藤田氏がXで赤旗の取材記者の氏名や連絡先が記載された名刺の画像を公開したことです。赤旗側は11月4日、削除を求める申し入れを行いました。藤田氏は会見で「電話番号やメールアドレスは消している」と述べ、回答書送付時に「適切に反映されない場合は公開する」と伝えていたと説明しました。 この名刺公開について、赤旗側は「権力監視の報道を妨害し、威嚇するもの」「記者個人への攻撃や嫌がらせを誘発する危険性がある」と強く抗議しています。表現の自由と報道の自由を侵害する行為だとして、削除と謝罪を求めました。 橋下氏の厳しい批判と党内規改正 維新の創設者である橋下徹氏は、この問題について厳しい批判を展開しています。Xで「違法・適法の問題ではない」「維新には外形的公正性の概念を藤田氏に教えることができる人材はいなくなったのか」と指摘し、「まさに政治家による公金マネーロンダリングだ」とまで批判しました。 これを受けて吉村洋文代表は11月4日、従来3親等以内の親族の会社への公金支出を禁じた党の内規を改正し、秘書本人や秘書が代表を務める会社に対しても禁ずる方針を示しました。吉村氏は「中身や実態が適正でも、秘書という関係になると外形的に見て適正だと証明しづらい」と説明しました。 藤田氏は内規の改正作業には関わらないとしており、党の共同代表の職は継続する考えを示しています。しかし、「身を切る改革」を掲げる維新にとって、身内への公金支出疑惑は深刻な打撃となっています。 この問題は、自民党との連立政権を樹立したばかりの維新にとって大きな試練となっています。政治とカネの問題で自民党を厳しく批判してきた維新が、同様の疑惑に直面することで、党の信頼性と一貫性が問われる事態となっています。
維新・藤田文武共同代表が自民連立を「日本の夜明け」と評価 保守結集で安保推進訴え
維新・藤田共同代表が「日本の夜明け」と新連立を評価 保守結集で安保政策推進、議員定数削減で野党に協力要請 日本維新の会の藤田文武共同代表は11月4日の衆院代表質問で、自民党との新たな連立政権を「本格的な改革保守連立政権」と位置づけ、「日本の政策の夜明けだ」と高く評価しました。公明党との連立解消により保守勢力が結集したとして、安全保障政策の推進に意欲を示すとともに、連立合意の12項目実現を高市早苗首相に強く迫りました。 26年ぶりの政治的転換を「夜明け」と表現 藤田氏は代表質問で、26年間続いた自民・公明両党の連立関係が解消され、国家観や安全保障政策を共有する保守勢力が結集したことの意義を強調しました。「改革保守政権」の誕生により、これまで公明党の存在が「足かせ」となっていた安保政策を積極的に推進できるとの認識を示しました。 特に安全保障政策については、自公政権の終わりと「改革保守政権」の始まりを印象づけました。藤田氏は安保3文書の改定や防衛装備移転の規制緩和の重要性を強調し、平和の党を標榜する公明党がこれらの政策推進の障害となっていたとの見方を示しました。 この発言は、維新が自民党との政策的親和性をアピールし、連立の正当性を訴える狙いがあるとみられます。また、公明党との政策的な違いを明確にすることで、新たな政治的枠組みの意義を強調する意図もあると考えられます。 >「維新と自民の連立で、ようやく本格的な改革ができそう」 >「公明党がいなくなって、安保政策がスムーズに進むのでは」 >「政策の夜明けというのは大げさだが、期待はしている」 >「本当に改革が進むかどうか、しっかり見ていきたい」 >「連立の成果が出るまで時間がかかるだろうが、注目している」 議員定数削減で野党に「同志」として協力要請 藤田氏は衆院議員定数の1割削減について多くの時間を割き、104年前の11月4日に暗殺された原敬首相を引き合いに出して野党に協力を求めました。「平民宰相」と慕われた原敬の「党利党略を捨て、国益の大義に生き、日本再起のために政策実現にこだわる」姿勢こそが今の政治に求められているとし、定数削減の意義を訴えました。 比例代表を念頭に置いた定数削減については、立憲民主党の野田佳彦代表や国民民主党の玉木雄一郎代表を「同志」と持ち上げ、賛同を呼びかけました。これは野党分断を図る戦略的な発言とみられ、定数削減に一定の理解を示している両代表を取り込もうとする意図があると考えられます。 しかし、定数削減については野党内でも意見が分かれており、特に共産党や社民党は強く反対しています。また、現在進行中の衆議院選挙制度協議会での議論を飛び越えた形での議員立法提出には、与野党から批判的な声も上がっています。 連立合意12項目の実現を強く要求 藤田氏は連立政権合意書に盛り込まれた12項目の政策について、高市首相に対して具体的な実現を迫りました。特に重視するのは社会保険料の引き下げ、副首都構想の推進、憲法改正での緊急事態条項創設などです。 社会保険料については、維新が掲げる「一人当たり6万円の引き下げ」と「年間4兆円の医療費削減」の実現を求めています。これは現役世代の負担軽減という維新の看板政策の一つで、連立の成果として国民にアピールしたい考えです。 副首都構想については、首都機能の一部を関西圏に移転する構想で、維新の地域政党としてのアイデンティティに関わる重要政策です。連立合意では来年の通常国会での法案成立を目指すとしており、藤田氏は早期実現を強く求めました。 高支持率への危機感が背景に 藤田氏が政策実現に強くこだわる背景には、高市内閣の高い支持率がいつ下落してもおかしくないという危機感があります。維新幹部は「今の数字はあくまで期待値だ。成果がなければ一気に落ちる」と気を引き締めており、支持率が高いうちに重要政策を実現させたいとの思惑があります。 また、藤田氏自身が「公金還流」問題で批判を受けている状況もあり、政策実現で成果を示すことで党内外の信頼回復を図りたいとの思いもあるとみられます。維新創設者の橋下徹氏からも厳しい批判を受けており、党内の結束維持のためにも成果が必要な状況です。 連立政権として初の本格的な国会論戦となった今回の代表質問で、藤田氏は維新の存在感をアピールし、政策実現への強い意志を示しました。今後、連立合意の具体化に向けた動きが本格化する中で、維新がどれだけの成果を上げられるかが注目されます。 自民党との連立により「改革保守政権」を標榜する維新ですが、実際の政策運営では様々な制約や調整が必要となることが予想されます。藤田氏が描く「日本の夜明け」が実現するかどうかは、今後の政策実行力にかかっています。
維新・藤田文武氏、異例の野党直接呼びかけで議員定数削減推進へ
