2026-03-14 コメント投稿する ▼
高市総理、防衛大学校卒業式で訓示 「変化への対応力」と「防衛力強化」を強調
中国や北朝鮮の軍事力増強、ロシアとの連携強化など、具体的な脅威に触れ、自由で開かれた国際秩序への挑戦が勢いを増していることを強調しました。 常に自己研鑽に励み、加速度的に変化する国際情勢や安全保障環境、そして技術の進展に対応していく能力を身につけるよう、卒業生に強く求めました。
激変する国際情勢と防衛政策の転換
高市総理は、卒業生が入校した2022年以降、国際情勢が急速に悪化したと指摘しました。ロシアによるウクライナ侵略が始まり、日本周辺でも核・ミサイル能力の強化や急激な軍備増強、力による一方的な現状変更の試みが一層顕著になったと現状を分析しました。
このような「戦後、最も厳しく複雑な安全保障環境」に対し、政府は国家安全保障戦略などを定めた「三文書」を策定し、戦後の安全保障政策を大きく転換した経緯を説明しました。中国や北朝鮮の軍事力増強、ロシアとの連携強化など、具体的な脅威に触れ、自由で開かれた国際秩序への挑戦が勢いを増していることを強調しました。
「三文書」見直しと防衛力抜本強化への決意
政府は、こうした厳しい現実に直面し、「三文書」の改定を当初の予定より前倒しし、年内に実施する方針であることを明らかにしました。我が国の領土、領海、領空、そして国民の生命と財産を断固として守り抜くために、防衛省・自衛隊の組織のあり方を含め、あらゆる選択肢を排除せずに防衛力の抜本的な強化に取り組む決意を表明しました。訓示では、先輩隊員たちが緊張感を途切れさせることなく、日々、最前線で任務に当たっていることへの敬意も示されました。
新技術への適応と幹部自衛官に求められる資質
高市総理は、技術革新のスピードが加速している現状にも言及しました。特に、2022年頃から急速に普及した生成AI(人工知能)のように、社会に大きなインパクトを与える技術が次々と登場しており、国の防衛のあり方も、こうした最先端技術の進展によって大きく変化していくと述べました。
将来、防衛力の中核を担う幹部自衛官には、現場で部下に的確な指示を行う統率力に加え、過去の常識にとらわれない柔軟な発想力・対応力が不可欠であると強調しました。常に自己研鑽に励み、加速度的に変化する国際情勢や安全保障環境、そして技術の進展に対応していく能力を身につけるよう、卒業生に強く求めました。
国民の信頼と国際協力の推進
国民からの自衛隊に対する高い評価(世論調査で93.7%が好印象)に触れ、これは先輩隊員の努力の賜物であると感謝の意を示しました。国民の期待に応えるため、自衛官の処遇や勤務環境の改善、新たな生涯設計の確立に向けた取り組みを進めていることを説明し、安心して自衛官の新たな一歩を踏み出してほしいと語りました。
また、我が国自身の努力に加え、同盟国や同志国との連携が不可欠であると強調しました。日米同盟を基軸としつつ、日米豪、日米韓など多角的な安全保障協力を深めていることや、「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」構想を推進し、基本的価値や原則を共有する国々との連携を強化していく方針を説明しました。
結び:未来への期待と感謝
防衛大学校に留学していた卒業生に対しては、この地での経験と仲間との絆を胸に、母国と日本の友好の架け橋となることを期待しました。卒業生の家族に対しては、これまで多大な支えとなったことへの感謝を表明。最高指揮官として、隊員が万全の環境で勤務できるよう全力を尽くすことを約束しました。
最後に、高市総理は自衛官の宣誓「事に臨んでは危険を顧みず、身をもって責務の完遂に務め、もって国民の負託にこたえる」を引用し、卒業生一人ひとりが「国民の命と平和な暮らしを担う砦」であるという強い自覚を持ち、国民の信頼と期待にこたえる自衛隊であり続けるよう、崇高な任務に全力で当たることを期待しました。そして、久保学校長をはじめとする教職員への敬意と、防衛大学校のさらなる発展を祈念して、訓示を締めくくりました。
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