2025-06-05 コメント投稿する ▼
公約大阪万博の象徴「大屋根リング」一部保存へ 大阪主導の維持案に賛否
大阪・関西万博の象徴「大屋根リング」 一部保存案が正式に浮上
2025年の大阪・関西万博で注目を集める巨大木造構造物「大屋根リング」について、大阪府と大阪市は、閉幕後の跡地活用計画に、北東側約200メートルを現在と同じように人が歩ける形で保存する案を盛り込む方針を明らかにした。この保存案は、地域の未来に向けたレガシー(遺産)としての価値を意識したもので、都市ブランドの維持や観光資源としての活用が期待されている。
保存案の実現性と課題
このリングは、木造建築としては世界最大級であり、全長はおよそ2キロメートルにおよぶ。保存案が示されたのはそのうちの北東部分約200メートルで、人が登って周囲を見渡せる構造は維持される見込みだ。
ただし、この建築物は法的には「建築物」に該当するため、保存には耐火性の強化や定期的な点検など法令に即した維持管理が求められる。そのコストや改修工事のハードルが高いことから、当初の提案事業者からは「現状のまま保存は難しい」との声も上がっている。
大阪府と市は現在、国と協議を進めながら、建築基準法の適用範囲を再検討し、できるだけ保存に向けた柔軟な運用を模索している。
「大阪のシンボルは大阪の力で守る」声も
万博跡地に関する財政的な議論の中で、「国費をあてにせず、大阪独自の予算で保存すべき」との意見も根強い。
「リングの保存を国に頼るのは筋違い。大阪が責任持って未来に残すべきだ」
という声もSNSでは多く見られる。夢洲という人工島において、大阪が自らの将来を切り拓くための象徴として、このリングを地域主導で守り抜くことに意味があると考える人も少なくない。
代替案と今後のスケジュール
保存が困難となった場合に備え、南側約350メートルの区間を暫定的に10年間維持する案や、リングを一部解体してモニュメント化するプランも同時に検討されている。また、跡地開発の中心部にはモータースポーツ施設や高級ホテル、水のレジャー施設など、国際的な誘客施設の導入も予定されており、開発全体の構想は夢洲の再活性化と直結している。
府市は今年度後半に事業者の公募を開始する予定で、1カ月間のパブリックコメントを経て基本計画を正式決定する。
ネットユーザーの声
「大屋根リング、残すべき。税金で作ったんだから壊すのはムダ」
「リングを生かせば観光客も増えるはず。維持費がかかってもそれ以上のリターンがある」
「国の支援に頼らず、大阪の自治でやる姿勢を評価したい」
「こんなに目立つ構造物、簡単に壊したら後悔する」
「維持できないなら最初から作らなければ良かったのでは?」
* 大阪府・市は、大屋根リングの北東部200メートルの現状保存案を基本計画に盛り込んだ。
* 建築基準法上の規制や維持管理コストが課題で、国との協議が続いている。
* 地元資金での保存を求める声も強く、税金の使い方についても注目が集まっている。
* 代替案として南側350メートルの暫定保存やモニュメント化も検討されている。
* パブリックコメントを経て、年内にも事業者公募が始まる予定。
このリングが大阪の誇りとして未来に残されるのか、それとも経済合理性の前に解体されるのか。今後の判断が、大阪の都市戦略を象徴する分水嶺となりそうだ。
この投稿は吉村洋文の公約「2025年大阪・関西万博の成功と大阪府と大阪市の連携強化」に関連する活動情報です。この公約は10点の得点で、公約偏差値34.9、達成率は0%と評価されています。