維新・藤田氏が立憲・国民に直接呼びかけ 高市首相への代表質問で議員定数削減の賛同迫る異例の展開 日本維新の会の藤田文武共同代表が2025年11月4日、高市早苗首相の所信表明演説に対する衆院代表質問で、自民党と連立政権を組む際に掲げた議員定数削減をめぐり、高市首相ではなく立憲民主党と国民民主党のトップに賛同を迫る異例の言及をしました。この日は、日本で初めて本格的な政党内閣を率いた原敬が1921年11月4日に暗殺された日でもあり、藤田氏は歴史を引き合いに出しながら政治改革の必要性を強調しました。 原敬の志を受け継ぐ政治改革への決意 藤田氏は代表質問の冒頭で、この日が原敬暗殺の日であることに触れながら、政治改革の意義を説明しました。原敬は1918年に日本初の本格的政党内閣を組織し、平民宰相として親しまれた政治家です。 藤田氏は「国家のためなら政党に不利な政策も採る」という原敬の姿勢を引用し、「大衆迎合的な言説を廃し、党利党略を捨て、国益を大義に政策実現にこだわる。この原敬の姿勢こそが、今の政治に求められている」と述べました。その上で、「まずは隗より始めよの姿勢が必要不可欠。その1つが、衆院議員定数の1割削減だ」と訴えると、議場は拍手とヤジで騒然となりました。 野田代表への直接的な呼びかけで議場騒然 藤田氏は続いて、立憲民主党の野田佳彦代表に直接言及しました。2012年、当時民主党の野田総理は、自民党の安倍総裁に対し、衆院議員定数を45削減する提案をしていました。この経緯を踏まえ、藤田氏は「2012年、当時民主党の野田総理は、自民党の安倍総裁に、まず我々が身を切る覚悟で具体的な定数削減を実施しないといけないとして、45議席削減を提案した」と振り返りました。 先月、野田代表は維新の吉村代表について「安倍さんとの約束は悲願でもあり、吉村さんが突破口を開いてくれたのに感謝したい」と述べていました。この発言を引用し、藤田氏は「『悲願』とも形容された思いに、私も強く賛同する」と野田代表への共感を示しました。 玉木代表への期待表明で与野党の壁を超越 さらに藤田氏は、国民民主党の玉木雄一郎代表にも言及しました。玉木氏は定数削減の法案について「臨時国会の冒頭で処理したらいい」と述べていました。これを受けて藤田氏は「みなさま、何と心強いお言葉でしょうか」と評価し、両党トップを「まさに議員定数削減の志を同じとする同志であります」と呼びました。 そして「野田代表、玉木代表、原敬の言葉を胸に10年越しの宿題を解決し、議員定数を実現しようではありませんか。有言実行あるのみです」と、首相への質問の場でありながら野党党首に直接協力を呼びかける異例の展開となりました。 政策合意の背景と今後の課題 維新は自民党との連立合意で衆院議員定数の1割削減を必須条件とし、今国会で法案提出しなければ連立離脱も辞さない構えを示しています。藤田氏は比例代表の50程度の削減を主張し、「ばっさりいったらいい」と強気の姿勢を見せています。 一方で、立憲民主党の野田代表は「政治資金の問題をうやむやにして次のテーマの定数削減というのは順番が間違っている」と批判的な立場を取っています。国民民主党の玉木代表も当初は賛成していましたが、連立合意書の内容を見て「何も書いてないのと同じ」として態度を軟化させています。 藤田氏が首相への代表質問で野党党首に協力を呼びかけるのは極めて異例のことです。自民党とは政策合意書を交わしていることもあってか、高市首相に対する議員定数削減への決意に関する質問は、その後「後付け」のような形で問うただけでした。この異例の手法は、与野党を超えた政治改革の実現に向けた維新の本気度を示すものとして注目されています。
しんぶん赤旗が維新・藤田共同代表の公金還流疑惑をスクープ記者名刺公開巡り論争
しんぶん赤旗スクープで政界激震 維新・藤田氏「公金還流疑惑」巡る大論争 しんぶん赤旗日曜版による日本維新の会・藤田文武共同代表の「公金還流疑惑」報道が、政界と世論に大きな波紋を広げている。Yahoo!ニュースのコメント欄では、共産党機関紙の調査報道への評価と、藤田氏が記者の名刺をSNSで公開した対応への批判が相次ぎ、政治とカネの問題を巡る議論が白熱している。 赤旗スクープの衝撃内容 2025年11月2日号で報じられた疑惑の概要は深刻です。藤田氏の公設第1秘書が代表を務める「株式会社リ・コネクト」に対し、藤田氏側が2017年6月から2024年11月にかけて計約2100万円を支出していた。このうち約1965万円、実に9割以上が政党助成金や調査研究広報滞在費などの公金から拠出されていたことが判明した。 さらに問題となっているのは、この会社が公設第1秘書本人に年720万円の報酬を支払っていた点です。公設秘書は既に国から年600万円から800万円の給与を受け取っており、実質的に税金の二重取りとの指摘が出ている。 >「公設秘書が自分の会社に発注して、そこからまた給料もらうって、完全に税金の使い回しじゃない」 >「これが許されるなら、みんな同じことやるでしょう。ルールの抜け穴を悪用している」 >「身を切る改革って言ってたのに、実際は身内で税金を回してたなんて信じられない」 >「政治家の公金に対する感覚が甘すぎる。普通の会社なら完全にアウトでしょう」 >「共産党の赤旗だからって無視できない。しっかりとした調査報道だと思う」 身内からも厳しい批判 特に注目されるのは、維新の会創設者である橋下徹氏からの痛烈な批判です。橋下氏はX(旧ツイッター)で「外形的公正性はない。大阪維新改革では完全にアウト」と断じ、「藤田氏から藤田氏側の法人に公金を流し、ここで利益を上げていたなら維新政治家として完全にアウト。実費のみで利益が上がっていなくても外形的公正性からアウト」と連続で「アウト」を繰り返した。 橋下氏はさらに「適法・違法の問題ではない。国民負担を求める改革政治家の身だしなみ」と指摘し、「このような公金ロンダリング的な金の使い方をやる政治家たちから国民負担を求められても国民は断固拒否すべき」と厳しい言葉を浴びせている。 記者名刺公開で新たな論争 藤田氏は赤旗からの質問状への回答をSNSで公開する際、担当記者の名刺画像も併せて投稿した。この行為に対し、しんぶん赤旗編集局は11月4日、「権力監視の報道を妨害し、威嚇するもの」として削除と謝罪を求める申し入れを行った。 赤旗側は「政権与党の維新の共同代表である貴殿が、自身に批判的な取材をしている記者の名刺をネット上に公表することは、記者個人への攻撃や嫌がらせを誘発する危険性があり、正当な取材活動を萎縮させる効果をもたらす」と強く抗議している。 藤田氏の反論と今後の対応 藤田氏は疑惑報道に対し「悪意のある税金還流のような恣意的な記事ですが、すべて実態のある正当な取引であり、専門家にも相談の上で適法に行っているものです」と反論している。