2025-06-01 コメント: 1件 ▼
音喜多駿氏、年金改革に「若者の夢を奪うな」 負担増に警鐘と抜本改革の訴え
若者世代に重くのしかかる“見えない将来”
参議院議員の音喜多駿氏(日本維新の会・東京都選挙区)が、政府が進める年金制度改革に強い疑問を呈している。問題視しているのは、一部の正社員やパートタイム労働者に対し、保険料の負担が大きくなる点と、それによって確保された財源が、抜本的な改革がなされていない「基礎年金の延命」に使われるという構造だ。
氏はSNSでの投稿を通じて、「年金保険料を納めるために、若者が夢や子どもを諦める。そんな社会、間違ってない?」と投げかけ、多くの共感を呼んでいる。
「一部の会社員は大幅な負担増。パートも強制加入で負担増。そこまでして積み立てる財源は、ボロボロの基礎年金の延命に流用される…」
この発言からは、現状の年金制度に若者が希望を見出せず、未来のための選択肢を狭められているという危機感がにじみ出ている。
“延命”ではなく“転換”を──維新が描く制度改革の方向性
日本維新の会はこれまで、現行の賦課方式(現役世代が高齢者を支える仕組み)では制度の持続性に限界があるとして、積立方式への移行など、根本からの設計変更を提案してきた。音喜多氏の主張は、この維新の方針に沿うものだ。
今回の法改正では、厚生年金の加入対象を広げ、パート労働者や短時間労働者も対象に加えることで保険料の徴収を拡大する方針だ。しかし、将来の受給額が現実的に見合うものになるかどうかは不透明であり、現役世代が“払うだけ損”と感じる構造になっていないかが問われている。
「希望が持てない制度」に共感の声多数
音喜多氏の投稿には、多くの市民から賛意のコメントが寄せられている。中には、自らの生活や人生設計に年金制度が影響しているとする切実な声も。
「本当にその通り。子どもを持つか迷ってるけど、社会保障が重すぎて踏み出せない」
「維新の政策は他党と違って若い世代のことを真剣に考えてる」
「今のままじゃ、将来のために貯めるより、税金と保険料で全部消えてしまう」
「このままでは“若者狩り”の制度になってしまう」
「延命じゃなくて、抜本的に変えないとダメだと思う」
こうした声が物語るのは、今の社会保障制度が“信頼を失いつつある”という事実だ。とりわけ若年層にとって、年金は「未来への希望」ではなく「今の負担」として重くのしかかっている。
政治の責任とは“希望を託せる制度”をつくること
年金制度は国民の老後の生活を支える根幹だが、それが制度疲労を起こし、若者の未来を奪う構造になっているとすれば、それは政治の責任である。音喜多氏が警鐘を鳴らすのは、今こそ「何を守り、誰のために改革するのか」を真剣に見つめ直すべきタイミングにあるからだ。
単なる制度延命に終始するのではなく、「夢を追える社会」「家族を持てる未来」の実現こそが、本当の年金改革であるという視点を、多くの有権者が持ち始めている。