2025-09-26 コメント投稿する ▼
井上じゅんこ市議が指摘 北九州市の給食献立に非公表のムスリム配慮と透明性欠如
井上氏は「市長が議論のテーブルについたことは評価する」としつつも、教育委員会への聞き取りで「非公表の通常献立リニューアル」が行われていたと指摘しました。 井上氏は「これはムスリム特化ではない」としつつも、全児童4万人に影響を及ぼす変更が非公表で実施されていた点を問題視しました。
井上じゅんこ市議、給食献立の宗教配慮に警鐘
北九州市議の井上じゅんこ氏(無所属、八幡西区)は、自身のSNSで市の学校給食における「ムスリム配慮」をめぐる新事実を発信しました。井上氏は「市長が議論のテーブルについたことは評価する」としつつも、教育委員会への聞き取りで「非公表の通常献立リニューアル」が行われていたと指摘しました。
「にこにこ給食」から判明した新事実
井上氏によれば、発端は共産党市議の投稿で注目された「にこにこ給食」でした。これはアレルギーや宗教を含め全員が食べられるよう1日限定で豆カレーを提供した取り組みでした。しかし井上氏は調査を進める中で、より大きな問題を発見しました。それは、陳情が採択されていないにもかかわらず、市議の一部の声を受けて通常献立が見直されていたことです。
例として、豚肉を鶏肉や牛肉に置き換えたり、コンソメを鶏ガラに変更するなどの対応が行われ、ムスリム児童が給食を食べられる回数が増えたとされます。井上氏は「これはムスリム特化ではない」としつつも、全児童4万人に影響を及ぼす変更が非公表で実施されていた点を問題視しました。
「一部市議の声で簡単に給食メニューが変わってしまう」
「継続審査の陳情を待たずに部分反映している」
「議会説明も保護者説明もない非公表実行」
「他宗教やアレルギー児童への公平性を欠いている」
「政治家の関与が見えないこと自体が不自然だ」
井上氏の政治信条
井上氏は、豚肉を鶏肉に置き換える程度の対応であれば理解できるとしながらも、「多数の日本人が少数の外国人に合わせていく仕組みが非公表で進められるのは容認できない」と強調しました。「共生とは他者ルールの侵食ではなく、認め合うことだ」と訴え、政治判断の透明性を欠いた今回のプロセスを「見過ごせない」と断じました。
今後の提起
井上氏は、市に対して「公平性のあり方」「情報公開のあり方」を問うとともに、宗教配慮が法的に問題がないかを含めたガイドライン化を求めていく姿勢を明らかにしました。さらに「市長が『行き過ぎた外国人配慮ではなく、みんなが安心できる給食を目指す』と述べた基準を明確化すべきだ」と強調しました。今回の問題提起は、教育委員会だけでなく政治家の姿勢そのものに矛先を向けており、市民の間でも波紋を呼んでいます。