2025-11-04 コメント投稿する ▼
高市早苗首相が代表質問で初国会論戦、裏金問題追及で野党が激しいヤジ
日本初の女性首相として就任後、初の国会論戦となったこの日、野党からは政治とカネの問題を中心に厳しい追及を受けた。 野田代表はさらに踏み込み、「いわゆる裏金事件により、自民党の信頼は地に落ちている。 高市首相は就任に際し、裏金事件に関与した議員7人を副大臣や政務官に起用**したことで、野党や国民から「政治とカネの問題に対する認識が甘い」との批判を受けている。
野田代表が仕掛けた「軽いジャブ」
立憲民主党の野田佳彦代表は質問の冒頭、高市首相に向けて「ワークライフバランスを考え、健康にお気を付けください」と軽やかな皮肉を込めた。これは高市氏が総裁選直後に述べた「ワークライフバランスを捨てます」という発言を踏まえたもので、聞いていた高市氏はかすかな笑みを浮かべるにとどまった。
続いて野田代表は「総理は英国ではアイアンレディ・サッチャー元首相を尊敬しているということですが、私が尊敬するのは金権政治のなかで腐敗防止法を作ったヘンリー・ジェームスです」と述べ、政治とカネの問題に焦点を当てた。この発言は、高市政権が直面する最大の課題である政治資金問題への言及として注目を集めた。
野田代表はさらに踏み込み、「いわゆる裏金事件により、自民党の信頼は地に落ちている。裏金事件の旧安倍派からは7人の起用を決めました」と前置きし、「決着が付いたかごとく人事を決められたのは極めて遺憾です。信頼回復が政治とカネにケジメが付いたとお考えでしょうか」と質問した。
政治資金問題への高市首相の答弁
高市首相は「自民党における不記載問題については警察の厳正な捜査が行われ、弁護士や当事者の説明、関係者による解明の努力、それぞれの議員の丁寧な説明が行われてきた」と答弁し、事実上の騒動終結を示唆した。しかし、この答弁に対して野党席からは多数のヤジが沸き起こった。
高市首相が「大切なのは二度とこのようなことが行われないこと」と続けると、野党からのヤジはさらに激しくなった。続けて「ルールを徹底的に遵守する自民党を確立する覚悟です」との発言では、大声で「できてねーぞ」とのヤジが飛んだ。
「また同じことの繰り返しか。本当に変わる気があるのか疑問だ」
「高市さんは保守の理念は立派だが、裏金議員の起用は理解できない」
「女性初の首相なのに、政治改革で期待を裏切られた感じがする」
「やっぱり自民党は何も変わっていない。派閥政治の延長線上だ」
「高市首相には期待していたのに、人事で失望した」
自民党派閥裏金事件の深刻な影響
自民党の派閥裏金事件は、2023年から2024年にかけて発覚した政治資金規正法違反事件で、特に旧安倍派(清和政策研究会)を中心に、政治資金パーティーの収入の一部を政治資金収支報告書に記載しない組織的な不正が明らかになった。この事件により、自民党の信頼は大きく失墜し、2024年の衆院選では自民党が大敗を喫する要因となった。
高市首相は就任に際し、裏金事件に関与した議員7人を副大臣や政務官に起用したことで、野党や国民から「政治とカネの問題に対する認識が甘い」との批判を受けている。この人事は、高市政権の政治改革に対する本気度を疑問視する声につながっている。
東京地検特捜部の捜査により、複数の議員や派閥の会計責任者が立件されたものの、自民党内では事実関係の調査に消極的な姿勢を示しており、根本的な解決には程遠い状況が続いている。
国会論戦の激しさと政治的緊張
この日の代表質問では、先月24日の所信表明演説時と同様に、野党からの激しいヤジが飛び交った。高市首相の答弁中、特に政治とカネの問題に関する発言では、野党席から「できてねーぞ」「まだ懲りてない」などの声が上がり、国会の緊張感が高まった。
ネット上では所信表明演説時のヤジの大きさについて賛否が分かれていたが、この日は通常の国会論戦と変わらぬ質・量のヤジが飛んでいた。これは野党側が高市政権に対して本格的な対決姿勢を示している証拠と見られる。
自民党と日本維新の会による連立政権は、衆参両院とも過半数に満たない少数与党の状況にある。野党の協力なしには予算や法律の成立が困難な状況で、今後の国会運営は一層困難になることが予想される。