2025-07-21 コメント: 1件 ▼
小坂英二氏、参院選2025で27万票獲得も落選 “国護り”掲げ再起誓う日本保守党の戦略とは
小坂英二氏、27万超の得票に感謝 「託された想いを形に」次の戦いへ意欲
前荒川区議であり、日本保守党組織運動部長を務める小坂英二氏が、7月17日に行われた参議院選挙・東京都選挙区で27万6097票を獲得し、支援者への感謝と今後の活動への意気込みをX(旧Twitter)で投稿した。選挙結果は惜しくも当選には届かなかったものの、「国を護る」という信念を掲げて戦い抜いた選挙戦には、多くの有権者が共感を寄せた。
小坂英二に想いを託して投じていただいた27万6097票。感謝とともにその想いを形にしていくべく国護りの戦いに邁進して参ります
この言葉からもわかるように、小坂氏はただ選挙戦を振り返るのではなく、その結果を次のステップにつなげていく姿勢を明確にしている。
支持者とのつながりに「数千人と握手」
小坂氏は、選挙戦のさなかに直接声をかけてくれた支持者との交流も紹介している。
「家族で入れたよ!」「都外在住者だけど都内の家族に声をかけたよ!」
「知り合いに◎◎人に声をかけて、共感してくれたよ!」
こうした言葉を交わした人の数は「数千人にのぼる」とし、一人ひとりとの出会いが大きな支えとなったことを強調した。小坂氏はその一人ひとりの顔を思い浮かべながら、「感謝の想いをかみしめています」と綴っている。
また、支援者を「同志」と表現し、
正面からの主張を受け止め広げて下さった同志の皆様、本当にありがとうございました。その託された想いを確かな形にしていきます。大切なものは戦ってでも守る覚悟を固めながら
と、信念を持って今後も活動を続けていく決意を語っている。
小坂氏の人物像と保守的スタンス
小坂英二氏は、2003年に荒川区議に初当選して以来、6期にわたって区政に携わってきた地方政治家。保守系の論客として知られ、「伝統や国柄を守る」ことを政治信条に掲げる。
2012年には尖閣諸島・魚釣島に上陸し、国土防衛の象徴的行動として注目を浴びた。また、パチンコ業界に対しては厳しい姿勢を取り、規制強化を訴える市民団体にも関与してきた。
政策面では、防衛強化や移民政策の見直し、家族制度の尊重などを中心に据えており、LGBTや夫婦別姓といった社会制度改革には慎重、あるいは否定的な立場を取っている。
ネット発信で支持を拡大
今回の参院選では、地上波の露出は限られていたものの、YouTubeやニコニコ生放送を活用し、自らの考えをわかりやすく伝える発信力を見せた。候補者討論や街頭演説を積極的に中継し、保守層を中心にネット上で支持を拡大していった。
SNSでは、「小坂さんの言っていることが一番まともだった」「保守の声を代弁してくれる存在が必要だ」といった声が相次いだ。
小阪さんの政策が一番まともで信頼できたので入れました。立憲や共産が受かったのは日本人の政治的認識の低さの表れです!次回はもっと情報を拡散…
このように、小坂氏の主張は一部で「共感の核」となっていた。
落選後も「闘う覚悟」強調 今後の活動に注目
選挙結果を受けて、小坂氏は「落選致しました」と率直に結果を受け止めつつも、
日本人の幸せの基盤を壊す動きと戦い、大切なものは戦ってでも守ること、その具体的な提起を大局観と経験に基づき訴えてきました
と述べ、政治的信念は揺らぐことがないことを示した。今後は再び選挙に挑むのか、あるいは党内の組織運動部長としての役割をさらに強化するのか。いずれにしても「託された想いを形にしていく」姿勢は変わらない。
日本保守党にとっての意味
今回の選挙で日本保守党は、北村晴男氏の比例当選を確保したものの、選挙区での議席獲得には至らなかった。だが、27万票を東京という大都市で獲得した実績は、今後の党の戦略において大きな資産となる。
小坂氏のような、現場に根ざした活動をしてきた人物が党の看板となれば、地方での基盤づくりや、ネットを活用した草の根運動の広がりにも期待がかかる。
今回の参議院選挙では落選という結果に終わった小坂英二氏。しかし、27万を超える有権者から託された一票一票を重く受け止め、「国を護る」政治の実現を目指し、前進し続ける意志を強く発信している。
地道な街頭活動、ネットでの発信力、そして一貫した主張。この3つを武器に、小坂氏が次なる政治の舞台でどのように「想いを形に」していくのか。今後の動向に注目が集まる。