2025-06-30 コメント投稿する ▼
小坂英二氏、自民党の鈴木宗男公認に異議 “国益を損なう外交”と強く批判
小坂英二氏が自民党を批判 鈴木宗男氏の参院選擁立に「国益を損なう」と警鐘
日本保守党から参院選・東京都選挙区への立候補を予定している小坂英二氏(前・荒川区議)が、自民党の外交姿勢を痛烈に批判した。焦点となったのは、自民党が次期参院選で鈴木宗男氏の比例代表公認を決定したことだ。
小坂氏は自身のSNSで、自民党の姿勢を「日本の国益を著しく損なうもの」として非難。過去の外交政策に対する不満も重ね、「近隣諸国と仲良く」という言葉が現実には、侵略や歴史歪曲、国民への脅威に対する屈服を招いてきたと主張した。
竹島侵略国に媚び貶められ、北方領土侵略国に国民を虐殺され富を簒奪され、尖閣侵略国に歴史を歪められ経済的・人工的・軍事的侵略を促進し、日本人拉致国に食料支援をして約束を反故にされる。
と訴え、自民党のこれまでの外交姿勢を「愚策の繰り返し」と断じた。
さらに、
歴史上一貫して日本の敵国であるロシアの代弁者である鈴木宗男氏を自民党は参議院公認予定候補として決定した
と指摘し、ロシアとの関係改善を模索してきた鈴木氏の姿勢に真っ向から異議を唱えた。
小坂氏にとって問題の本質は「外交方針の軟弱化」と「主権意識の喪失」にある。「国益を阻害する動きが加速されるとみなし戦わねばならない」と宣言するなど、今回の選挙では“対自民”を明確な軸として戦う構えだ。
一方、自民党は6月、鈴木氏を比例代表の候補として公認する方針を発表。鈴木氏は2002年に離党後、日本維新の会を経て2024年末に再び自民党に復党したばかり。北方領土問題を巡るロシアとの対話路線や独自の外交スタンスで知られており、与党内でも賛否が割れている。
ネット上では「高齢すぎるのでは」「ロシア寄りすぎる」といった声も上がる一方で、「実務経験豊富で交渉力もある」と評価する意見もある。いずれにせよ、鈴木氏の復帰と小坂氏の批判は、今夏の参院選における保守陣営の対立を象徴している。
東京都選挙区(改選数6)に出馬予定の小坂氏は、保守層の中でもとりわけ強硬な外交路線を掲げ、これまで荒川区議時代から国際交流事業の見直しなどを訴えてきた。今回の主張もその延長線上にあり、国内世論の一部で根強い“防衛と主権重視”の立場を代弁する形だ。
今後の選挙戦では、単なる政策論争にとどまらず、国家としての姿勢やアイデンティティの在り方が問われる展開となりそうだ。