2025-08-15 コメント投稿する ▼
ラサール石井議員、敗戦80年の千鳥ヶ淵で不戦の誓い 歴史修正主義に抗う決意
ラサール石井議員、千鳥ヶ淵で「不戦の誓い」
敗戦から80年を迎えた8月15日、東京都千代田区の千鳥ヶ淵戦没者墓苑で「戦争犠牲者追悼 平和を誓う8・15集会」が開かれた。フォーラム平和・人権・環境の主催によるこの集会には約200人が参加し、戦没者への追悼と平和の誓いを共有した。
六角堂に納められた無名戦没者の遺骨の前で、社会民主党のラサール石井参院議員が壇上に立ち、戦争犠牲者に対して哀悼の意を捧げるとともに、不戦の誓いを語った。
「歴史修正主義に抗う」決意
ラサール議員はまず、日本の過去の侵略と植民地支配に言及。「日本が植民地支配と侵略、そして戦争という過ちを繰り返さないために、いわゆる歴史修正主義に抗うのみならず、戦争被害の実態解明および被害者に対する謝罪と補償に取り組んでいかなくてはならない」と述べた。
そのうえで「敗戦後80年を生きる私たちは、二度と戦争によって人生を奪われることがない社会をつくること、あなたがあなたとして生きていたはずの社会に向けて歩みを進める」と力を込め、不戦の決意を新たにした。
集会の意義と市民の声
この集会は、毎年8月15日に戦没者を追悼し平和を誓う場として続けられている。今年は「敗戦80年」という節目を迎え、例年以上に多くの参加者が祈りを捧げた。参加者からは「過去を忘れてはいけない」「次の世代に伝える責任がある」といった声が相次いだ。
ネット上でも反応が広がった。
「ラサール石井さんの言葉は率直で重みがあった」
「歴史修正主義に抗う姿勢を明確にしたのは評価できる」
「謝罪や補償を口にする政治家が少ない中で貴重」
「戦没者の前で誓う言葉に説得力を感じた」
「不戦の誓いを政治の現実にどう落とし込むかが問われる」
敗戦80年、次世代への継承
戦争の記憶が薄れつつある中、敗戦から80年を迎えた今年の集会は「記憶の継承」という課題を強く意識させるものとなった。ラサール議員の言葉は、単なる追悼にとどまらず、過去の教訓を未来に生かすための行動を促すメッセージとして響いた。
今後、戦争体験を直接語れる世代が減少するなか、こうした政治家の言葉や市民の集いが、平和を守り続ける力となることが期待される。