支出の大部分は「機関紙のデザイン費、印刷実費等の仕入れ原価が当然に発生するもの」と説明した。 しかし、世論の厳しい反応を受け、藤田氏は11月2日に今後は該当する会社への発注を取りやめることを表明。「そもそも秘書が代表を務める会社に発注する構図自体が、誤解や疑念を招くとの指摘が多かった。真摯に受け止め、今後は一切行わない」と述べ、11月4日に記者会見で詳しく説明するとしている。 赤旗報道の存在意義を再評価 この一連の騒動で、しんぶん赤旗の調査報道力が改めて注目されている。共産党機関紙という立場でありながら、他のメディアが扱いにくい政治資金や公金の問題を丹念に調査し、詳細な資料とともに疑惑を明らかにする手法は、ジャーナリズムの本来の役割を果たしているとの評価も出ている。 政治資金に詳しい識者は「日本維新の会は『身を切る改革』と言うが、今回のケースは身内による税金の私物化で、言行不一致と言わざるを得ない」と指摘している。 野党各党も対応を注視しており、「身を切る改革」を掲げる維新トップの「政治とカネ」の問題として、週明けからの国会論戦の焦点となる可能性が高い。高市早苗首相率いる自民党と連立を組んだばかりの維新にとって、早期の火消しが急務となっている。
しんぶん赤旗が維新藤田文武氏に記者名刺削除要求、報道の自由侵害と抗議
しんぶん赤旗は2025年11月4日、日本維新の会の藤田文武共同代表に対し、同氏が公設秘書への公金還流疑惑を報じた記者の名刺画像をネット上に公開したことについて、削除と謝罪を求める申し入れを行った。赤旗編集局は「政権与党幹部による報道妨害、威嚇行為」として、憲法で保障された表現の自由と報道の自由を侵害する行為だと強く抗議した。 記者の名刺を無断でネット公開 問題となったのは、藤田文武共同代表が10月30日未明に自身のX(旧ツイッター)に投稿した内容だ。藤田氏は赤旗日曜版が報じた「公金2000万円還流疑惑」への反論とともに、取材に訪れた記者の名刺画像を添付して公開した。名刺には記者の氏名、所属部署、直通電話番号、ファクス番号、メールアドレスなど、個人を特定できる情報が詳細に記載されていた。 この名刺は、日曜版記者が衆院議員会館の藤田事務所を訪れ、政策秘書に質問状を渡した際に身分を明かすために提示したものだった。取材目的で提示された名刺を、本人の了解もなく勝手にネット上に公表することは明確な目的外使用であり、プライバシー侵害にあたる重大な問題だと指摘されている。 しんぶん赤旗編集局長の小木曽陽司氏と日曜版編集長の山本豊彦氏は連名で申し入れ書を提出し、「政権与党の維新の共同代表である貴殿が、自身に批判的な取材をしている記者の名刺をネット上に公表することは、権力監視の報道を妨害し、威嚇するものです」と厳しく批判した。 憲法違反の報道妨害と指摘 赤旗編集局は今回の行為について、憲法で保障されている表現の自由と報道の自由を侵害する重大な問題だと位置づけている。申し入れ書では「記者個人への攻撃や嫌がらせを誘発する危険性があり、正当な取材活動を萎縮させる効果をもたらします。これは、憲法で保障されている表現の自由と報道の自由を侵害する行為に他なりません」と明確に指摘した。 実際に藤田氏が記者の名刺を公表して以降、日曜版編集部の直通番号に「●●記者を出せ」という嫌がらせ電話が複数回かかってきているという。これは記者の個人情報公開が実際に嫌がらせを誘発している証拠であり、取材活動に深刻な影響を与えている。 日本国憲法第21条は「集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する」と規定しており、最高裁判所も博多駅テレビフィルム提出命令事件で「報道機関の報道は、民主主義社会において、国民が国政に関与するにつき、重要な判断の資料を提供し、国民の知る権利に奉仕するものである」と判示している。 >「政治家が記者の個人情報をさらすなんて言論弾圧そのものだ」 >「維新も結局は自民党と同じような体質だったのか」 >「報道の自由を脅かす行為は民主主義の根幹に関わる問題だ」 >「取材する記者が萎縮してしまったら、国民の知る権利はどうなるのか」 >「企業献金を受け取るようになった維新の正体が見えてきた」 3つの要求と法的措置の予告 赤旗編集局は藤田氏に対して以下の3点を要求している。第一に「貴殿のX(旧ツイッター)アカウントに投稿された、記者の名刺画像を含む投稿を速やかに削除すること」、第二に「記者個人の情報を公開したことについて、赤旗編集局および当該記者に対して謝罪すること」、第三に「今後、取材活動を行う記者個人を標的とするような行為を行わないこと」だ。 申し入れ書では11月10日までに書面での回答を求めており、「公開された名刺の削除、謝罪などがない場合には、法的な検討に入ることをご了解ください」と法的措置も辞さない姿勢を明確にしている。 この問題は単なる個人情報の無断公開にとどまらず、政権与党幹部による報道機関への威嚇行為として、民主主義社会の根幹に関わる重大な問題だと位置づけられている。特に維新が「身を切る改革」を掲げながら、批判的な報道に対してこのような対応を取ったことは、同党の政治姿勢への疑問を呼んでいる。 報道の自由を巡る深刻な問題 今回の事件は、政治家と報道機関の関係において極めて深刻な問題を提起している。政治家が批判的な報道に対して記者の個人情報を公開するという行為は、報道の自由に対する直接的な攻撃であり、民主主義社会の健全性を脅かすものだ。 国際的にも日本の報道の自由度は近年低下傾向にあり、国境なき記者団の「世界報道自由度ランキング」では、2025年時点で180カ国中68位と先進国の中では低い水準にある。政治家による報道機関への圧力や威嚇行為は、この状況をさらに悪化させる要因となりうる。 特に今回の問題では、企業・団体献金を国民のための政治ではなく私益のための政治につながる危険性として批判してきた立場から見ると、維新が連立政権に参加し企業献金受け入れを棚上げした経緯と合わせ、同党の政治改革への本気度に疑問が生じている。 藤田氏は4日夕に記者会見を開いて疑惑について説明する予定だが、この記者の個人情報公開問題についても適切な対応が求められる。民主主義社会における報道の自由の重要性を理解し、今後このような行為を行わないことを明確に約束することが不可欠だ。
藤田文武氏が記者名刺公表 1800件超の嫌がらせ招く言論弾圧
