2025-07-06 コメント投稿する ▼
「学歴より経験と想像力」前田みさ氏が語るチームみらいの多様性と“聞く力”の政治
チームみらいは“高学歴集団”? 前田みさ氏が語る多様性と聞く力
参院選兵庫県選挙区から立候補している「チームみらい」の前田みさ氏が、自身のX投稿を通じて、学歴への偏見や多様性への向き合い方について強いメッセージを発信した。
学歴で人を決めつけない
「チームみらいは高学歴ばかり」という声が寄せられるたびに、前田氏は強く違和感を覚えていたという。その理由として、小林氏のように、学歴以外の現場や社会活動で地道に努力してきた仲間がいるからだ。
「小林さんのように学歴ではない所で頑張ってきた候補者のことをお伝えしたい気持ちでいっぱいでした」
しかし、そうした経歴をわざわざ“学歴の文脈”で語り直すことに対しては、別の葛藤もあったと明かす。
「学歴という切り口で説明させ直すというのは非常に暴力的だなとも感じていました」
だからこそ、本人が自身の言葉で発信するまで、組織としても軽々しくその話題を持ち出すことは控えていたという。
人生は一つじゃない
前田氏は「人の数だけ人生がある」という姿勢を繰り返し強調する。すべての経験や視点を一つの団体がカバーすることはできない。そのうえで、他者の立場や経験に対して大切なのは、「想像力」と「聞く姿勢」だと訴える。
この考え方はチームみらいが掲げるバリューにも表れている。
「何事も決めつけない」
「常に違う見方があるかもしれないと想像力を働かせて、決めつけないことを心掛けています」
聞く力の可視化、「ブロードリスニング」
前田氏が紹介するのが、「ブロードリスニング」と呼ばれる独自の取り組みだ。これは、対面での声だけでなく、家からでも意見を届けられるように設計されたツール。インターネットを通じて多様な市民の声を受け止め、政策形成に活かしていくという。
直接お会いできる方のご意見を聞くだけでなく…より多くの方のご意見を実際に『聞く』ことを大切にしています
完璧ではない。でも最大限を尽くす
前田氏は、「荒削りで未熟な点は多い」と自身らの活動に謙虚な姿勢も見せる。それでも、「自分たちにできる最大限を尽くしたい」と強く述べ、現場の声を反映する政治を志す決意をにじませた。
この投稿には、学歴偏重社会に対する問題提起だけでなく、政治における「聞くこと」の意義や、候補者の多様性のあり方について多くのヒントが込められている。
有権者とつながる新しい政治の形へ
近年の政治においては、有名大学出身者ばかりが目立ちやすく、そうでない人々の視点が置き去りにされがちだ。チームみらいは、そうした構造に風穴を開けようとしている。多様な背景を持つ候補者が、学歴とは異なる人生の価値を見せ、リアルな現場の声を丁寧に拾い上げる――この姿勢こそが、次の時代の政治の鍵を握るかもしれない。
今後の選挙戦でも、「誰の声が届くのか」「どんな視点が尊重されるのか」という点に注目が集まりそうだ。