2025-06-10 コメント投稿する ▼
チームみらい、宮城選挙区に35歳新人擁立 角野為耶氏が「テクノロジーで政治を変える」と決意
参院選宮城選挙区に角野氏擁立 AIやデジタルを掲げる異色の新人
政治団体「チームみらい」は6月10日、今夏の参議院選挙・宮城選挙区(改選数1)に、コンサルティング業を営む新人・角野為耶(すみの・なすか)氏(35)を公認候補として擁立すると発表した。チームみらいにとって地方選での本格的な挑戦は今回が初めてとなる。
角野氏は同日、宮城県庁で記者会見を開き、「テクノロジーの力で、デジタル時代の“当たり前”を実現し、日本の未来を明るくしたい」と立候補の決意を語った。地方創生や若者政策、行政のデジタル化を主要な公約に掲げ、旧来型の政治からの脱却を訴える姿勢を鮮明にした。
宮城選挙区では自民、立憲など既存政党の候補が中心となる中、異色の経歴と若さを武器に「既成政治へのアンチテーゼ」として存在感を示せるかが注目される。
東大大学院卒、企業経験を経て政治の道へ
角野氏は宮城県大和町出身。東京大学大学院で修士課程を修了後、リクルートジョブズ(現・リクルート)に入社。その後、企業向けのコンサルティングを手がけ、現在も民間のビジネス現場で活躍している。行政経験こそないものの、現場感覚に裏打ちされた政策提案を強みに、政治の“外側”から問題を突く構えだ。
角野氏は会見で「テクノロジーでデジタル時代の当たり前を実現し、日本の未来を明るくする」と訴えた。地方でもAIやクラウドを活用し、教育・医療・行政のすべてを刷新できると力説した。
地方政治に“デジタル化”という切り口で挑む候補は珍しく、有権者の反応が注目される。
「チームみらい」安野氏の旗のもと AI世代の政治参入が加速
「チームみらい」は、2023年の東京都知事選にAIエンジニアの安野貴博氏が出馬したことで話題を集めた政治団体。既存政党に所属しない“ノンイデオロギー”と、科学技術に軸足を置いた政策提言を掲げるのが特徴だ。
代表を務める安野氏は、「日本の政治にもっと技術者の声を」とたびたび主張しており、今回の角野氏擁立もその延長線上にある。政策内容は現実的な改革提案を重視し、感情よりもデータと制度設計に基づいた「新しい政治」を志向する姿勢が目立つ。
チームみらいはこれまでSNSを中心に存在感を発揮してきたが、今回は地方区という選挙制度上のハードルが高い場でどこまで通用するかが試される。
「角野さん、名前は難読だけど内容は超論理的」
「IT系の政治家がもっといてもいい。応援したい」
「チームみらい、政策は堅実だけどメディア露出がカギ」
「AIやテクノロジーを票につなげるのは難しい。でも必要」
「地方から新しい風が起きてほしい」
SNS上では、若者層を中心に角野氏の挑戦を評価する声が広がりつつある。
宮城から始まる“次世代政治”の挑戦 無党派層がカギに
宮城選挙区は長年、保守系とリベラル系の激戦区として知られ、無党派層の動向が選挙結果に直結する。既存政党の分厚い組織に挑むには、ネットを駆使した草の根の支持拡大が不可欠となる。
角野氏が掲げるのは、「改革」よりも「刷新」。昭和の政治様式にデジタルで風穴を開けられるか。その鍵を握るのは、都市部の若者や、既成政党に疲れた有権者たちの支持だ。
いま、宮城から始まる“次世代政治”の挑戦が静かに注目を集めている。