与党幹部による記者圧力 プライバシー侵害と言論弾圧の懸念 日本維新の会の藤田文武共同代表(44)が、自身の公設第1秘書が代表を務める会社への公金還流疑惑を報じた記者の名刺をインターネット上に公表したことが、深刻な問題として浮上しています。批判的な報道に対して権力者が記者を特定し、個人情報をネット公開する行為は、民主主義の根幹である報道の自由と知る権利を脅かす重大な事件として位置づけられています。 名刺公表による目的外使用 プライバシー侵害の実態 共産党の機関紙「しんぶん赤旗」日曜版は2025年11月2日号で、藤田氏側が2017年6月から2024年11月にかけて、自身の公設第1秘書が代表を務める兵庫県の「株式会社リ・コネクト」に計約2100万円の公金を支出していたと報じました。この税金還流疑惑に関する取材が経緯でした。 10月30日未明、藤田氏は自身のSNS(旧ツイッター)に、赤旗の批判記者の名刺画像を投稿しました。名刺には記者の氏名、部署、勤務先住所、直通電話番号、ファクス番号、メールアドレスなど、個人を特定できるすべての情報が含まれていました。記者が身分明示のために渡した名刺を、本人の同意なく目的外に使用した行為です。 プライバシー侵害の可能性が極めて高いと法的専門家からも指摘されています。赤旗日曜版編集部は、名刺画像の削除と公表への謝罪を求める公式声明を発表し、「権力を持つ立場の者による記者威嚇であり、言論弾圧に他ならない」と明言しました。与党幹部の立場から記者個人を特定し、ネット上に晒すことは、権力監視という報道機関の基本的機能を萎縮させる明白な圧力なのです。 嫌がらせ電話・メール1800件超 記者業務の完全妨害 名刺公表の直後から、記者個人への嫌がらせ電話や業務妨害メールが殺到しました。赤旗編集部の直通電話には「●●記者を出せ」という複数の電話が殺到し、正常な通信業務に支障をきたしています。 より深刻なのは、メール業務の妨害です。近畿地方の事業者の相談受付フォームから、藤田氏が一部を消して公表した記者のメールアカウントに対して、1800件を超える自動返信が送信される事態が発生しました。1日午後9時現在での数字であり、その後さらに増加した可能性があります。これは組織的かつ意図的な業務妨害であり、記者の正常な仕事を著しく阻害するものです。 >「権力者が記者を特定して圧力をかけるのは民主主義の終わり」 >「名刺公表で嫌がらせを呼び込む行為は許されない」 >「報道の自由が脅かされている。これは重大な問題だ」 >「国民の知る権利より、権力者の面子が優先されるのか」 >「記者個人への攻撃は与党幹部のすることではない。許せない」 こうした嫌がらせは、藤田氏の名刺公表行為がもたらした直接的な結果です。権力者がSNSを使って記者を「晒す」行為が、ネット上の第三者による嫌がらせと結びつき、記者の身体的・精神的安全も脅かされる状況が生まれています。言論弾圧とはまさにこうした構図を指すのです。 「身を切る改革」掲げる党首が示した政治姿勢の問題 藤田氏は2025年11月2日、自身のユーチューブで疑惑内容を釈明し、「秘書が代表を務める会社に発注している構図自体が誤解や疑念を招く」と述べて、「今後は秘書が代表を務める会社への発注は一切行わない」と発表しました。しかし「すべて実態のある正当な取引であり、専門家にも相談の上で適法に行なっている」と法的正当性は重ねて強調し、完全な非を認めていません。 より問題なのは、批判的な報道に対して記者を特定し圧力をかける手段に出たことの政治的責任です。維新が掲げる「身を切る改革」というスローガンと、政治資金をめぐる身内企業への優遇疑惑のそれ自体も矛盾していますが、さらに批判への対抗手段として言論弾圧に及んだ点は、民主主義的価値観を著しく損なわせています。 維新の創設者・橋下徹元大阪市長も、自身が代表を務める政治団体の藤田氏に対して「まさに政治家による公金マネーロンダリングだ」と厳しく指摘し、党内からも激しい批判が上がっています。公金配分疑惑に加えて、記者への圧力という二重の不透明性が浮上することで、連立与党を構成する日本維新の会の政治姿勢そのものが問われる事態となっています。 国民の知る権利と報道の自由は、民主主義社会の根幹です。権力者が批判的な報道に対して記者個人を特定し、ネット上に晒すことは、社会全体の報道萎縮につながり、今後の民主的監視機能を著しく損なわせます。記者名刺公表問題は、単なる一個人の行為ではなく、与党高位幹部による言論弾圧として、極めて深刻に受け止める必要があります。
維新・藤田文武氏、秘書会社への公金発注打ち切りを表明 還流疑惑を事実上認識
維新・藤田氏が「発注先変更」表明 公金還流疑惑で事実上の問題認識 日本維新の会の藤田文武共同代表(44)は2025年11月2日未明、動画投稿サイトのXで「しんぶん赤旗」日曜版が報じた公設第1秘書が代表を務める会社への公金支出疑惑に言及しました。藤田氏は今後、同社への発注を行わないと表明し、秘書を経由した公金還流の手法に問題があったことを事実上認めました。この表明は、与党に加わったばかりの維新の政治姿勢に対し、早くも厳しい検証を迫っています。 問題の構図と支出規模 赤旗日曜版が10月29日配信の電子版で報じた疑惑は以下の通りです。藤田氏側が2017年6月から2024年11月にかけて、公設第1秘書が代表を務める「株式会社リ・コネクト」(兵庫県西宮市)に対し、「機関紙ビラ印刷費」などの名目で計約2100万円を支出していました。このうち約1965万円(約94パーセント)が政党交付金などの公金だったと指摘されています。同社は印刷設備を保有しておらず、業務を外部の印刷会社に再委託していたとも報道されています。 さらに注目すべき点は、秘書の報酬です。同社は公設秘書に対し年間720万円の報酬を支払っており、これは秘書の平均的な月給(月30万~60万円程度)から年換算した額に匹敵する金額となっていました。国会に提出された秘書の兼職届によると、この事実が明記されていたことが判明しています。 >「公金で身内に利益を流す構図は許されない」 >「身を切る改革のはずが、身内に税金が回るって何これ」 >「適法と言っても外形的におかしいのでは」 >「説明が不十分すぎる。国民はこんな政治を求めていない」 >「兼職届を出していても、国会で議論すべき問題だ」 藤田氏の対応と曖昧な説明 藤田氏は動画で「そうした構造自体が疑惑を生むのではないかとの指摘は確かにごもっとも」と述べ、「反省すべきは反省して」「次からは発注する会社を変更します」と語りました。ただし、支出そのものは「適法」だとの主張を繰り返しています。 問題は、この対応が赤旗編集部の13項目の質問に正面から答えるものになっていない点です。