2025-09-30 コメント投稿する ▼
高市早苗氏、麻生太郎氏と会談 43人麻生派の支持取り付けなるか
会談の詳細は明らかにされていないが、総裁選に向けて支援を求めた可能性があるとみられる。 一方で麻生氏は、これまでどの候補を支持するか明言を避けてきた。 派閥会長の態度は、最終盤で流れを決める可能性があるため注目が集まっている。 しかし「派閥票の行方が総裁選のカギ」との認識は、陣営関係者の間でも共有されている。
高市早苗氏、麻生太郎氏と20分会談
自民党総裁選に立候補している高市早苗氏=前経済安全保障担当相=は9月30日、国会内で麻生太郎氏=元首相、麻生派会長=と約20分間会談した。会談の詳細は明らかにされていないが、総裁選に向けて支援を求めた可能性があるとみられる。
麻生氏が率いる麻生派は党内で唯一存続する派閥で、所属議員は43人に上る。組織票の行方は総裁選の結果を左右しかねず、候補者にとっては大きな意味を持つ。
麻生派の動向に注目集まる
麻生派は歴代政権でも重きをなしてきたグループで、与党内の実力派議員を多く抱える。高市氏にとっては、派閥の支持を得られるかどうかが選挙戦の行方を大きく変える要素だ。
一方で麻生氏は、これまでどの候補を支持するか明言を避けてきた。党内では「慎重に判断している」との見方が広がっている。派閥会長の態度は、最終盤で流れを決める可能性があるため注目が集まっている。
高市氏が狙う支持拡大の動き
高市氏はこれまでも地方行脚を重ね、保守層への支持拡大を狙ってきた。麻生派という組織票を取り込むことは、国会議員票の上積みに直結する。総裁選の構図が拮抗する中、派閥単位での支持獲得は戦略上不可欠とされる。
今回の面会が支援要請であったか否かは公表されていない。しかし「派閥票の行方が総裁選のカギ」との認識は、陣営関係者の間でも共有されている。
「麻生派が誰を推すかで結果は大きく変わる」
「高市氏が直接出向いたのは本気の表れ」
「麻生氏は態度をまだ明確にしていない」
「派閥の結束が試される局面だ」
「残り日程での動きに注目している」
党内力学と総裁選の行方
今回の総裁選は、各派閥が一枚岩になって候補を支える構図が崩れつつある点が特徴だ。かつてのように「派閥領袖が候補を決めれば自動的に票が流れる」という単純な力学ではなくなっている。
それでも43人規模の麻生派の動向は依然として大きな重みを持つ。麻生氏が最終的にどの候補を支持するのか、あるいは派閥としての統一判断を避け自由投票を認めるのか。高市氏との会談は、その判断に影響を与える布石になる可能性がある。