2026-01-21 コメント投稿する ▼
衆院選沖縄2区、瑞慶覧長敏氏が立候補表明 辺野古新基地反対が2人に 社民に公認申請
社民党県連の多和田栄子副代表は2026年1月17日、名護市辺野古の新基地建設に反対する「オール沖縄」の政党会派会議で、次期衆議院選挙沖縄2区に独自候補を擁立する方針を報告しました。 衆議院沖縄2区選出で無所属の新垣邦男衆議院議員は2026年1月19日、沖縄県庁で記者会見し、新党「中道改革連合」に合流し、次期衆議院選挙に立候補すると表明しました。
衆院選沖縄2区、瑞慶覧長敏氏が立候補表明 辺野古新基地反対が2人に 社民に公認申請
元衆議院議員の瑞慶覧長敏氏(67歳)が2026年1月21日、沖縄県庁記者クラブで記者会見し、衆議院沖縄2区から立候補する意向を発表しました。社会民主党(社民党)本部に公認を申請中で、公認を得られなければ無所属で立候補します。
沖縄2区には、社民党を離党した現職の新垣邦男衆議院議員(69歳)が新党「中道改革連合」(中道)に入り、立候補を予定しています。名護市辺野古の新基地建設に反対する候補者が競合する分裂選挙となります。
社民党県連、一本化協議が決裂
社民党沖縄県連は2026年1月19日、那覇市内で会合を開き、一本化に向けて協議しましたが決裂しました。会合の後、多和田栄子副代表、仲程孝副幹事長、狩俣信子顧問が会見し、党としては新垣氏も、瑞慶覧氏も推薦せず、それぞれ有志による支援となると説明しました。
決裂した要因について、仲程氏は「党勢の拡大については一致している。ただ、『オール沖縄』としっかり一致してやるべきということと、(社民)党の旗印の下にしっかり戦うべきだというところの二極に分かれた」と説明しました。
2026年1月21日、社民党有志の会が瑞慶覧氏を擁立する会見を開きました。瑞慶覧氏も会見に出席し、立候補の意向を表明しました。
「瑞慶覧氏も沖縄2区から出馬か、社民党内で分裂だな」
「辺野古反対が2人も出たら票が割れるじゃないか」
「オール沖縄、一本化できなかったのか」
「新垣氏は中道に行ったし、社民党も大変だな」
「沖縄の声を国会に届ける人がいないって、瑞慶覧氏の危機感わかるわ」
元衆院議員、南城市長1期務める
瑞慶覧長敏氏は1958年10月24日生まれ、沖縄県南城市(旧島尻郡大里村)出身です。ワシントン州立セントラル・ワシントン大学経済学部を卒業後、琉球大学法文学部経済学科に編入し、1986年に卒業しました。大学卒業後、大阪府や沖縄県で英語教育に従事しました。
2009年、第45回衆議院議員総選挙に沖縄4区から民主党(民主)公認で出馬し、自由民主党(自民党)前職の西銘恒三郎氏を破り、初当選しました。
2012年の消費増税をめぐる政局では、6月26日の衆議院本会議における消費税増税法案を含む社会保障・税一体改革関連法案の採決で、党の賛成方針に反して反対票を投じました。7月3日、民主党は常任幹事会で離党者への処分方針を決定し、瑞慶覧氏を含む離党届を提出した議員37名には除名処分が下されました。
2012年12月16日の第46回衆議院議員総選挙に無所属で沖縄4区から出馬しましたが、前回下した自民党元職の西銘氏にダブルスコアの大差で敗れ、落選しました。
2018年南城市長選で初当選、2025年に不出馬表明
2015年、東アジア共同体研究所琉球・沖縄センター事務局長に就任しました。
2017年12月9日、翌年1月21日投開票の南城市長選挙に出馬する意向を表明しました。県下でオール沖縄勢力を形成する社民党、日本共産党(共産党)、自由党、沖縄社会大衆党(社大党)、民進党の5党の推薦を受けたほか、オール沖縄勢力が全面的に支持する翁長雄志沖縄県知事からも支援を受けました。
2018年1月21日投開票の南城市長選挙で、4選を目指した現職の古謝景春氏(自民党、公明党、日本維新の会(維新)推薦)を65票の僅差で破り、当選しました。2月12日付で第4代南城市長に就任しました。
2022年1月23日投開票の南城市長選挙では、前市長の古謝景春氏を破り、再選しました。
2025年10月8日、次期南城市長選挙への不出馬を表明しました。
「沖縄の声を国会に届ける人がいない」と危機感
関係者によると、瑞慶覧氏は周囲に「沖縄の声を国会に届ける人がいない」と危機感を示しているということです。
社民党県連の多和田栄子副代表は2026年1月17日、名護市辺野古の新基地建設に反対する「オール沖縄」の政党会派会議で、次期衆議院選挙沖縄2区に独自候補を擁立する方針を報告しました。
社民党、政党要件維持が危ぶまれる党勢縮小
社民党が次期衆議院選挙沖縄2区に瑞慶覧氏を擁立するのは、政党要件維持が危ぶまれるほどの党勢の縮小が背景にあります。
社民党は2025年、同2区選出の新垣邦男衆議院議員の離党によって、前身である社会党の結成以来、初めて衆議院で議席を失いました。2025年夏の参議院議員選挙でも1議席にとどまり、政党要件である全国の得票率2%をわずかに上回りました。党勢拡大は最重要課題で、2026年1月16日の県連会議に福島瑞穂党首が候補者擁立に向け乗り出すなど、党中央の意向が強く働いています。
新垣邦男氏は中道改革連合に合流
衆議院沖縄2区選出で無所属の新垣邦男衆議院議員は2026年1月19日、沖縄県庁で記者会見し、新党「中道改革連合」に合流し、次期衆議院選挙に立候補すると表明しました。
新垣氏は2024年10月の衆議院議員選挙で社民党公認で当選しましたが、2025年1月2日に社民党を離党しました。離党の理由について、新垣氏は「党勢拡大の方向性が一致せず」と語りました。
「オール沖縄」分裂選挙で民意置き去り
沖縄2区には、前回2024年10月の衆議院議員選挙で社民党公認で当選し、その後に社民党を離党した新垣邦男氏が、中道改革連合に合流して立候補を予定しています。一方、社民党県連の一部は元衆議院議員の瑞慶覧長敏氏を同区に擁立する方針を固めました。名護市辺野古の新基地建設に反対する候補者が競合する分裂選となります。
記者解説によると、社民党が次期衆議院選挙沖縄2区に独自候補を擁立するのは、新基地反対より党利を優先したためで、「オール沖縄」分裂選挙で民意置き去りになっているとの指摘があります。
玉城デニー知事「推移を見守りたい」
玉城デニー沖縄県知事は、社民党が衆議院沖縄2区に独自候補の擁立を検討していることについて、「推移を見守りたい」とコメントしました。