2025-06-04 コメント: 1件 ▼
れいわ・大石晃子議員が万博未払い問題を追及 資料パネル巡り国会で委員長と対立
大石晃子議員、万博工事の未払い問題を追及 パネル使用巡り委員長と衝突
4日の衆議院経済産業委員会で、れいわ新選組の大石晃子共同代表が大阪・関西万博のパビリオン工事費未払い問題を取り上げた。その際、使用が許可されなかった資料パネルを強行して掲げたことで、委員長から厳しく制止される一幕があった。
問題のパネルは、大石氏が独自に入手した請求書を加工したもので、個人情報を隠した上で提出を試みた。しかし、委員長の宮崎政久氏は「出所が明確でない」として使用を認めなかった。大石氏はこれに対して、「パネルの出所は私自身であり、関係者から提供された」と主張。「パネルの内容が不都合だから排除されたのではないか」と訴え、国会運営の透明性に疑問を呈した。
「出所は私だ。工事関係者から提供を受け、個人情報もきちんとマスキングしている」と大石氏は説明した。
パネルを使用するには委員長の事前許可が必要だが、今回は理事会で協議が整わず不許可となったという。大石氏はそのルールそのものに疑問を投げかけ、「現場の声を反映した資料を使えないなら、何のための委員会か」と制度の見直しを求めた。
万博の裏で進む“未払い”問題 大石氏が現場実態を告発
この日の審議で大石氏が取り上げたのは、関西万博のアンゴラパビリオンに関わった日本の下請け業者が、工事代金を受け取れていないという実態。請求書を提示しながら、国の監督責任を問いただした。
「労働の対価が支払われないまま開幕を迎えるような万博でいいのか」と、鋭く問いかけた。
政府側の答弁は曖昧で、責任の所在についても明確な説明はなかった。大石氏は「万博の華やかな表舞台の陰で、弱い立場の事業者が犠牲になっている」として、国として早急に実態調査と支援策を講じるよう求めた。
れいわ勢が国会の表現規制に連続して抗議
れいわ新選組では、代表の山本太郎氏も2日の参院予算委員会でパネル使用を巡って制限を受け、「不当な言論弾圧」と批判したばかり。今回の大石氏の行動は、党としての姿勢を示す形となった。
大石氏は「資料の出所や内容よりも、何を問題にするかを議論すべきだ。委員会の場は国民の代表として声を届ける場なのに、情報を制限するのは逆行している」と強調した。
ネット上の反響も大きく
SNSでは大石氏の姿勢に共感する声が相次いでいる。
「あのパネルを掲げた時、議場が一瞬静まり返った。彼女の覚悟が伝わった」
「形式ばかり重視して、実態追及のチャンスを潰す今の国会、どうかしてる」
「大石さんのやり方、筋が通ってると思う。委員会は建前じゃなくて本音を聞く場にしてほしい」
「資料の出所が本人なら問題ないだろ。どこまで委員長の裁量で抑え込むんだ」
「万博の裏側に注目してくれてありがたい。こういう議員が必要だ」
* 大石晃子議員が、関西万博の未払い工事費問題を追及
* 使用不許可とされた資料パネルを掲げ、委員長と対立
* 委員会での表現の自由と議会運営の在り方に一石
今回の件は、議会における表現の自由と情報公開の在り方を問う問題として、今後の議論に影響を与える可能性がある。大石氏のように、現場の声を拾い上げようとする議員の行動に、社会がどう向き合うかが問われている。