2025-12-01 コメント投稿する ▼
れいわ新選組の組織改革を掲げる青柳光亮氏、ボランティア疲弊解消へ「システムアップデート」提案
派遣業界での20年のキャリアと10年間の事業責任者経験を持つ青柳氏は、「現場の最前線で活動してきた一人の人間」として、党が抱える構造的課題の解決を訴えています。 青柳氏は「公党として持続的に力を発揮するためには、まずこの疲弊と摩擦を生む仕組みを解消しなければなりません」と強調し、根本的な組織改革の必要性を訴えています。
れいわ新選組の組織改革を掲げる現場の声
青柳光亮氏が「システムアップデート」で党基盤強化を提案
れいわ新選組の第2回代表選挙で注目されるのが、長年ボランティアとして活動してきた青柳光亮氏(49)の立候補です。派遣業界での20年のキャリアと10年間の事業責任者経験を持つ青柳氏は、「現場の最前線で活動してきた一人の人間」として、党が抱える構造的課題の解決を訴えています。
青柳氏は決意文で、「私の代表選出馬は、れいわ新選組が次のステージに進むために不可欠なシステムアップデートを実行するためにあります」と宣言しました。党の急速な成長に組織の仕組みが追いついていない現状を指摘し、ボランティアの疲弊や内部対立の解決を最優先課題として位置づけています。
ボランティア疲弊の構造的課題を指摘
青柳氏が最も重視するのは、れいわ新選組の「最大の原動力」であるボランティアが直面している深刻な問題です。「組織の仕組みが党の急速な成長に追いついていないため、現場の献身的なボランティアが疲弊し、さらには仲間同士の衝突によって、離れてしまう」という構造的課題を明確に指摘しています。
れいわ新選組は2019年の結党以来、大企業や労働組合に頼らない草の根政党として急成長を遂げてきました。しかし、その成長の陰で、支えてきたボランティアたちが「疲弊と摩擦を生む仕組み」の中で苦しんでいる実態があります。
「現場の声が党本部に届かず、返事も来ない状況が続いている」
「ボランティア同士の連携不足で同じ作業を重複してしまう」
「党の方針が現場に伝わらず、混乱が生じることがある」
「長時間の無償労働で燃え尽きてしまう仲間が後を絶たない」
「組織運営の透明性が不足し、不満が蓄積している」
青柳氏は「公党として持続的に力を発揮するためには、まずこの疲弊と摩擦を生む仕組みを解消しなければなりません」と強調し、根本的な組織改革の必要性を訴えています。
実務経験を活かした組織再構築プラン
青柳氏の強みは、民間企業での豊富な実務経験です。派遣業界での20年のキャリアと10年間の事業責任者としての組織運営経験から培った「ムダを見つけ、仕組みを効率よく立て直す実務能力」を党運営に投入すると宣言しています。
具体的には、「現場の声が届き、返事が来る、透明性の高い組織」の構築を目指すとしています。これは、現在の山本太郎氏中心の意思決定構造から、より多くの人が参加できる分散型組織への転換を意味します。
青柳氏は「現場を知り、組織を知るリーダーとして、れいわを30議席取れる中堅政党、そして持続可能な政党へと変革させます」と目標を明確に示しました。2025年の参議院選挙での躍進を見据えた戦略的な組織改革を提案しています。
「システムアップデート」による党勢拡大戦略
青柳氏が掲げる「システムアップデート」は、単なる内部改革にとどまりません。党の基盤そのものを強化することで、より大きな政治的影響力を持つ中堅政党への脱皮を目指しています。
現在のれいわ新選組は、カリスマ的指導者である山本太郎氏の存在に大きく依存している状況です。しかし、30議席という目標を達成するためには、組織力の向上と持続可能な運営体制の確立が不可欠です。
青柳氏の提案は、他の候補者が掲げる「愛の政治」や「原点回帰」とは異なり、具体的な組織運営ノウハウに基づいた現実的な改革案を示している点が特徴的です。民間企業の経営手法を政党運営に応用することで、効率性と透明性を両立させようとしています。
投票は国会議員15票、地方議員ら15票の計30票で争われ、12月8日に結果が発表されます。青柳氏の「システムアップデート」提案が、れいわ新選組の組織改革と党勢拡大にどのような影響を与えるか注目されます。現場のボランティアからの支持がどの程度集まるかが、選挙結果を左右する重要な要因となりそうです。