2025-06-13 コメント投稿する ▼
「差し入れはご遠慮ください」日本保守党・大谷司郎氏、公選法順守を呼びかけ 東京都議選で明確なスタンス
選挙事務所への差し入れは、公職選挙法で禁止されております。一部例外規程はありますが、不用なトラブルを避けるため、大谷司郎選挙事務所では、一切の寄付、差し入れ、陣中見舞い等はご遠慮させていただきます
と、投稿で注意を呼びかけた。
大谷氏のこの対応は、公職選挙法(第199条の5、第199条の6等)に基づく、選挙期間中の寄付行為の禁止規定に則ったもの。特に候補者やその関係者に対する差し入れや現物提供などは、たとえ善意であっても違法となる場合があるため、選挙をめぐる混乱を避ける上で極めて重要な対応といえる。
公職選挙法では、候補者本人や選挙運動関係者に対して、第三者が金銭や物品を提供することは原則禁止されており、違反すると処罰の対象になる。例えば、軽食や飲料水といった「差し入れ」も、事実上の寄付と見なされる可能性がある。
一部例外として、選挙運動員に提供される「通常の範囲の飲食物」(例:お茶や弁当)については認められているものの、その内容やタイミングによっては違反に問われる恐れもある。
大谷氏は、あえてこの点に踏み込んで公に「一切の差し入れをご遠慮ください」と発信したことで、公正な選挙運営と透明性の確保を前面に押し出す姿勢を明らかにした。
この投稿に対し、SNS上では次のような声が上がっている。
「法律をきちんと守る姿勢に好感が持てる」
「善意の差し入れが違反になるなんて知らなかった。啓発としても良い発信」
「他の候補者にもこの姿勢を見習ってほしい」
「選挙に対する真剣さが伝わってきた」
「訪問するのに手ぶらは・・って思っていたけど禁止なのですね」
大谷氏は東京都杉並区の選挙区で、日本保守党からの推薦を受けて出馬しており、地域密着型の政策と保守的な立場からの改革を掲げて活動を続けている。なお、選挙戦の初日からこうした法令順守の呼びかけを行った候補は珍しいとの指摘もある。
選挙期間中、有権者の応援の気持ちが思わぬ形でトラブルに発展しないよう、候補者自身がリスク管理を徹底する姿勢が今後より一層求められる。今回の大谷氏の発信は、その模範的な例として、他陣営への波及も期待される。