2025-06-26 コメント投稿する ▼
書類送検の李江嵐市議、議会が「除名」を可決 虚偽文書問題で議員失職へ 本人は不服「納得できない」
暴行トラブルで書類送検の李江嵐市議、議会が「除名」可決 本人は不服表明、法廷闘争へ
議会が“最も重い懲罰”を可決 李江嵐氏、議員失職へ
福井県勝山市議会は6月26日、知人男性への暴行などを理由に書類送検されていた市議・李江嵐氏に対し、地方自治法に基づく最も重い懲罰「除名」を賛成多数で可決した。これにより、李氏は議員の職を失うこととなった。
問題の発端は、今年5月10日に起きた知人男性とのトラブル。李氏が相手に対し暴行や威圧的な発言を行ったとして、警察に書類送検されていた。
この事案を受けて勝山市議会は政治倫理調査特別委員会を設置し、李氏の提出した説明文書の精査を実施。その結果、文書に「虚偽や歪曲が認められた」として、懲罰特別委員会に移行し、除名処分が妥当と判断された。
「暴行だけじゃなく、嘘の文書って致命的」
「除名は当然。説明責任を果たしてない」
「本人が納得できないのは自由だが、議会も市民の声を背負ってる」
「これが前例になるなら、議員のモラルも変わるかも」
「選んだ市民としては、失望の一言」
李氏は不服「納得できない」 今後は法的対応も
除名が可決された本会議終了後、李氏は報道陣の取材に応じ、「議場で弁明した通り、処分には納得できない。今後は弁護士と相談して対応を決めたい」と述べた。議会への不信感をにじませながら、法的手段に訴える可能性を示唆した。
李氏は、来週にも記者会見を開く予定だとされ、除名処分に対する詳細な反論や自身の見解を述べるものと見られている。
議会の“最終判断”に波紋 市民の信頼回復へ重い課題
今回の処分は、勝山市議会としても異例の判断だ。地方自治法に定められた懲罰の中でも、「除名」は最終手段にあたり、議員のモラルや市政への信頼を守るための厳格な措置である。
一方で、除名処分を受けた議員が「納得できない」と公然と発言する例は珍しく、議会運営への信頼や政治倫理のあり方を問う声も出ている。
「議会の自浄作用が働いたのは評価できる」
「処分の重さを疑問視する声もあるけど、説明の歪曲が決め手なら致し方ない」
「こういう時こそ、透明性が大事」
「暴力と嘘、どっちもダメ。市民の信頼は簡単には戻らない」
「次の選挙では、説明責任を重視する候補を選びたい」
除名の正当性、今後は司法の場へ
今後、李氏が除名処分の取り消しを求めて行政訴訟に踏み切る可能性がある。すでに福井地方裁判所に対して処分の執行停止を申し立てているとの報道もあり、司法の判断が政治倫理の基準をどう位置づけるかにも注目が集まる。
今回の事案は、議会と司法、そして市民の信頼関係を考えるうえで重要なケースだ。地方政治における説明責任と倫理のあり方を、あらためて問われることになるだろう。