2025-07-08 コメント投稿する ▼
「政権交代を16年ぶりに」野田くによし候補が福岡からの“のろし”を呼びかけ 長妻昭氏と街頭で訴え
「今の政権は審議すらしない」物価高と農業衰退に怒り
7月8日、参院選福岡県選挙区に立憲民主党から立候補した現職の野田くによし候補が、北九州市と中間市で街頭演説を行った。応援に駆けつけたのは、同党代表代行の長妻昭氏。2人は「16年ぶりの政権交代を福岡から」と強く呼びかけ、有権者に現状への“疑問”を投げかけた。
野田候補は演説で、連日の物価高騰に苦しむ市民の声を受け、「今の与党はこの危機にまったく無策」と批判。とりわけ立憲民主党が掲げる「食料品消費税ゼロ%」政策と、「1リットル25.1円のガソリン暫定税率廃止」について触れ、「私たちは何度も法案を出しているが、政権与党は審議すらせずに廃案にしてしまう」と怒りをにじませた。
「暫定税率っていつまで“暫定”なんだよ」
「食料品の消費税ゼロは今こそ必要な政策」
「野田くによしさんの“福岡からのろし”、心に刺さった」
「庶民の声を国会に届ける政治家が必要」
「変わらない政治より、変える勇気を応援したい」
農業を見捨てた与党 「第一次産業の再生を」
野田氏は、農業従事者がこの数十年で約250万人から111万人にまで減少した現状に言及。農政予算も4兆円から約2兆円に激減しており、「自民・公明の農政は失政そのもの」と断じた。
そして、「食料安全保障の観点から、自国の食料は自国で生産する体制が不可欠。農業・漁業・林業といった第一次産業の再生が、地域経済を立て直す鍵になる」と訴え、「この福岡から、政権交代ののろしを上げよう」と呼びかけた。
長妻氏「年金正常化へ」「望んでも結婚できない国を変える」
応援に立った長妻昭代表代行は、立憲民主党が今国会で成立させた年金制度の改正案について説明。「物価が3%上がれば、年金も3%上がる仕組みを正常化する」とし、「これこそが将来不安を取り除く政策だ」と強調した。
さらに、少子化問題の核心にある“結婚できない社会”にも切り込み、「非正規雇用を増やしたのは自民党政権。今や家も買えず、結婚もできない若者が増えている。私たちは短時間勤務でも正社員化できる法案を出したが、これにも与党は反対」と訴えた。
「今こそ、どの政党に“日本をまるごと任せられるか”という視点で考えてほしい」と語りかけ、有権者に「変化を恐れず、選択してほしい」と投げかけた。
「次の総務大臣」は福岡から
長妻氏は最後に、「野田くによしさんはかつて八女市長として地域を改革し、“八女市のクリントン”と呼ばれた男。今や、立憲民主党の“次の総務大臣”候補」と紹介。「全国でも福岡ほど人望が厚く、政策に強い候補はいない。全力で押し上げてほしい」と支援を訴えた。
この日、演説には福岡県連代表の城井崇衆院議員、しば慎一参院議員も参加。与党優位が続いてきた福岡で、野田候補がどこまで“のろし”を広げられるか、注目が集まっている。