2025-08-29 コメント投稿する ▼
高市早苗氏「堀ちえみさん誹謗中傷裁判に安堵」 被害者に寄り添い、ネット中傷撲滅へ
自民党の高市早苗議員が29日、自身のXを更新し、歌手の堀ちえみさんを長年にわたり誹謗中傷していた女性に有罪判決が下されたことについて「安堵しています」と心境を明らかにした。 高市氏は「堀ちえみさんと御家族から相談を受けていた件がありましたが、今日で一定の結果が出て安堵しています」と投稿。 今回の有罪判決は、ネット上の中傷に法的責任が問われた象徴的な事例となった。
高市早苗氏、堀ちえみさん誹謗中傷裁判に「安堵」
自民党の高市早苗議員が29日、自身のXを更新し、歌手の堀ちえみさんを長年にわたり誹謗中傷していた女性に有罪判決が下されたことについて「安堵しています」と心境を明らかにした。東京地裁は同日、被告に懲役1年、執行猶予3年の有罪判決を言い渡した。
高市氏は「堀ちえみさんと御家族から相談を受けていた件がありましたが、今日で一定の結果が出て安堵しています」と投稿。被害者である堀さんの思いや、闘病生活を発信してきた背景にも言及した。
「裁判でようやく区切りがついたことに胸をなで下ろしました」
「誹謗中傷は誰の人生も壊す。法の裁きは当然」
「堀ちえみさんの勇気ある発信が救った人は多い」
「がんの早期発見啓発に心から敬意を表したい」
「高市さんが寄り添っていたのは心強い」
SNS上でも高市氏の対応に賛同や共感の声が広がった。
誹謗中傷と闘った堀ちえみさん
堀ちえみさんは2019年に舌がんを公表。舌の一部切除や再建手術を受けながらも、闘病生活をブログで公開し続けてきた。高市氏によれば、堀さんが発信を続ける理由は「がんの早期発見の大切さを伝えたい」「治療と社会復帰が可能になってきた現実を広めたい」という社会的意義があった。
しかし、そのブログには心無い誹謗中傷が長期間書き込まれ、精神的にも大きな負担となっていた。今回の有罪判決は、ネット上の中傷に法的責任が問われた象徴的な事例となった。
高市氏の支援とエール
高市氏は以前から堀さんや家族から相談を受けており、法的手続きや被害者支援のあり方を共に模索してきたという。今回の判決を受け、「苦しみの日々の中で、他の方々に同じ思いをしてほしくないと願い、発信を続けてこられた堀ちえみさん。これからも素敵な笑顔で頑張ってください!」とエールを送った。
さらに、容疑者を特定した警察の尽力にも「敬意を表します」と述べ、捜査機関の役割を高く評価した。
ネット中傷撲滅へ課題と展望
ネット社会の拡大に伴い、匿名による誹謗中傷が社会問題化している。今回の判決は被害者救済の一歩であり、今後の判例形成にも大きな影響を与えるとみられる。
石破茂政権下でも、ネット中傷対策や被害者支援は重要課題として位置づけられている。高市氏の対応は、単なる裁判の経過報告にとどまらず、政治家が被害者に寄り添い、法制度の改善に関与する姿勢を示したものといえる。
高市早苗氏が示した誹謗中傷問題への向き合い方
今回の件は、政治家と芸能人という異なる立場を超え、「人としての尊厳」を守る取り組みとして注目された。高市氏の関与は、ネット中傷が社会全体の問題であることを広く認識させる契機となった。
誹謗中傷に対抗するには法的措置だけでなく、社会全体で「許さない」という共通認識を持つことが不可欠だ。今回の有罪判決と高市氏の発言は、その意識を強く後押しするものとなった。