具体的には、なぜ「国政報告書の原稿作成」を公設秘書が行わずに自らの会社に発注したのか、兼職届は提出されたのか、印刷設備を持たない会社を選んだ理由は何か、といった質問への明確な回答がありませんでした。藤田氏は連休明けの11月4日に記者会見を開くとしており、会見では国民が納得できる明確な説明が求められる状況です。 維新の「創業者」からの厳しい批判 この問題は維新内部からも批判を招いています。維新の創設者で弁護士の橋下徹氏は、ソーシャルメディア上で連続投稿し、藤田氏を厳しく断罪しました。橋下氏は「外形的公正性はない。大阪維新改革では完全にアウト。このような公金ロンダリング的な金の使い方をやる政治家たちから国民負担を求められても国民は断固拒否すべき」とコメント。さらに「藤田氏から藤田氏側の法人に公金を流し、ここで利益を上げていたなら維新政治として完全にアウト。実費のみで利益が上がっていなくても外形的公正性からアウト」と言及しました。 橋下氏は「適法・違法の問題ではなく、改革政治家の身だしなみ」という観点から批判を展開。大阪時代の維新の改革姿勢との矛盾を指摘し、「国政維新では維新は終わる」とまで述べています。これは単なる党内の意見の相違ではなく、藤田氏率いる執行部の政治姿勢そのものに対する根本的な疑問を示しています。 連立政権の足かせ? 今年10月、高市早苗首相が率いる自民党と維新が連立を組むことが決まったばかりです。与党に加わり、「身を切る改革」を掲げてきた維新にとって、今回の疑惑は大きな打撃となる可能性があります。野党からは「だから裏金自民党とも組めるのか」といった批判が上がっており、連立政権の政治倫理に対する疑惑を招きかねない状況です。 藤田氏が「発注先変更」を表明したことは、問題の構造に何らかの問題があることを認めたに等しいものです。しかし、国民の疑惑を払拭するには、より詳細で透明性のある説明が欠かせません。11月4日の記者会見での対応が、維新の政治姿勢を判断する重要な局面となるでしょう。
藤田文武「適法」主張も発注中止で矛盾 外形的公正性問うテーマ
「適法」と言うなら、なぜ発注をやめるのか 日本維新の会の藤田文武共同代表側が、自身の公設第一秘書が代表を務める会社に計約2100万円の公金を支出していた問題に関して、藤田氏は2025年11月2日、ユーチューブに動画を投稿し「今後は同社への発注を一切行わない」と明言しました。一見、問題への対応のように見えます。しかし、この表明は多くの国民に矛盾と不信感をもたらしています。なぜなら、藤田氏自身がその直前に「すべて実態のある正当な取引であり、専門家にも相談の上で適法に行っている」と主張していたからです。 公正な政治の根本は、国民の判断に基づいています。法的には適法だと主張する一方で、発注をやめるという行動は、その取引が適法ではないこと、あるいは国民から疑惑を持たれるほどの問題があることを、自ら認めているに等しいのです。藤田氏の説明は言葉と行動が矛盾しており、この矛盾こそが国民の信頼を大きく損なうのです。 共産党機関紙「しんぶん赤旗日曜版」は、2025年11月2日号で、藤田氏側が2017年6月から2024年11月にかけて、「機関紙ビラ印刷費」などの名目で計約2100万円を秘書の会社に支出していたと報道。そのうち約1965万円が政党交付金など公金から支払われていたと指摘しました。さらに、その会社から秘書には年間720万円の報酬が支払われていたことも明らかになっています。 橋下創業者の「外形的公正性」批判が直撃 維新の創業者・橋下徹弁護士は、この問題について激烈な批判を展開しています。橋下氏は自身のX(旧ツイッター)で「外形的公正性はない。大阪維新改革では完全にアウト」と断定。さらに「適法か違法かが問題ではない」として、「公金マネーロンダリング的な金の扱いをしている政党から、国民負担を求められても国民は納得しない」と厳しく指摘しました。橋下氏は「実費のみで利益が上がっていなくても外形的公正性からアウト」と指摘し、法的適法性だけでなく、国民から疑念を持たれない状態を作ることの重要性を強調しています。 >「適法だと言うなら、なぜ発注をやめるのか意味が分からない」 >「身を切る改革を掲げながら、身内に公金を流す。これが政治の劣化だ」 >「橋下氏の指摘は正しい。国民の税金なのに、こんなことが許されていいのか」 >「藤田氏の説明では納得できない。疑念を持たれる時点で問題では」 >「発注をやめる=やましいことがあることの証。なぜ最初から気をつけなかったのか」 このように、藤田氏の対応に対する国民の疑問は尽きません。橋下氏が指摘する「外形的公正性」とは、政治改革の基本です。単に法律に違反していないかどうかではなく、国民から「疑念を持たれない状態」を作ることが改革政治家の責務なのです。 国民の判断は行動で示される 藤田氏の説明の要旨は、秘書の会社が「実態のある正当な取引」であり、大手広告代理店と同様に下請け企業と協業しているという主張です。しかし、ここに大きな落とし穴があります。仮に取引が適法であるのなら、発注を続けることが自信の表れではないでしょうか。それにもかかわらず、発注をやめるという判断をしたということは、藤田氏自身が「この取引は見た目が悪い」と認識していることを意味します。 国民にとって重要なのは、政治家の言葉ではなく、その行動です。適法だと言い張りながら発注をやめるという矛盾した対応は、国民に「何か隠している」というメッセージを送り続けることになります。藤田氏が本当に適法だと確信しているのであれば、4日の記者会見で、その取引の詳細、会社の利益構造、秘書の給与体系のすべてを透明性を持って説明し、その上でも発注を継続することが、説得力のある説明になるはずです。 自民党とのドロ船連立政権への悪影響 この問題は、高市早苗首相率いる自民党との連立政権にも悪影響を与えます。維新は「身を切る改革」を掲げて自民党との連立合意に至りましたが、共同代表自身が公金の使い方について国民から疑念を持たれている状況では、改革政治の説得力は大きく減じています。このドロ船連立政権の足元が揺らぐ前に、藤田氏は徹底的な説明責任を果たす必要があります。 国民は、政治家の言葉よりも行動を見ます。11月4日の会見で、藤田氏がどのような説明をするのか、そして今後も発注をやめたままにするのかを。その判断の中に、国民の信頼は存在するのです。
橋下徹氏が維新の藤田共同代表を激怒批判、「身内企業への2000万円支出は不透明」と指摘
