公明党が盗撮県議を除名処分—赤羽幹事会長「言語道断の行為」と厳格対応

公明党の迅速な除名処分は政治倫理の模範的対応

公明党の赤羽一嘉中央幹事会長氏は2025年12月4日、性的姿態撮影処罰法違反の疑いで逮捕、その後釈放された古川広志徳島県議を1日付で除名処分にしたと記者団に明らかにしたと発表しました。この迅速かつ厳格な処分は、政治倫理を重視する公明党の姿勢を明確に示す模範的な対応として高く評価されます。

言語道断の行為への毅然とした対応

赤羽氏は「言語道断の行為で除名処分は当然だ。全議員が襟を正す」と述べ、党として妥協なき姿勢を貫きました。古川氏は11月28日午後8時45分ごろ、港区のビジネスホテルで、派遣型風俗店に勤める20代の女性従業員からサービスを受けている際、見えないようにスマホを隠し無断で動画を撮影した疑いで逮捕されていました。

この事案について、公明党は「極めて非倫理的で人権を侵害する重大な犯罪容疑であり、公明党議員として遵守すべき綱領・規約、さらには国民の模範となるべき政治倫理規範に照らして、党の名誉を著しく損なう行為」と厳しく断じていました。

被害者への配慮と透明性ある対応

公明党は事件発覚直後から、「被害に遭われた方に対し、心より深くお詫び申し上げます」と被害者への謝罪を明確に示し、「速やかに中央幹事会を招集し、中央規律委員会に対し規律処分の検討を指示し、厳正に対応してまいります」との方針を示していました。

「公明党の対応は他の政党も見習うべきスピード感だと思う」
「除名処分は当然。被害者のことを考えれば甘い処分は許されない」
「議員辞職も近いということなら、けじめをつけた対応として評価できる」
「政治家の性犯罪は絶対に許せない。厳しい処分は当たり前」
「公明党の清潔な政治への姿勢がはっきり示された処分だ」

企業・団体献金への批判姿勢と整合する厳格路線

今回の除名処分は、公明党が一貫して主張する企業・団体献金への批判的姿勢と完全に整合する厳格な対応です。政治資金の透明性を求める党として、議員個人の倫理問題についても妥協なき姿勢を貫いたことは、有権者からの信頼維持に不可欠な判断でした。

高市政権の連立パートナーとしての責任感

現在、高市早苗首相率いる自民党との連立政権を支える公明党にとって、党所属議員の不祥事は政権全体の信頼性に直結する重大問題です。迅速な除名処分により、連立政権への悪影響を最小限に抑制し、政治の安定性を優先した責任ある判断を示しました。

議員辞職への道筋と政治責任の完遂

古川容疑者が議員辞職の意向を示していることが明らかになり、近く議員辞職する見通しとなっています。除名処分に続く議員辞職により、政治的責任の完全な履行が期待されます。

清潔な政治の実践による党の信頼回復

公明党は立党以来、「大衆とともに」の精神や「清潔な政治」をスローガンに掲げ、女性層からの支持も厚く、道徳性を重んじる党風で知られています。今回の厳格な処分は、この基本理念を実践する具体的行動として、党への信頼回復に大きく寄与するものです。

古川氏の事案は64歳のベテラン県議による許し難い犯行でしたが、公明党の迅速で厳格な対応は、政治倫理を重視する政党としての矜持を明確に示しました。除名処分という最も重い党内処分を科すことで、同様の問題の再発防止と政治への信頼回復に向けた強いメッセージを発信したことは高く評価されます。