2026-01-12 コメント: 3件 ▼
沖縄成人式で4人逮捕、目立ちたいだけの暴走行為に批判殺到
沖縄県内で2026年1月11日に開かれた「二十歳の集い」で、20歳と19歳の男計4人が暴走行為や公務執行妨害で現行犯逮捕されました。名護市では検問を振り切った男2人が、糸満市では旗ざおを振り回した男2人が逮捕されています。翌12日にも5人が逮捕されるなど、毎年のように繰り返される沖縄の成人式での暴走行為と逮捕者が問題となっています。専門家は「親のモラルの低下」や「昭和から平成にかけて続く悪しき慣習」を指摘しており、地域として真剣に反省し、この恥ずかしい状況を終わらせるべきだとの声が高まっています。
またも繰り返された暴走行為と逮捕
沖縄県内各地で2026年1月11日に「二十歳の集い」が開催されましたが、同日に4人の若者が逮捕される事態となりました。名護署は午後2時ごろ、名護市の国道58号で車両検問を振り切り、警察官が持っていた停止灯にバイクを接触させた名護市の会社員の男(19歳)と南城市の大学生の男(20歳)を公務執行妨害の疑いで逮捕しています。
2人は式典に向かっていたといい、容疑を認めています。バイクは転倒しましたが2人にけがはありませんでした。バイクのマフラーなどを改造していたとみられ、車両違反についても調べが進められています。
糸満署は午後4時過ぎ、糸満市役所近くの国道331号などでバイクに同乗して旗ざおの棒部分を持って振り回した糸満市の建築作業員の男(20歳)と、運転していた八重瀬町の建築作業員の男(19歳)を道交法違反の疑いで逮捕しました。2人は「目立とうと思った」などと話し、容疑を認めています。
「成人式で逮捕とか恥ずかしすぎる」
「毎年同じことの繰り返しでいい加減学習しろよ」
「沖縄の成人式=暴走のイメージが定着してる」
「目立ちたいだけで犯罪犯すとか頭悪すぎ」
「二十歳になったんだから少しは大人になれよ」
翌日も5人逮捕、問題は継続
問題は1日では終わりませんでした。2026年1月12日にも県内各地で「二十歳の集い」が開かれ、道交法違反などの容疑で20歳と19歳の男計5人が逮捕されています。
宜野湾署は午後2時20分ごろ、宜野湾市上原の国道330号でナンバープレートを折り曲げたオープンカーを運転した宜野湾市の無職の男(20歳)を道路運送法違反容疑で現行犯逮捕しました。
与那原署は午後0時20分ごろ、南城市佐敷の道路で屋根を切った普通乗用車の後部座席から旗竿を振り回した南城市の無職の男(20歳)と、車を運転していた八重瀬町の解体工の男(20歳)を道交法違反(順守事項違反)の疑いで現行犯逮捕しました。2人は5時間半後に釈放されています。
那覇市古波蔵でもバイクの暴走行為をしたとして、19歳と20歳の2人が道交法違反(共同危険行為)で現行犯逮捕されました。
毎年繰り返される恥ずべき慣習
沖縄の成人式での暴走行為や逮捕者は今に始まったことではありません。過去の報道を見ると、2022年にもうるま市で建築作業員の男(20歳)が交差点内をバイクで周回する暴走行為で逮捕され、「成人式だからやった」と供述しています。2021年には酒気帯び運転や旗竿を振り回す暴走行為で4人が逮捕され、2020年にも改造車をパトカーにぶつけるなどして3人が逮捕されています。
専門家は「成人式で暴れる若者は恒例となっている」と指摘し、その理由の一つとして「親のモラルの低下」を挙げています。親の中には自分も成人式で暴れた人間が存在し、「成人式は暴れて来い」などと教える親もいると聞きます。若い頃のやんちゃを得意気に語るような人間の子供は、同じようになりやすいという負の連鎖が続いています。
ある社会部記者は「昭和から平成にかけて続いて来た悪しき慣習にピリオドを打つ必要がある」と強く訴えています。
一部では改善の兆しも
すべての新成人が暴走行為に及んでいるわけではありません。2020年には那覇市の国際通りで新成人の逮捕・保護件数がゼロだった年もあり、那覇署は「今までにない落ち着きだった」と評価しています。
また、成人式に参加した新成人の中には、その後に国際通りのゴミ拾いをする人物もいました。ニュースでは暴れている映像しか報道されませんが、真面目に行動している新成人も少なくありません。
それでも毎年のように逮捕者が出る現状は、沖縄全体のイメージを著しく損なっています。「大抵決まった地域である」という指摘の通り、特定の地域で繰り返される暴走行為は、もはや地域の恥として真剣に受け止めるべき段階に来ています。
地域全体で意識改革を
成人式は人生の節目を祝う晴れ舞台です。しかし「目立とうと思った」という安易な動機で犯罪行為に及ぶことは、自分自身の将来を台無しにするだけでなく、地域全体の評判を落とす行為です。
毎年のように警察が厳重な警戒態勢を敷き、数百人規模の警察官が配置されなければならない状況は、明らかに異常です。親世代が「成人式は暴れるもの」という誤った価値観を伝えているのであれば、まず親世代が意識を変える必要があります。
若者たちも、二十歳になったのであれば大人としての自覚と責任を持つべきです。一時の高揚感や仲間内での見栄のために犯罪に手を染めることが、いかに愚かで恥ずかしい行為であるかを理解する必要があります。
地域として、行政として、そして一人ひとりの市民として、この「恥ずべき慣習」を終わらせるための取り組みを本気で始めるべき時が来ています。