橋下徹氏が維新の藤田共同代表を厳しく批判 「身を切る改革」と相反する「公金還流疑惑」で激怒 維新の会の創業者である弁護士・橋下徹氏が2025年11月2日、テレビ番組で同党の藤田文武共同代表に対する強い批判を展開しました。共産党の機関誌「しんぶん赤旗」が報じた藤田共同代表の「公金還流疑惑」を受けての発言で、橋下氏は政治家と公金の関係における「ピリピリ感」の欠如を指摘し、政治資金の透明性確保を厳しく求めました。 「身内の会社に直接発注すべき」が橋下氏の主張 赤旗は11月2日号で、藤田共同代表が2017年6月から2024年11月にかけて、公設第1秘書が代表を務める会社「株式会社リ・コネクト」に約2000万円の公金を支出していたと報道しました。その会社は同秘書に年720万円の報酬を支払っていたとのことです。約2000万円のうち、約1965万円は税金を原資とする公金だったと指摘されています。 橋下氏は「身内の会社は普通、入れません。直接、業者にお金を払いますよ。なんで身内の会社を入れないといけないのか」と疑問を呈しました。橋下氏が強調したのは、身内企業を経由することの不透明性です。通常、自治体首長が公金を発注する場合、身内企業への直接発注は許されません。しかし国会議員が政党交付金や政治献金を使う場合、その基準が曖昧だというのが橋下氏の主張です。 「利益がないなら直接発注すればいい」の論理 藤田共同代表側は、疑惑に対して「当該企業は適法かつ適正な価格で業務委託を受け、法令違反ではない」と反論し、「利益はない」と主張しています。しかし橋下氏はこの説明に納得しません。橋下氏は「もし身内の企業が利益を得ていたら、これは大問題になる。藤田さんは『利益はない』と言っているが、利益がないのならなぜ、業者の方に直接発注しないのか」と追及しました。 さらに橋下氏は、身内企業を経由することのもう一つの問題点を指摘しました。「身内の企業を入れることによって、政治資金収支報告書の対象外になる。そうすると、お金を入れ込んで、どれだけが利益で、だれがお金を持っているかなんて分からない」という指摘です。透明性を確保するには、身内企業を経由するのではなく、ダイレクトに業者に発注すればいいというロジックです。 >「政治家が公金を扱うことに甘い感覚を持っている」 >「役所なら絶対に身内企業に発注できない。国会議員は何が違うのか」 >「利益がないなら直接業者に頼めばいい。中を入れるから見えなくなる」 >「身を切る改革と言いながら身内に税金が還流する構図は最悪」 >「連立で物価対策の現金給付をやめると言うなら、もっと厳しく公金を扱うべき」 「政治とカネ」が終わらない根本原因 橋下氏が問題の根底にあると指摘したのが、政治家全体の公金意識の欠如です。橋下氏は「政治家の『政治とカネ』の問題がまったく終わらないのは、政治家たちが公金を扱うことにピリピリ感がないから。緩いんですよ」と述べました。 橋下氏の分析によれば、政党交付金や政治献金は実質的には公金に類するものであり、多くの政治家がこれを「自分のお金のように扱ってしまう」という問題があるということです。政治資金規正法の規制も、自治体における入札制度のような厳格さに欠けていると橋下氏は考えています。 政党交付金は一般財源ではない 維新の会が掲げる「身を切る改革」は、国会議員の歳費3割カットや議員定数削減を柱としており、政治改革の看板政策です。しかし、その一方で政党資金の透明性が確保されていないという矛盾を橋下氏は指摘しているのです。 藤田共同代表の場合、疑惑の対象となった支出は、政党交付金という公的な資金が原資だとされています。政党交付金は納税者からの資金であり、使途が明確でなければ、国民への背信行為に該当する可能性があります。 連立政権での「厳しさ」の必要性 橋下氏はさらに、現在の自民党との連立状況を念頭に、政策上の矛盾を指摘しました。橋下氏は「維新と自民はこれから、物価対策については現金給付をやめ、消費税引き下げももうやめる。企業・団体献金の話は棚上げする。それで、社会保障改革では一定の国民負担を求める。こういうことをやるなら、もっと厳しく公金を扱うという『ピリピリ感』を持ってもらわないといけない」と述べました。 維新は現金給付や消費税引き下げをやめる代わりに、社会保障改革で国民に負担を求める方針です。その際に、政治資金の透明性が確保されていなければ、国民の納得は得られないというのが橋下氏の主張です。 「間に会社を入れたら分かんなくなる」の一言で放送終了 橋下氏の批判は最後まで止まりませんでした。「直接、業者に頼めばいいんだから、間に会社を入れたら、分かんなくなるじゃないですか」という言葉で、この日の放送は終了しました。 藤田共同代表は連休明けの記者会見で、この疑惑について説明する予定です。維新の吉村洋文代表(大阪府知事)も、藤田氏に記者会見で説明させる考えを示しており、国会でも追及される可能性が高いと見られています。 今後の焦点 この疑惑は単なる一個人の政治家の問題ではなく、維新全体の「改革政党」としてのイメージに関わる問題です。また自民党との連立政権での政策推進を考えると、政治資金の透明性についての社会的な「目」がより一層厳しくなることが予想されます。 橋下氏の批判の背後にあるのは、「政治改革」を掲げる維新が、まずは自らの政治資金の取り扱いで範を示すべきという考え方です。政治資金の透明性確保は、日本の政治への信頼回復に不可欠な課題として、今後の国会でも論点となる見込みです。
藤田文武発注疑惑「13の質問に未回答」「有権者納得せず」
しんぶん赤旗の「13の質問」に答えぬまま発注続行か 藤田文武共同代表(日本維新の会)が公設第1秘書が代表を務める企業に対して、2000万円超の支出を行っていたとして批判が強まっている。だが、同紙が提示した「13の質問」には正式な回答を出しておらず、説明責任を果たしたとは到底言えない状況だ。 一部では「法的違反がないとしても、有権者がそれを『問題ない』と感じるかどうかは別問題だ」との指摘もある。 また、発注先とされる秘書の会社が広告業として実態を備えていない疑いも浮上しており、外形的にも透明性を欠く構図となっている。 ネット上の有権者の声 > 「この構図そのものが疑念を招く」 > 「公金を身内企業に流してるんじゃないか」 > 「兼職届ってちゃんと出されてるの?」 > 「印刷会社じゃなくて関係会社なのはなぜ?」 > 「説明だけじゃ信頼は戻らない」 発注の実態と説明の矛盾 藤田氏の投稿によれば、公設第1秘書が代表を務める「当該企業」に対し、政治団体および調査研究広報滞在費から「機関紙やポスター等のデザイン印刷製本業務」「選挙区内での情勢調査」「動画作成業務」などを発注・支出してきたという。