2025-11-07 コメント投稿する ▼
高市早苗総理が午前3時勉強会の事情説明、衆院宿舎FAX詰まりで公邸移動
高市早苗総理は2025年11月7日の衆議院予算委員会で、午前3時に勉強会を行った経緯について詳しく説明した。立憲民主党の黒岩宇洋議員の質問に対し、高市総理は「役所のレクチャーは受けておりません」ときっぱり否定し、衆院宿舎のFAX機が「10枚で詰まる」問題で答弁書受け取りに苦慮したため、やむなく公邸に移動したと釈明した。
「レクは受けない」首相の答弁スタイル
立憲民主党の黒岩宇洋議員が「今朝3時から公邸に移られてレクを受けたと。熱心な総理ならではですが」と質問すると、高市総理はやや食い気味に強く反論した。「私はこれまで総務大臣、内閣特命大臣、現在内閣総理大臣を務めておりますが、役所のレクチャーは受けておりません」と明確に否定し、「答弁書をいただいて、それを自分で読むということでございます」と自身の答弁準備スタイルを説明した。
これまでは「FAXもしくはパソコンで受けて宿舎で自分で読む」方式を取っていたという高市総理だが、今回は総理就任という急激な環境変化により、従来の方法では対応できない状況に陥ったと説明した。
衆院宿舎FAX機の技術的問題
高市総理が特に強調したのは、衆院宿舎の設備的な制約だった。「衆院宿舎のホームFAX、10枚ぐらいで紙がガーッと詰まるやつ。あれしか昨日の段階ではなくて」と具体的に説明し、予算委員会初日を前にして答弁書を受け取る手段が限られていた状況を明かした。
総理は「今日から予算委員会が始まる、答弁書を受け取るすべがございませんでした」と困った状況を振り返り、一読もせずに委員会に臨むわけにはいかないとの責任感から、最終的に公邸での準備を選択したと説明した。前日の業務が全て終わった時点で「役所も質問が取れていなくて、答弁書もできてないという状況で持ち帰ることもできず、FAXで受け取ることもできず」との状況だったという。
「午前3時の勉強会って本当に必要だったのかな」
「FAX機が10枚で詰まるって、設備が古すぎるでしょう」
「総理の熱意は分かるけど、周りの職員の負担も考えてほしい」
「答弁書の受け取り方法をもっと効率化できないものか」
「ワークライフバランスを捨てると言った通りの行動だね」
職員への配慮と謝罪
高市総理は公邸移動の判断について、官邸に行くと「さらに多くの人間に影響がでる」ことを考慮して公邸を選択したと説明した。それでも「手入れして直しちゃうので、手伝ってくれた秘書官、宿舎から公邸まで来てくれたSP、ドライバーの方にはご迷惑をかけた」と関係者への謝罪の言葉を述べた。
周辺によると、勉強会には首相秘書官全員が参加し、約3時間にわたって行われたという。高市総理は午前3時1分に衆院議員宿舎を出発し、同4分に公邸に入った。その後、午前6時30分頃に首相官邸に入り、経済安全保障推進会議や閣議に出席し、午前8時59分から予算委の質疑に臨んだ。
ワークライフバランス議論への発展
この午前3時勉強会は、高市総理が自民党総裁就任時に表明した「ワークライフバランスという言葉を捨てる。働いて働いて働いて働いて働いていく」という発言の具現化として注目を集めた。木原稔官房長官は7日の記者会見で「総理自身はワークライフバランスを否定するようなお考えはまず持っていない」とフォローしつつ、「国会審議を円滑に進めるためには丁寧かつ入念な準備が必要」と理解を示した。
記者からは「同席した秘書官や警護官ら職員のワークライフバランスはどうか」「総理の睡眠不足は危機管理上の懸念では」といった質問が相次いだが、木原官房長官は「多様な人材が安心して働けるようワークライフバランス推進は重要」「危機管理はいかなる状況であれ万全を期す」と答弁した。
自民党の斎藤健元経済産業相は7日の衆院予算委で「いいパフォーマンスをするには休憩も必要だ。ぜひ上手にさぼりながらやっていただきたい」と助言し、高市総理の働き過ぎを懸念する声も与党内から上がっている。