2025-10-04 コメント投稿する ▼
高市早苗を支える夫・山本拓 日本初の「ファーストハズバンド」誕生へ
日本の政治史が動くその瞬間を前に、もう一つの“初めて”にも注目が集まっています。 高市氏が夜遅く帰宅しても、温かい食事を用意していたといいます。 2021年、高市氏が初めて自民党総裁選に挑戦したとき、山本氏は陰で彼女を支援しました。 周囲によると、今回の総裁選でも「陰の参謀」として意見を交わしていたといいます。
高市早苗、女性初の首相へ 支えるのは“初のファーストハズバンド”
2025年10月4日、自民党総裁選で高市早苗前経済安全保障担当相(64)が勝利を収め、同党の第29代総裁に選ばれました。石破茂首相(兼総裁)の辞任を受けて行われた今回の総裁選は、注目を集めた一騎打ち。小泉進次郎農相(44)との決選投票を制し、初の女性総裁として歴史に名を刻みました。
15日にも召集される臨時国会で首班指名を受ければ、憲政史上初の女性首相が誕生します。
日本の政治史が動くその瞬間を前に、もう一つの“初めて”にも注目が集まっています。それが、夫・山本拓氏(73)の存在です。日本初の「ファーストハズバンド」として、どんな役割を果たすのか。その歩みと支え合いの物語を振り返ります。
「政治家としても夫婦としても、互いを尊重してきたのが伝わります」
「言葉より行動で支える姿が素敵だと思います」
「派手さはなくても、信頼関係の深さを感じました」
「山本さんの静かな支えが、高市さんの強さにつながっている気がします」
「日本も、こういう夫婦のかたちを見習う時代になったのかもしれません」
SNS上では、山本氏の過去の発言や温かいエピソードがあらためて注目されています。
出会いと“電撃プロポーズ”
高市氏は奈良市出身。神戸大学を卒業後、松下政経塾で政治の基礎を学び、米連邦議会の議会フェローとして勤務した経験を持ちます。テレビキャスターとしても活動し、立憲民主党の蓮舫議員と共演していた時期もありました。
その後、1993年に無所属で衆議院初当選。政界入り後、総務相や経済安全保障担当相、自民党総務会長など要職を歴任しました。
山本拓氏との出会いは、政治の舞台裏でした。2003年の衆院選で高市氏が落選した際、事務所の整理を山本氏に頼んだことがきっかけです。
備品を引き取る際、山本氏が「高市さんも引き取らせてほしい」と語ったという逸話は、いまも政界で語り草になっています。二人は翌2004年9月に結婚。
離れても、支え続けた二人
結婚後、山本氏は料理が得意な“家庭派政治家”として知られ、忙しい妻を支えるため自ら台所に立つ姿も報じられました。調理師免許を持ち、和食から洋食まで幅広くこなす。高市氏が夜遅く帰宅しても、温かい食事を用意していたといいます。
しかし、政治信条の違いが少しずつ二人を遠ざけていきました。2017年7月、互いの考え方の違いを理由に離婚を発表。けれどもその関係は、完全に途切れたわけではありませんでした。
2021年、高市氏が初めて自民党総裁選に挑戦したとき、山本氏は陰で彼女を支援しました。あの時、応援演説の場で見せた表情には、政治を超えた信頼と敬意がにじんでいました。
そして同年末、二人は再び結婚を公表。周囲は驚きとともに祝福の声を上げました。
病と向き合いながら“支える覚悟”
現在、山本氏は政界を引退し、持病の治療を続けながら静かに暮らしています。それでも、妻の挑戦を支える姿勢は変わりません。周囲によると、今回の総裁選でも「陰の参謀」として意見を交わしていたといいます。
高市氏が総裁選で勝利した瞬間、山本氏の元には多くの祝福メッセージが届いたそうです。
「もう一度、彼女のそばで支えられることがうれしい」「日本の政治も、夫婦のあり方も、時代が変わった」と語る彼の言葉に、深い人生経験がにじみます。
政界では、長く“政治家同士の結婚”は難しいとされてきました。利害関係、派閥、政策の違いが関係を壊すことも少なくありません。それでも山本氏は、信念の違いよりも「相手を尊重する」姿勢を貫いています。
彼にとって政治とは、戦う場であると同時に、支える場でもあるのかもしれません。
日本初の「ファーストハズバンド」誕生へ
15日に予定される首班指名選挙で高市氏が首相に選ばれれば、山本氏は日本初の「ファーストハズバンド」となります。
公邸での生活や公務同行の在り方など、これまでの“ファーストレディ像”とは大きく異なる立場をどう築くのか。注目が集まっています。
高市氏は過去のインタビューで、「家庭では政治の話をほとんどしない」「支えてくれるだけで十分ありがたい」と語っています。
この言葉どおり、山本氏は「妻の光を引き立てる影」としての役割を果たしていくでしょう。
かつて同じ国会で議席を並べた二人が、今度は“国のトップ”と“初の首相夫”として新しい形の伴走を始めます。政治の歴史に、そして家庭のかたちに、ひとつの節目が刻まれようとしています。