投稿では、「仕事の質・スピード共に信頼できる発注先として合理性がある」「弁護士に相談し法的にも適正であることを確認した」とも説明している。 しかしながら、そもそも同紙が設定した13項目に対して正式回答を出しておらず、説明責任として重大な欠落がある。13項目には「入札や相見積りの実施有無」「工場・印刷機所有の有無」「取引価格の相場との比較」「関係者の報酬実態」「納品履歴公開」などが含まれており、これに答えないまま発注を続けたことが根本的な批判点だ。 さらに、発注先企業が「広告業」を営むとされながら、印刷機を保有していないとの報道もあり、広告業としての実態・受託実態そのものが疑われている。報道によれば、同企業は印刷機を自社所有しておらず、下請けを用いているビジネスモデルとされ、これが「印刷業務ない会社に印刷発注」として指摘されている。発注先企業が印刷業務に対して十分な設備・実績を有していないなら、外部から見て“発注先選定の合理性”に疑問が浮く。 今回、藤田氏は「取引条件は相場水準で設定」「利益供与や不当に高額/低額な設定ではない」と主張しているが、第三者による監査・検証可能な資料は示されておらず、有権者が納得する十分な説明とは言い難い。 「法的には問題なし」でも説明責任を果たしたとは言えない 投稿の中で藤田氏は「弁護士にも相談し、法的に適正であることを確認済み」と書いている。しかし、法的に問題がない=社会的な説明責任や倫理責任を果たしたことにはならない。税金を由来とする政党交付金・調査研究広報滞在費を用いて、議員の関係企業に多額の支払いを行っていた構図は、有権者から見れば利益相反や公金の私物化の疑念を抱かせる。 「有権者が『これなら納得できる』と感じるかどうか」が問われており、説明不足・開示不足では信頼回復は困難だ。 特に、発注先企業が「政治活動のための印刷・ポスティング・情勢調査等を通じて国民・有権者に届ける媒体を製作していた」という説明にもかかわらず、業務実態の裏付けが十分でないとなれば、説明責任を果たしているとは言えない。また、今後「発注を一切行わない」との表明はあったものの、過去の支出についての説明・検証・返還等に関する言及はなく、疑念を払拭するには程遠い。 議員・政党が公金を使う際には「外形的公平性」・「競争性」・「透明性」が重要だが、今回のケースではそのいずれもが不透明なままである。 批判の根幹:有権者視点と制度の抜け穴 今回の問題を通じて浮かび上がるのは、「議員が身近な関係者に発注することで見える疑念が生じる」という政治倫理の要点だ。第一に、秘書と政治家の長年にわたる関係性は親密であり、経営する企業も政治活動開始前から続くとはいえ、議員発注先として適切だったかどうか、有権者には外部から判断しにくい。 第二に、発注先企業が広告業としての実態を十分有していない可能性があるという点は、発注先の選定基準・競争の有無を明らかにしない限り、「特定企業依存」の印象を強める。第三に、政党交付金や調査研究広報滞在費という公金を用いるのであれば、議員・政党は支出先・理由・金額・選定基準などを開示し、納税者である国民が内容を検証できるよう整備する義務がある。現状、その「制度としての抜け穴」を突いていると指摘されても反論し難い。 この意味で、今回の発注・支出は「法令遵守しているか」ではなく、「国民・有権者から見て説明可能か・納得可能か」という視点で評価されるべきだ。説明責任を果たすためには、具体的な資料・証拠を公開し、第三者の検証に耐えうる体制を示すことが必須である。 今後の焦点と有権者への問い 今後注目すべき点は以下の三つである。第一、藤田氏側が「13の質問」に対して回答し、入札・見積り・価格比較・納品実績などを詳細に開示できるか。第二、発注先企業が広告・印刷業としての実態を有していたか、受託業務の流れ・下請構成・納品履歴を示せるか。第三、政党交付金・調査研究広報滞在費の支出先に関して、制度的に透明性を高め、身内企業発注の疑念を防ぐ制度改革を政党・国会が検討できるか。 有権者としても、単に「法的に問題なし」という説明で納得するわけではない。今回のような構図に対して「身内ブローカー」「税金を関係会社に還流させていないか」という疑問を抱くのは当然であり、説明責任を果たさないまま政治活動を継続すれば、政党・議員への信頼は蝕まれていく。今回、説明責任を求められているのは藤田氏だけではない。政党・議員を選ぶ我々有権者にも、支出の透明性を監視する責任がある。 コメント一つで済む時代は終わった。文書・資料・第三者検証、そして制度改革がなければ、「説明できた」とは言えない。
藤田文武氏に公金還流疑惑 リ社へ2100万円支出 橋下徹氏「公金マネーロンダリング」と批判
維新・藤田文武氏に公金還流疑惑 8年間で約2100万円支出 橋下徹氏も「公金マネーロンダリング」と批判 赤旗日曜版のスクープが波紋 日本維新の会の藤田文武共同代表(衆院大阪12区)をめぐる公金還流疑惑が、政界で大きな波紋を呼んでいます。11月2日号の赤旗日曜版が報じたこの問題は、「自維連立に衝撃」「維新トップに“重大疑惑”」と他メディアも取り上げ、国会やSNSでも注目が広がっています。 疑惑の中心は、藤田氏の公設第1秘書が代表を務める兵庫県西宮市の企業「株式会社リ・コネクト」(以下リ社)です。同秘書は2024年11月19日付の兼職届で、リ社から年720万円の報酬を受け取っていたことを明らかにしています。 2100万円超の公金が“身内企業”へ 政治資金収支報告書、政党助成金使途報告書、調査研究広報滞在費の報告書などの記載によると、藤田氏側は2017年6月から2024年11月までの間に、計約2100万円をリ社に支出。そのうち約94%(約1965万円)が税金を原資とする公金でした。 さらに、2024年の衆院選の選挙運動費用収支報告書によると、出納責任者である藤田氏の公設秘書が、自身の会社であるリ社に「ビラ印刷費」7万枚分として約50万円を公費負担(公金)で支出していました。 この構図は、藤田氏の政治団体が「身内企業」に公金を流し、その企業が秘書本人に高額報酬を支払うという、税金の還流構造を示しています。 > 「身を切る改革を掲げる維新が、身内に公金を回していたら言行不一致だ」 > 「公設秘書の兼職を利用した利益供与の可能性がある」 > 「形式的に“適法”でも、政治倫理上の問題は極めて重大だ」 > 「選挙費用の一部を自社に発注する構造は利益相反そのものだ」 > 「説明を拒む姿勢が国民の信頼をさらに損ねている」 こうした批判が専門家や有権者から相次いでいます。 