2025-07-30 コメント投稿する ▼
「違法外国人ゼロ」は選挙向けパフォーマンス?小坂英二氏が自民党のビザ政策を厳しく批判
「違法外国人ゼロ」は本気じゃない?小坂英二氏が自民党の政策姿勢を痛烈批判
トルコからのノービザ渡航をなぜ止めない?
衆議院東京都第29区支部長で元荒川区議の小坂英二氏(日本保守党)が、自民党が掲げる「違法外国人ゼロ」政策を巡って、SNS上で厳しく糾弾した。小坂氏は、「やる気がまったく感じられない」としたうえで、「国民の生活や安全が後回しにされている」と強い口調で政府の姿勢を非難している。
自民党の言う『違法外国人ゼロ』は『やる気ゼロ』!選挙前の『撒き餌』に過ぎない
小坂氏はこう述べ、自民党が参院選で掲げたスローガンが単なるパフォーマンスだったと主張。特に、トルコ国籍者に対する短期滞在ビザ免除措置を今なお廃止していない点を挙げ、「口では『ゼロ』をうたいながら、実際の対策は何も進んでいない」と断じている。
「最初から無いものは最後まで無い」 信頼は崩壊寸前
小坂氏が問題視するのは、単なるビザの話ではない。政府の「やる気の無さ」そのものだ。
最初に無いものは、最後まで無い
この表現には、「国民に対してやる気を見せない政権には、最後まで期待できない」という諦めと警告のニュアンスが込められている。
特に、小坂氏が指摘する「偽装難民」の問題は深刻だ。ノービザで来日後、難民申請を繰り返して長期滞在するケースが相次いでおり、埼玉県川口市では、外国人によるトラブルや犯罪の増加が地域住民の不安を招いているとされる。
偽装難民を大量に生み出して地域社会に不安と混乱、犯罪被害まで及ぼしている
川口市では、主にクルド系トルコ人の急増により、治安や教育、住環境などあらゆる面で行政への負担が増していると報じられている。小坂氏は、こうした現状を放置している政府を「国民の安全を守る気がない」と糾弾している。
「ビザ免除の見直しは今すぐ可能」 他議員も同調
小坂氏だけでなく、与党内外からも同様の懸念が広がっている。6月には日本維新の会の柳ケ瀬裕文参院議員が、国会でこの問題を取り上げた。柳ケ瀬氏は、過去にイラン人による不法滞在が深刻化した際、ビザ免除の停止により大幅な減少につながった事例を提示。「トルコに対しても同様の措置は可能」と主張した。
また、法務省の出入国在留管理庁も、トルコ人の難民申請が他国に比べて異常に多い状況を問題視しており、外務省にビザ免除の見直しを求めている。にもかかわらず、政府はなお「経済交流の重要性」などを理由に、措置に踏み切れていない。
「政権中枢にいても止めない」 政府の“本音”を疑う
小坂氏は、自民党がビザ制度をコントロールできる立場にありながら、「なぜ実行しないのか」と疑問を呈している。
政権の中枢にいながら何一つ止めない。信用すれば裏切られる
この発言からは、政策実行力の欠如だけでなく、国民との信頼関係の崩壊が危惧されている様子が読み取れる。
政府は「国益」や「外交関係」などのバランスを重視しているとみられるが、小坂氏は「国民の安全が優先されるべき」との立場を貫いている。特に、地元荒川区など東京都内の一部地域でも、外国人増加による生活環境の変化に直面してきた経験から、説得力のある訴えだと感じる人も多い。
選挙戦略と実行力のギャップが露呈
今回の小坂氏の投稿は、単なる一議員の不満にとどまらず、自民党の選挙戦略と現実政策の乖離を象徴するものとして注目されている。選挙のたびに「移民対策」や「不法滞在撲滅」を掲げながら、実際の制度改革や法整備は進んでいないとの批判は根強い。
自民党関係者の中には、「外交的配慮が必要」「単独では決められない」との声もあるが、国民から見れば「結局やる気がない」と受け取られても仕方がない。
今後、政府がトルコに対するノービザ渡航の見直しに着手するかどうかは、政権の覚悟が問われる試金石となるだろう。もし今回も「先送り」や「検討中」にとどまるようであれば、小坂氏が指摘する通り、「違法外国人ゼロ」という言葉は、選挙向けの“撒き餌”でしかなかったという評価が広がる可能性がある。
有権者は見ている 「やる気」は行動でしか示せない
最後に、小坂氏の投稿には、こうした締めくくりのような強いメッセージが込められている。
やる気があるなら、行動で示せ。口先だけなら誰でも言える
日本の移民政策やビザ制度は、治安・福祉・雇用といった国民生活全体に直結する重要課題だ。こうした声が議論の起爆剤となり、単なる選挙スローガンに終わらせないためには、有権者自身が「誰が本気で取り組んでいるのか」を見極めていくことが問われている。