2025-12-01 コメント投稿する ▼
不破哲三元議長の党寄付1万円 隠居状態浮き彫り議長時代は700万円から激減
不破氏は2024年1月の党大会で93歳にして常任幹部会委員を退任し、名誉役員となりました。 2006年1月の党大会で議長職を退任した後も常任幹部会委員として党運営に影響力を残していましたが、今回の退任で党の意思決定から完全に距離を置いた形になります。 自宅には身の回りの世話や警備を担当する党職員が住み込んでおり、党本部の食堂の料理人も常駐しているという特別待遇が続いています。
共産党元最高幹部の隠居実態 不破哲三氏の寄付額1万円が浮き彫りにする現実
日本共産党の不破哲三元議長(本名・上田建二郎、1930年1月26日生まれの95歳)が2024年の1年間に党中央委員会に寄付した額がわずか1万円だったことが、11月28日に公表された政治資金収支報告書で明らかになりました。これは、かつての最高指導者の完全な隠居状態を象徴的に示す数字として注目されています。
議長時代とは桁違いの減額
不破氏の党への寄付額は、現役時代と比べて劇的に減少しています。議長在任中は年間700万円台の高額な寄付を行っており、2001年には704万4000円、2002年には650万5000円を党に寄付していました。しかし、2020年には111万100円、2021年から2023年まではそれぞれ12万円にまで減少し、2024年にはついに1万円という最低水準に到達しました。
この減少は10分の1以下どころか、ピーク時の700分の1という大幅な減額を意味します。
2024年に名誉役員へ完全引退
不破氏は2024年1月の党大会で93歳にして常任幹部会委員を退任し、名誉役員となりました。2006年1月の党大会で議長職を退任した後も常任幹部会委員として党運営に影響力を残していましたが、今回の退任で党の意思決定から完全に距離を置いた形になります。
住民の声からも、元最高幹部の処遇について様々な見方が聞かれます。
「95歳での現役引退は当然だと思う」
「長年党を支えた功労者として相応の待遇は必要」
「寄付額の激減は隠居の証拠だろう」
「名誉役員でも党からの支援は続くのでは」
「こんな豪華な生活をしていて庶民の気持ちがわかるのか」
豪華な自宅環境と党の特別待遇
不破氏の自宅は神奈川県相模原市緑区の山中にあり、敷地は3265平米(約988坪)で、敷地内には4棟の建物があります。門から屋敷までは車で森の中を走るという広大な敷地を有しています。
収支報告書によると、この自宅敷地に建つ4棟の建物のうち2棟は党の所有になっているとされ、これらは「警備用」の建物とみられています。自宅には身の回りの世話や警備を担当する党職員が住み込んでおり、党本部の食堂の料理人も常駐しているという特別待遇が続いています。
収入源と生活の実態
不破氏には廃止前の国会議員互助年金や著書の印税などの収入があるとみられています。不破氏は衆議院議員を11期務め、1970年に40歳で書記局長に就任して以来、長らく党の理論的支柱として活動してきました。多数の著作を発表しており、印税収入も相当額に上ると推測されます。
政治資金の流れが示す変化
かつて不破氏は党の車で本部まで通勤し、自宅には党本部の食堂の料理人が常駐していました。もし完全引退してただの一党員になれば、車も料理人もなくなることになります。名誉役員という地位を維持することで、こうした特別待遇が継続されているとみられています。
今回の寄付額激減は、不破氏の党内での影響力の完全な終焉と、名誉職としての現在の立場を如実に示すものです。かつて「共産党のプリンス」と呼ばれ、党の理論的指導者として君臨した不破氏の政治生活が、95歳という高齢とともに実質的に幕を下ろしたことを、この1万円という数字が象徴的に物語っています。