2026-03-06 コメント投稿する ▼
米軍UH1ヘリ名護市許田の野球場に不時着、少年野球練習中の危機一髪
2026年3月6日午後8時20分ごろ、名護市許田の公民館に隣接する野球場で、米軍のUH1ヘリコプター1機が不時着しました。米海兵隊第1海兵航空団は、定期訓練中に機内で警告表示が出たため予防着陸を行ったと説明しています。ヘリは午後10時40分過ぎに離陸し普天間基地へ向かいました。現場の野球場では当時、少年野球チームが練習中でした。子どもたちは上空を旋回していたヘリが急に降りてくるのを目撃し、ベンチへ逃げたといいます。許田区の翁長武区長は轟音に驚き、住民のための施設にヘリが着陸したことを遺憾だと述べました。
少年野球の練習中に不時着
不時着した米軍ヘリUH1は、定期訓練中に警告表示が出たことを理由に名護市許田の野球場へ予防着陸しました。沖縄防衛局から県へ連絡が入ったのは午後8時52分で、危険物質や武器の搭載はなく、機体の損傷もないとされています。
現場となった許田野球場は、沖縄自動車道の許田インターチェンジと道の駅許田の中間に位置し、周辺には住宅も隣接しています。野球場ではナイター照明を点けて少年野球チームが練習していました。ある少年は「練習していたらヘリが空でくるくる回って、急に降りてきた。みんなびっくりしてベンチに走って逃げた」と当時の様子を振り返りました。
「事前連絡もなしに降りてくるのは怖すぎる」
「子どもたちが練習してる場所に突然ヘリとか本当にあり得ない」
「予防着陸って言うけど、住民地に降りないでほしい」
「また沖縄か。米軍の訓練は本当に危険だと思う」
「タイミングがずれてたら大惨事になってたよね」
警察によると、人や建物への被害は確認されていません。しかし、もし着陸のタイミングが少しでもずれていれば、練習中の子どもたちが巻き込まれる可能性もありました。
名護市長が怒りを表明
現場近くに住む名護市の渡具知武豊市長氏は、不時着の一報を受けて駆けつけました。市民が野球の練習をしている時に降りてきたと聞き、ナイター照明で明るかったため米軍がそこを選んだのではないかと分析しました。
市長は「住民は皆びっくりしている。予防のためとはいえ、あってはならないこと。明日以降、防衛局など関係機関に申し入れしたい」と怒りをにじませました。翁長武区長も「ヘリの音には慣れているが、こんな近くでの音は無い。ここはヘリのためにあるわけじゃない」と述べ、強い不快感を示しました。
米軍は機体を点検した結果、飛行に支障がないと判断し、午後10時25分ごろエンジンを始動しました。そして午後10時40分過ぎに離陸し、北西方向の普天間基地へ向かいました。
沖縄で繰り返される米軍機事故
沖縄では過去にも米軍ヘリの不時着や墜落事故が繰り返されてきました。2004年には沖縄国際大学の建物に米軍ヘリが墜落し、2017年には東村高江の牧草地で大型輸送ヘリが炎上しました。2018年1月だけでも、うるま市伊計島、読谷村儀間、渡名喜村のヘリポートと3件の不時着が発生しています。
こうした事故の多くで、米軍は原因究明が不十分なまま短期間で飛行を再開してきました。事故現場の検証も米軍が主導し、日本側は十分な調査ができないケースが続いています。住民の生命と安全が脅かされる状況が何度も繰り返され、地域社会に大きな不安を与えています。
今回の不時着も、幸い人的被害はありませんでしたが、子どもたちが練習する場所に突然降りてくるという事態は、住民にとって受け入れがたいものです。渡具知市長が表明したように、関係機関への申し入れと再発防止策が強く求められます。