藤田氏の主張と編集部の反論 藤田氏は30日未明、自身のSNS(旧Twitter)にて「正当な取引であり、適法かつ価格も適正だった」と主張し、赤旗日曜版編集部からの質問状への回答書を投稿しました。しかしその回答書は、13項目にわたる具体的な質問には一切答えず、「法的に問題ない」との立場を繰り返す内容にとどまりました。 さらに藤田氏は、「質問期限が非常に短期間だった」と主張しましたが、編集部が質問状を送付したのは10月27日午前10時20分頃で、回答期限は翌28日午後5時。30時間以上の回答猶予があり、また24日午後には秘書本人にも電話取材を行っていたことが確認されています。編集部は「十分な取材時間を確保し、丁寧な照会を行った」としています。 橋下徹氏も「マネーロンダリング」と厳しく批判 維新の創設者である橋下徹氏は、自身のSNSで「これはまさに政治家による公金マネーロンダリングだ」と明言しました。橋下氏は「維新が“身を切る改革”を掲げるなら、まず身内の金の流れを透明化すべきだ」とも述べ、藤田氏への説明責任を求めました。 藤田氏は党の共同代表として、国政における改革姿勢を強調してきた人物です。しかし今回の問題で、党の看板である「政治とカネの清潔さ」が揺らいでおり、党内からも「説明抜きでは党全体の信頼に関わる」との声が上がっています。 制度の盲点と政治倫理の空洞化 この問題は、単に一議員の会計処理の問題にとどまらず、公設秘書制度や政党助成金制度の制度的盲点を浮き彫りにしました。 公設秘書が兼職を届け出れば、形式上は合法とされる一方で、実質的に税金が身内企業へ流れる構造を防ぐ規制は存在しません。政治資金規正法の「適法」運用が、政治倫理の空洞化を招いていることが明確になりました。 国民の税金を使う以上、「適法」ではなく「公正」であるかどうかが問われています。藤田氏は今後、国会や記者会見の場で詳細な説明を求められる可能性が高いでしょう。
橋下徹氏、藤田文武氏の2100万円問題を「公金マネーロンダリング」と断罪 維新の倫理性に重大な疑問
橋下徹氏、藤田文武氏の「2100万円問題」に痛烈批判:維新の“身を切る改革”に逆風 2025年10月30日、日本維新の会共同代表である藤田文武衆議院議員をめぐる“秘書会社への2100万円支出”問題が政界で波紋を広げている。報じたのは共産党系紙で、藤田氏の政治団体が、秘書が代表を務める会社に政党交付金などの公金から2100万円を支出していたという内容だ。藤田氏側は「適法な取引であり、問題はない」と主張しているが、橋下徹氏がこの報道に対して即座に反応。X(旧Twitter)で痛烈に批判した。 橋下氏は投稿でこう述べた。「藤田氏側の法人が利益を上げていたならば、完全に公金マネーロンダリング。公金を私的利益に換える最悪な行為。たとえ実費だけだとしても、大阪維新の外形的公正性の観点からは政治家としてアウト」。 維新創設者としての言葉だけに、その衝撃は大きい。 2100万円の支出構造が問う「維新の公正性」 報道によれば、藤田氏の政治団体が2017年以降、秘書が経営する法人に対して印刷物や政治活動費名目で計約2100万円を支払っていた。うち約94%が政党交付金など公金が原資とされ、秘書個人の給与などにも還流していた可能性が指摘されている。 藤田氏は「すべて適法な取引。外部の専門家に相談しており、実費の範囲内」と説明したが、支出先の法人代表が自らの秘書であるという構図が、明らかに利益相反を疑わせる。 日本維新の会は「身を切る改革」を掲げ、政治資金の透明化や公費削減を訴えてきた政党である。その看板政策の下で、党幹部が“自陣営への資金循環”と見られかねない行為を行っていた事実は、国民の信頼を根底から揺るがす。 法的に問題がなくても、政治家としての倫理・公正性の観点からは看過できない事案だ。 > 「適法かどうかではない。政治家として公金をどう扱うかの問題だ」 > 「身内企業に流す構造そのものが“政治倫理”に反している」 > 「維新は他党に厳しいが、自分たちには甘いように見える」 > 「法の抜け道で儲ける政治家に改革を語る資格はない」 > 「説明責任を果たさないなら“身を切る改革”は空虚なスローガンだ」 SNS上でもこのような批判が相次ぎ、藤田氏本人の説明だけで沈静化できる状況ではなくなっている。 「適法」でも倫理的にはアウト――橋下徹氏の視点 橋下徹氏は、維新の創設者として党の「外形的公正性」に重きを置いてきた人物だ。今回の投稿で彼が強調したのは、“違法かどうか”ではなく“公金の扱い方”という政治家の倫理的視点である。 橋下氏は過去にも政治資金の透明性や兼業問題に対して厳格な立場を取ってきた。藤田氏の説明が「法的に問題ない」という一点に依存していることに対して、「形式合法でも実質的に私的利益につながる構造ならアウト」という警鐘を鳴らした格好だ。 この構造はまさに「公金マネーロンダリング」の典型的な疑いを持たれる形であり、たとえ支出が実費であっても、秘書企業への発注は“自分の財布に戻るような構造”を形成する。 政治家に求められるのは透明性と説明責任であり、形式的な合法性だけで全てを片付けることはできない。 維新の危機管理と政治倫理の試金石 維新の幹部は、藤田氏の説明を受け「現時点では不正の事実は確認できていない」と述べたが、これが本当に適切な危機対応なのかは疑問だ。 「身を切る改革」を掲げて他党を批判してきた政党が、自らの幹部に対して甘い判断を下せば、その看板政策は完全に崩壊する。 維新が今後も国民政党として信頼を維持するためには、第三者による調査や支出構造の完全公開が不可欠だ。 大阪維新はこれまで、旧来型の政治資金の使い方を「既得権構造」と批判してきた。だが、自らがその構造に似た資金の流れを作ってしまえば、政治改革を掲げる資格そのものが失われる。 橋下徹氏の投稿が「維新の良心からの警鐘」であるならば、党がそれを真摯に受け止められるかどうかが、今後の信頼回復の鍵となる。 国民が求める“政治の公正”とは この問題の本質は、法解釈ではなく、政治家としてのモラルと国民への説明責任にある。政治資金が身内企業に流れる構造がある限り、どれだけ「適法」と強弁しても、国民の納得は得られない。 日本維新の会が再び“自浄能力のある政党”として信頼を取り戻すためには、藤田氏が全面的に資料を公開し、外部監査を受けることが最低限の条件だろう。 そして、他党を批判する前に自らを律する姿勢を示さなければ、維新が長年掲げてきた「政治改革」「身を切る覚悟」という理念は、もはや看板倒れに終わる。
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