2025-08-28 コメント投稿する ▼
兵庫・多可町議が学歴詐称 高卒なのに関西大学卒とSNSに記載し謝罪
兵庫・多可町議の学歴詐称が発覚
兵庫県多可町の門脇保文町議(74)が、自身のフェイスブック上で「関西大学卒業」と虚偽の学歴を記載していたことが明らかになった。実際の最終学歴は県立西脇工業高校卒であり、町議本人も事実を認め、町議会に謝罪した。問題が発覚したのは同僚議員からの指摘によるもので、門脇氏はフェイスブックのアカウント自体を削除したという。
本人の説明によれば、「個人情報の漏えいや悪用を防ぐため、『関西の大学』とだけ書くつもりが『関西大学』と誤って記載した」としている。しかし訂正を怠ったまま12年以上にわたり放置されており、信頼を損ねる結果となった。選挙や政治活動で虚偽学歴を利用した事実はないと強調しているが、町民や有権者に与えた影響は小さくない。
「高卒なら高卒で堂々とすればいいのに」
「町議がSNSに誤情報を載せたまま放置はあり得ない」
「選挙に使っていないから問題ないとは言えない」
「年齢を考えるとミスでは済まされない」
「結局は有権者を裏切った形だ」
SNSと公職者の情報発信の責任
今回の事例は、SNSにおける情報発信がいかに公職者の信頼に直結するかを示している。フェイスブックなどのSNSは個人の交流にとどまらず、政治家や公職者にとっては有権者との重要な接点だ。そのプロフィールに虚偽の記載があれば、意図の有無に関わらず「経歴詐称」と受け止められる。
門脇氏は「関西の大学」と曖昧に記載することで個人情報保護を図ったと説明するが、結果的には「関西大学」と具体名を記してしまった。誤記であったとしても12年以上修正せず、町議としての倫理観や情報管理能力が問われる。
過去の事例と学歴詐称の影響
公職者の学歴詐称は過去にも繰り返されてきた。静岡県伊東市の市長が実際には除籍されていたにもかかわらず「東洋大学卒」としていた件は記憶に新しい。経歴や学歴は候補者選びの重要な判断材料であり、虚偽が発覚すれば政治家本人だけでなく議会全体の信頼を傷つける。
一方で、学歴自体が議員活動の能力を保証するものではないとの意見も根強い。しかし、学歴詐称は「誠実さに欠ける」と見なされ、政治不信を助長するのは避けられない。多可町のような小規模自治体では、議員一人ひとりの信頼が町政への影響力を大きく左右するため、今回の問題は特に深刻だ。
自治体政治と信頼回復への課題
町議は「心からおわびしたい」と述べたが、問題は謝罪だけで終わるものではない。今後、町議会として情報公開の在り方を改めて検討する必要があるだろう。SNSでの誤情報や誤記載を防ぐためのガイドライン策定や、議員本人による定期的な情報確認を義務付けることも一案だ。
学歴や経歴の虚偽は小さな町でも看過できない問題であり、信頼の回復には誠実な対応と透明性の確保が不可欠となる。政治に求められるのは「経歴の華やかさ」ではなく「住民に対する責任感と誠実さ」である。
学歴詐称問題と地方政治への影響
今回の件は、地方議会の議員でもSNSの記載ひとつが町民の信頼を大きく揺るがすことを示した。学歴詐称は誤記や軽率な対応の延長にあっても、結果として「虚偽」と判断される。地方自治の信頼を守るため、議員自身が自らの情報を正しく管理し、町民に誠実である姿勢を示すことが何より重要だ。